お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

泥湯温泉 天狗の湯(秋田県)

2009年02月28日 | 💛東北 名湯巡里地.

映像:奥山旅館が管理する露天風呂。屋外の湯壺は女性専用もあるが囲いがないく半混浴。

新雪の中、天狗の湯は特別な色彩を放っていた。なんともいえない露天風呂景観は今では向い側の大露天風呂を超えた湯情を示す。しかし、下の泉質を確認されたい。遊離二酸化炭素(ガス成分)が352㎎の高値を示している。これが雪渓窪地に濃縮し、ガス中毒を発症させるのだ。ここでは常に開放的な露天風呂に浸かるのが安全だ。ピリッと痺れるのが最高の味覚、まるでフグの様なもの。温泉場では安全が第一、名湯が故に。

泉質:酸性‐鉄(Ⅱ)‐硫酸塩泉 67.5℃  PH2.48  53㍑/分  源泉名:天狗湯

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天狗湯内湯(秋田県泥湯温泉)

2009年02月27日 |  ♨ とうほく 湯処.

泥湯温泉天狗湯の内湯は露天風呂とは泉質が異なる。
ジックリ味わうにはこの泉質もなかなかなものである。先
には混浴露天風呂が見える。異性がいたらここで待機。

泉質:単純温泉 74℃(ナトリウム5㎎、カルシウム7.5㎎ー炭酸水素17㎎、炭酸水素16㎎)源泉名:新湯

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泥湯温泉(湯沢市)

2009年02月26日 |  ♨温泉地風光景観

映像:泥湯温泉入り口は一面湯気が漂い、想像を絶する光景が広がっていた(2009.1.3)

山形肘折温泉から秋田泥湯温泉にやってきた。硫化水素ガス中毒死事故が発生してからもう四年、再開された温泉場にいつもの湯情を思い描いて訪れたが、なんと、集落手前の道路は噴気地帯と化していた。溢れる噴気・湯気で視界ゼロの場面も。これはこの地帯の火山活動が活発化している事を示す。温泉は大丈夫だろうか?

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肘折温泉 えびす屋(山形県)

2009年02月25日 |  ♨ 東北 推奨湯処.

2009年の肘折温泉の新年はえびす屋さんにお世話になる事とした。
温泉街の川側にある。正月だというのに湯治の親子が入浴していた。
聞けば父が正月、肘折でミニ湯治したいというので連れて来たとか。
撮影モデルをお願いしたら、気持ち良く応じてくれた好青年だった。
2つの源泉が同じ浴槽に流しブレンドされている、嗚呼!極上の湯。

【Data】含重曹ー食塩泉 89.7℃  PH5.8(男側) 源泉:組合2号泉
     含重曹ー食塩線 73.5℃  PH5.8(女側) 源泉:組合3号泉

野天風呂:ここ「えびす屋」は前出した石抱温泉の持ち主。野天
   風呂といえども持ち主があるのだ。その昔は、小屋掛けをして
   入浴した貴重な写真はセピア色の人物が軒の雪かきをしていた。

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湯座神社(肘折温泉)

2009年02月23日 |  ⛩ 神社教会探訪

映像:肘折温泉のシンボル共同浴場「上の湯」裏手高台に湯座神社が祀られている。

薬師神社は肘折温泉の産土神として信仰され、温泉街「上の湯」裏の参道石段は
秋葉山碑を横切り小高い丘至る。そこに湯座神が鎮座。社殿は小さいが祭事には
大勢の信者が集まる。濃い雪の石段を踏みしめ、ことし一年の感動湯体験を祈願。

社格:ー 祭神:薬師如来

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石抱温泉(山形県肘折温泉郷)

2009年02月21日 |  ♨ とうほく 湯処.

映像:肘折温泉奥地にある野湯「石抱温泉」、真夏の入浴体験は絶品(2004.08.11)

黄金温泉に向う途中、右に折れる山道を進むとある。特徴は温い(体感36度)のと
底から湧き出る炭酸が全身にまとわり付く事。身体が浮く為、石を抱いて入った事
からこの名が付けられたとの事。 ジリジリ焼ける太陽の下この温泉に入ると天国。

【Data】含食塩・芒硝ー重曹泉 39℃ PH7 源泉:石抱温泉(えびす屋所有)

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奥薬研温泉 隠れかっぱの湯(下北半島)

2009年02月16日 |  ♨青森忘れじの湯

映像:辺境の下風呂温泉を訪れた帰り、どうしても寄りたくなるのが秘湯奥薬研温泉だ。
                                (2011年2月破却)
薬研渓流沿いの広い空間に車を止めて、草坂を降りるとご覧の様な整然とした露天風呂
が出現。滾々と湧く源泉が清流に溶込む様はここに来た甲斐があるというもの流れる汗
がここまでの労苦を洗い流す。森林浴渓流浴景観浴が楽しめる本州最北の野天風呂

【DATA】単純温泉  45℃~70℃  ( 野天風呂) 源泉:隠れかっぱの湯

参照道路から見えるという理由で、残念ながら撤去破壊(隠れかっぱの湯撤去後映像)

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むつ燧岳・ちぢり浜 ( 下風呂温泉郷 )

2009年02月11日 |  🐵下北半島物語 .

映像:木野部峠から下風呂温泉郷を望む、左黒森山上に燧岳(県内五つ目の火山)が聳える。
   また眼下の海岸には珍しい奇形の浸食地形と磯観察のちぢり浜が展開してる

半年ぶりの下風呂温泉。海岸線から下風呂方面を望むと殆ど平地のない山岳稜線
沿って海岸部がある。むつ燧岳が下風呂の主山で、その麓から硫黄泉が湧出してい
る。列島那須火山帯の本州最北火山だ。下風呂温泉は地形上もギリギリ頑張りの地。

記録:青森県の火山:岩木山、八甲田山、十和田湖(カルデラ火山)、恐山そして
   むつ燧岳(ひうちだけ)(環太平洋・東日本火山) 標高:782M 

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艫作温泉 みちのく温泉旅館(深浦町)

2009年02月10日 |  ♨青森忘れじの湯

 映像:怒涛の日本海を眼下、真下に五能線、露天風呂が黄金の湯を湛えをる(2009.01.31)

 西浜街道沿いの舮作温泉(呼称みちのく温泉)の源泉は白神の湯に相応しい。名山名湯を抱く
 ・・・久し振りに小生の言い回しを掲げる。白神山地の地下から湧出する温泉だ。この近辺
 には、南側に鍋石温泉(ウェスパ椿山)、北側に黄金崎不老ふ死温泉が隣接。景観、湯勢、強
 烈塩分、豊富な炭酸、硫酸、マグネシウムなどは、白神の湯の名に恥ずるものではない。

 【Dat】含炭酸―強食塩泉 60℃ PH6.7 119ℓ(毎分・動力) 源泉:艫作温泉

 記録:嘗て訪問して閉じていたので心配していたが2018年6月に訪問時は門に「予約制」
   の表示が。日帰り入浴は出来ない。施設はどうやら運営しているらしい。本施設は
   遊離炭酸水素含有量日本一と言われる程味わい深い温泉であった。今後継続を願う。

 確認:青森県屈指の名湯であるが日帰り入浴の休止。宿泊も要連絡とのことで外見観察
    営業の兆候が見られないことから、本ブログでは「青森 忘れじ湯」に分類、実質
    休業扱いに認定。名湯絶景を兼ね備えた温泉の一日も早い再開を願うものである。
                                (令和元年12月末)

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白神の道(白神山地)

2009年02月09日 | 🌏日本世界遺産紀行

    世界遺産白神山地の特徴はブナ原生林が海・川・山一帯となり日本海沿岸に形成
    されてること。海岸沿いに人々が行き来するのが『西浜街道』。道は青森県から
    秋田、山形、新潟県・・山陰と続く。参勤交代にも利用された路は夕陽街道とも、
    浪漫街道とも呼ばれ人々を現在・過去・未来へと誘う。まさに、「しらかみの道」。

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崩山厳冬(白神山地)

2009年02月08日 | 🌏日本世界遺産紀行

  映像:斜面の崩壊でむき出しの山肌にシベリアからの風雪が吹きつける

  白神山地の特徴、隆起帯に位置し活発な隆起運動が見られ、これに伴う河川の浸食
  の結果、V字谷が形成され、滝が出来た。泥岩や頁岩はすべりやすく斜面崩壊や地
  滑りが多発。その代表的な崩山の崩壊で津軽国定公園十二湖の湖沼群が形成された。

  参照代表的な湖沼「青池

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白神の猿(白神山地)

2009年02月07日 |  🐦動物観察紀行..

映像:筆者を遠巻きに珍しそうに観察する白神猿の一群

白神山地には熊を筆頭にほ乳類が14種、両生類13種、爬虫類7種、鳥類では
およそ90種。ニホンカモシカ、ニホンザル、ツキノワグマ、ヤマネ、クマゲラ、
シノリガモ、クマタカ、イヌワシ・・・鳥類は渡りを含め貴重な野鳥が数多く視認

その中で、今日はカモシカの足跡を発見ドキドキしていたら、ついにニホンザル
を発見。白神山地では確認が難しい固体だ。今日はグループで歓迎してくれた。

近場の温泉参照白神温泉静観荘(青森県深浦町)

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白神の海(白神山地)

2009年02月05日 | 🌏日本世界遺産紀行

厳冬の日本海は白と黒が基調の世界。
   景勝地の岩場に白波が寄せては砕ける。
      海が時化る時、白神の山々が吠える

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青池厳冬 (白神山地)

2009年02月04日 | 🌏日本世界遺産紀行

厳冬の白神山地に入域。十二湖周辺は徒歩、雪が少なく歩きやすい。
往復三時間の道のりはキツイ、しかし青池を見て疲れが吹き飛んだ。
三内丸山も白神山地も厳冬期のシンプル景観今しか味わえないもの。

※2月厳冬期の湖沼は凍りついている。しかし、ここ青池はご覧の通
り青水を湛えている。地球の恵み「鉱泉」。此処しかない。守りたい。

留意:今回の青池周辺取材は許可を得ております。一般の方は環境に
   留意し、立ち入り許可時期にお立ち寄りください。

参照三内丸山縄文遺跡群(厳冬期) ②白神山神秘の湖・夏「青池
 

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三内丸山遺跡(縄文遺跡群:青森市)

2009年02月02日 |  🏰城郭史跡探訪

最近、森県の観光地で一番人気にランクインされたのが三内丸山遺跡。青森県と
言えば十和田湖畔乙女の像が観光地のトップであったが、ジリジリ観光客が減った。
観光資源は超一流であるのに何故?ここは観覧無料、ボランティアガイドがに案内。

従来のトップ
十和田湖ではどうだろう、混合う観光地に何かが欠けている。有数の
観光地に有りがちな、お持て成しマインドが失われている。観光客の激減で何とか
しようと、温泉を掘ったり、景観を魅力あるものにするワーキングなど対策中だが、
その前にやる事があるだろう。それはお持て成しの心を関係者が一人一人持つ事だ。

時代は単なる観光地には満足しない。人々との触れ合い、ほのぼの昔の日本の文化・
観光を求めている。三内丸山遺跡には現地語部と縄文のロマンがある。綺麗な景観、
温泉ならば日本中に溢れているのだ。その事を十和田湖観光の関係者は理解すべき。

指定国特別史跡 時代縄文時代

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