青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

いよいよか・・

2019年09月30日 17時55分24秒 | 日々の思い

9月30日(月)

9月最後の日のきょう、都内の息子家族の集合住宅へ、依頼に応じてHarmonyで出向いた。

 

▲ 何度も来た集合住宅の横に、クルマを寄せて。

幸い、息子達が海外赴任しているあいだ借りてくださる方も決まった。

シンガポールでの住居も決まった。

 

 

▲ 荷物が載せられるように、クルマのテーブルも外してして来た。

Umiちゃんは小学校に行っていて、いない。Mayちゃんだけだ。

引っ越しに当たって、大方の家財道具は処分したそうだ。あとシンガポールでも必要な物は、これから発送する。日本に残していくわずかな物を、我々が保管するので今日引き取りにきたのだ。

 

 

▲ 積み終えた。

観葉植物、磁器類ショーケース、自転車、縦鏡、段ボール箱いくつか。

今日自宅に保管するのにも手がいるので、息子が同乗してきた。

 

▲ Mayちゃん、バイバイ。

息子達の出発は10月半ば。前日に全員がウチに泊まりに来る。そして翌朝、Harmonyで空港に送り届ける。次に会うのは、お別れの時になるな。家内は寂しくなる、とぼやいているがこれもしょうがないことだ。

 

 


酷道352号と 怖いシルバーライントンネルを経て 「雪国」へ

2019年09月28日 11時29分41秒 | 青い空の日は旅立(全般)

9月21日(土)

 燧ケ岳に登った翌朝。

 

 

 ▲ 御池駐車場。

 

この辺りの分かりやすい地図看板があった。

 ▲ 二日前からいる御池が右上の「現在地」

オレンジ色の山道を往復して燧ケ岳へ登った。燧ケ岳の頂上から右下の「尾瀬沼」、左下の「尾瀬ヶ原」を眺望したわけだ。

尾瀬・南会津には、帝釈・田代山、燧岳の他にも登りたい山はあった。しかし天気予報的には今日から雨模様が続いて、来週水曜日にならなければ晴れない。しかし、水曜日までここに滞在しているのは・・しんどい。ここは地デジは入らないし、スマホも使えない、コンビニもない文明から離れた秘境の地だ(笑)。出るか。

 

 ▲ 普通車なら何日いても1000円。高さ2.4mの大型車は2000円。Harmonyは車高3.2mで大型車扱いになってしまうが。しょうがない。

 世話になった。出発!

新潟の魚沼に出る国道352号を走る。352号はダム建設でできた奥只見湖のリアス式風ギザギザ湖岸に沿って走る道路。グネグネ、グチャグチャと走るので疲れる酷道で名をはせている。

 しかも中途で奥只見シルバーラインと呼ばれる長大トンネルを通る。このトンネルの怖さは何回も書いたが、このトンネルはダム建設のための資材運びのためのトンネルだから、長いだけでなく照明は暗いは、削掘の地肌のままの地獄に入っていくかのようなトンネルなのだ(笑)。

 

 ▲ さあ行くぞ。

トンネルの中央部から入って、ダムの方へ行ってみよう。

 

 

 ▲ 奥只見レイクハウス

ここまで下りてきたのは初めてだ。

 

 ▲ 奥只見湖には遊覧船が出ている。

あのダム乗り場まで、有料ケーブルで上がって乗ると思った。しかしあとでパンフレット見てみると遊歩道があって10分ほどでダム湖に出れる。次回だな。

 

看板地図で位置確認。 

 ▲ 右上の御池から赤線の酷道352号で銀山平まで来て、そこからシルバーラインのトンネルに入って、トンネル上半分を走って奥只見湖駐車場「現在地」だ。このあとは、トンネル(こげ茶線)を一気に抜けて魚沼市・小出に出る。

 

 

 ▲ シルバーライン恐怖のトンネルを、一気通貫した。

トンネルは18km、26分ほど要した。このあと雪国から上州へ抜けるあの「関越道トンネル」も通るが、そこは11km、6分ほどで抜けたから、いかにこのトンネルに閉じ込められている時間が長いことか分かるだろう。ボクは何度も言うが、閉所恐怖症なのだ。

 

 魚沼に出て、パンフの「雪国の文化が味わえるグルメスポット」欄に載っていた、グーグル☆4.4の、

 ▲ 「いろり じねん」という「田舎食堂」に寄った。

 

 

 ▲ メニュー。秋の定食は4種類。

うむむ・・・

「つみ草てんぷら定食」(秋のつみ草&きのこ・地野菜・わかさぎ)1200エン にした。

一番、田舎っぽかったから。

 

 

 ▲ この食材をてんぷらにします、と見せてくれた。

 

 

 ▲ はい、揚りました。

 

 

 ▲ こんなふうに出てきました。

 「アラッ、こんなのいつも家で食べているわよ」と、うそぶくあなた

いいところにお住まいですね(笑)。

都会住まいのボクには、とても貴重な味がしました。(菓子パン食べているだけじゃないの)

~・~・~

 

心も豊かになる昼食のあとは、すぐ関越道に乗るのはよして、もうすこし地道を走って、関越トンネルの手前の、越後湯沢へ来た。

何度もきている越後湯沢といえば、GALAを始めとするスキー場だが、万年文学青年のボクにはやはり、川端康成の「雪国」の舞台だ。

 

先ずは、今回も「山の湯」へ浸かってこよう。

 ▲ 山の湯は、小説では「山」とだけ出てくる山の中腹にある、共同浴場。

今はまだ午後3時だから、駐車場が空いていた。ラッキー。

 

 

 ▲ 山の湯正面。源泉100%かけ流し。500円。

川端も駒子も入った由緒ある温泉へ。

 

 ま、ここまで来たらすぐ近くの「高半旅館」へもだな。

 

 ▲ 現在のホテル「高半」。

 

 ▲ 前身は、「高半旅館」

 この写真は先ほどの山の湯あたりから撮ったはずだ。

 川端は、1934年~1937年にこの湯沢・高半旅館に逗留。部屋に来た芸者・駒子との交流を後に「雪国」として描いた。

 

現在の高半には、川端が逗留した部屋が残されている。入ってみよう。500円。

 

 ▲ 「雪国」の暖簾をくぐると

 

 

 ▲ 川端の部屋。「かすみの間」

他に、雪国関連の資料も展示されているよ。

 小説での「駒子」は実在した方。

 

 

駒子ちゃん、また来てしまったよ・・・

 

このあと、湯沢ICから関越道に乗り、「国境のトンネルを抜けると、そこは・・暑い関東だった」。

その晩は赤城高原SAで車中泊。翌朝、帰路についた。

 

 

 関連過去日記:

「帰りは酷道352号と奥只見地獄トンネル」2014.7.27

「雪国めぐり3 川端康成の「雪国」を歩く」2013.2.2

 

 


尾瀬沼と尾瀬ヶ原を望む 燧ケ岳に登る(日帰り)

2019年09月26日 16時06分53秒 | 同上 (山歩き)

9月20日(金)

今日は、尾瀬の百名山、燧ケ岳(ひうちがたけ)に登る。5年前の夏にも登ったが、今回は周回ではなく、ここ御池(みいけ)駐車場とのピストンだ。

 

 ▲ 御池(みいけ)の420台大駐車場。有料。

 標高1502m。明け方の外気温は6度Cだった。

 

 

 ▲ 燧ケ岳への登山口は駐車場の一番奥にある。

6:30AMに出発!

 

 

 ▲ 早速、ゴロゴロ岩場を上る。

駐車場 ⇒ 広沢田代湿原 ⇒ 熊沢田代湿原 ⇒ 燧ケ岳 と進むが、の度にこのゴロゴロ岩の急坂が出てきて難儀する。

 

 それでも、登山口から1時間ほど登ると・・

 ▲ ほぼ平坦な、湿原と木道が現れた。

最初の広沢田代と呼ばれる湿原だ。

広沢田代の木道は多分5年前より、傷みが酷くなっている。東電は、ここの改修どころでなくなったのか。

 

 ▲ ほんの一部の草紅葉。

昨日の田代山湿原と同じく、ちと草紅葉にはまだ早いようだ。

 

 

 ▲ 変わった花でして(笑)。

 

 

 ▲ 尾瀬の一部だから、当然、池塘も出てきた。

 

 

 ▲ さて、広沢田代が切れると、また小さい山を越えるために

樹林の中の岩ボコ坂を登っていく。

 

 

 ▲ 中途で、また木道階段に代わって

 この木道の幾何学的な形状が好きで、前回も撮ったが、今回も撮りたい(^^)。

目の前の樹林帯の後ろに見えてきたのは、そう、分かるね。

 

 

 ▲ 樹林帯をくぐって、一気に広い湿原に出る。

 この行く先、右手には・・・

 

 

 ▲ はい、熊沢田代の湿原と、正面には燧ケ岳が!

また、来たよ。

 木道が、燧ケ岳の中腹近くまで、延々と伸びるさまがいいよね。

ハズキルーペ大好きっ!・・じゃなくて、燧大好きっ!

 

 ▲ 中途のベンチで休憩? ではなくて、とにかく登りたいと、Soraクンは通り過ぎた。

 

 おおお、これはっ?!

 ▲ 季節の忘れ形見的な、ワ・タ・ス・ゲ だ。

ここだけ、季節遅れのワタスゲがあった。一面にワタスゲが咲く尾瀬は・・キレイなんだけどなあ。

 

 

 ▲ 中小の岩ゴロゴロのガレ場、涸れた沢に出た。

前回の7月に来たときは、ここが雪渓になっていて、ずっと上まで200mほど続いていた。

 

 

 ▲ 雪の代わりに、アザミが側で咲いていた。

 

 

 

 ▲ 8合目を過ぎた。だいぶ上がったな。

右下に熊沢湿原と、その向こうには山頂部分が平らに広がって見える会津駒ケ岳が見える。

 

 

 ▲ はい、頂上が見えてきた。

俎嵓(まないたぐら)2346m と呼ばれる頂上だ。10:14AM

 

 ▲ 尾瀬沼が、下に見える。

 前回は長英新道を通って、あそこへ下っていったな。

 ▲ ワイド撮影でも。

 

 

 燧ケ岳は、これで終わりではない。

 ▲ 燧ケ岳は双耳峰。

 向こうに見える 柴安嵓(しばやすぐら)2356m のほうが、ここ俎嵓(まないたぐら)より10mほど標高が高いので、あっちまで登らねば燧ケ岳を極めたとは言えないのだ(笑)。いったん下りてまた上がらねばならないから、面倒だよ。

しかし、柴安嵓(しばやすぐら)の左下に覗いている湿原が、かの尾瀬ヶ原だから、尾瀬ヶ原を眺望するためには柴安嵓(しばやすぐら)へ行かざるを得ないのだ。また行くか。

 

 

 ▲ 柴安嵓(しばやすぐら)へ登り返している途中に見た、リンドウ(だろう)。

このリンドウは立派、朽ちていない。

 

 

 ▲ 柴安嵓(しばやすぐら)の燧ケ岳頂上に到着! 10:56AM

 登山口から4時間半ほど要したか。

で、みなさんが左の方向を向いて写真を撮っているのは・・

そりゃ、コレだよ。 

 ▲ 尾瀬のハイライト、尾瀬ヶ原だよ。

 前回は、ボヤーっとしか見えなかったが今日ははっきり見える。

 

 ▲ ズームすると。

手前が、見晴。そこから真っ直ぐ上へ竜宮、そして牛首、山ノ鼻へ。そして正面には、至仏山

白く光って見えるのは、池塘の水面だ。

 これを眺めながら、ランチだ。ランチと言っても檜枝岐村では店が無くて、持参してきた菓子パンの残りだが

 今日も晴れて良かった。快晴とはいかないが、雲はずっと高層に薄くかかっているので、山並みは遠くまで見えた。コンデジでは残せなかったが、雲の上の富士山まで見えたのだから。ホント。

 

無事ミッション終了して下山。

 ▲ 再度、熊沢田代の湿原。

 あの低い山を越えれば、広沢田代の湿原へ。

 

 

 ▲ 往路で通り過ぎたベンチで休憩。

向こうに青空が帯状に顔を見せて、水面に映るのが良くて。

 

 

 ▲ 草紅葉も良くて。

 次回は、全面が草紅葉に萌える時に来たいな。

 

 

 ▲ 名も知らねど花も良くて。

しかし、ガラガラ岩だけは、下りるのが、歩くのが、長くて飽きて閉口した。

 

 

 ▲ 登山口に戻ってきた。15時頃。

やれやれ。8時間半の山行。

 

 

 

 ▲ 御池駐車場には売店、御池ロッジが併設されている。

しかし、携帯・スマホ電波は届かない。5年前から何も変わってないじゃないか。

御池ロッジには立ち寄り湯があって、便利。

今晩は、持参した日常のカレールーがあるな、あれで夕食としよう。

 

過去日記:「夏の尾瀬・燧ケ岳登山(御池コース)」2014.7.26

     「夏の尾瀬・大江湿原ニッコウキスゲ」2014.7.26

 

ここは、

 

 

 


帝釈山・田代山登山~ パノラマの頂と高層湿原で

2019年09月24日 21時06分18秒 | 同上 (山歩き)

9月19日(木)

 東北道の矢板北PAで前泊。朝6時半に西那須野塩原ICを下りる。

国道352号(沼田街道)を走って、会津高原を過ごして南会津の秘境・檜枝岐村(ひのえまた)に入る。

 

 ▲ 山道へそれて20分、登山口の駐車場に到着。9:15AM 

ウン、時間的にはちょうど良い。

狭い駐車場で、Harmonyを割り込ませる。

手早く登る準備をして、出発! 舗装された林道を上がると、まもなく

 

 

 ▲ 木道の階段が現れた。ここから上がっていくの??

アレッ??と、ガイドブックを見直す。階段を上がるなんて書いてないぞ!!

標識を見直す・・

 

 

 ▲「会津駒ケ岳滝沢登山口」

アチャー、ここは会津駒の登山口だ! 間違えた!

昨日自宅を出発時に、ナビを予め登録してある「檜枝岐村 滝沢登山口手前P」に設定して出てきていた。正しくは「檜枝岐村 馬坂峠P」を選択だった!

滝沢登山口は4年前に会津駒に登った時の登録だ。会津駒は・・・二回登る気はない、少なくとも今日は(笑)。

オイオイ、Soraジーサン大丈夫かよ・・ と大いに落ち込んだが、過ちて改むるには早いほうがいいと行先設定を改めて、山道を下りていった。

 

 ▲ 帝釈山登山口・馬坂峠へ改めて到着。10:30AM

この登山口へは、檜枝岐村温泉から林道に入って14.5km登った。ほぼ非舗装道路、ダート道で1時間ほどガタゴト徐行運転でして・・決して、もう2度とこの林道は通りたくない。40台駐車できる広めの駐車場で、キレイな水洗トイレがあるにも関わらず、2台しか停まっていなかった。

 

 ▲ 気を取り直して、駐車場横の帝釈山(たいしゃくざん)登山口(標高1785m)を出発。10:35AM

えらく遅い入山だな、こりゃ。

 

入口横に、すぐにこの花が

 ▲ 白い花びらは細くなってしまっているが

 

 

 ▲ ズームすると

葉っぱの形状からして、これが「オサバグサ」だろう。

この大群落が帝釈山のウリなのだが、花期は6月。もうとっくに過ぎている。この入口に少しあっただけだが、その残り形見だけでも見れてラッキーというものだろう。

 

追記訂正:

はなねこさんから、これはオサバグサではなくてオニコウモリではないかとのご指摘いただきました。オニコウモリなんて気味の悪い名は認めたくないのですが(笑)、再検証するとはなねこさんの言う通りです。ありがとうございます。

 

▲ 正しい帝釈山のオサバグサです。やはりもう時期的に有りません。

 

 

 ▲ 木道とやがて階段状の急坂を、ずっと登っていく。

 

 

 ▲ ルビーみたいな実をつけた草木は頻出。

 

 

 ▲ 黄色い花。これは、あとに出るキンコウカではないかと思うが。

 

 

 ▲ 帝釈山頂上(2060m)に到着。11:40AM

 

 

 ▲ 頂上はパノラマで、「燧ケ岳や会津駒ヶ岳、日光連山などが手に取るように近い」とガイドブックに書いてあるが、どれがどれか同定できない。(涙)

 

 

 ▲ 帝釈山を下って、だらだらと林間を前方へ歩いていく。

 

 もう一度、登り返していくと

 ▲ 弘法大師堂(左)とトイレ(右)に到着。1971m 13:00PM

 

 

 ▲ 弘法大師堂田代山避難小屋を兼ねている。

 中には敢えて入らなかったが(入れるとは知らなかっただけ)

 

 

 ▲ この避難所の中には、こういう祭壇があるようだ。

 

 

 ▲ 有機処理の立派なトイレ館の裏には、ベンチがあって、そこでランチをとった。

馬坂峠Pから、ここに来るまでは誰にも出会わなかったが、ランチを食べている間にコースの逆サイドの猿倉登山口から何組かの登山者が来た。(結論的には、猿倉登山口からのほうが良かったかな)

 田代山の頂上1971mは、どこかの平地に標記があったのだろうが、見落とした(笑)。

では、先に進もう。

灌木地を少し歩くと、すぐに、デタ~!!

 

 ▲ 田代山湿原だー!

広いねえ!

 

 ▲ 歩こう!

この花の百名山湿原では、チングルマ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、コバイケイソウ、ニッコウキスゲ、等々が咲くことになっている。そして、最後に8月にはキンコウカ(金光花)の黄色い花が湿原全体を覆いつくすことになっている。

しかし、今日は9月の19日・・何も無い。それは、分かっていた。

 それでも・・

 ▲ この黄金に輝くのは・・

草紅葉(くさもみじ)。

 

 

 ▲ キンコウカの花と葉がオレンジ色に変わった、草紅葉だ。

草紅葉は、まだほんの一部だけど。

これにも、ちょっと早かったか。

 

 ▲ 残念だけど、しょうがないね。

See you  then next time.

さあ、戻ろうか。

 

 

 ▲ 帝釈天山の頂上に引き返して

 

 

 ▲ パノラマをもう一度眺めて、息を深く吸って・・

よし、降りよう。

 

 

 ▲ 馬坂峠の駐車場に戻る。16:00AM

軽自動車1台だけ停まっていた。

 

また、ガタゴトと長い非舗装の林道を下って、国道352号の本線に戻る手前にあった

 

 ▲ 立ち寄り湯「燧の湯」に入って

外の緑を眺めながら、日焼け止めを洗い流して、脚を伸ばして、フ~ム・・・

 燧の湯を出たころには、外はもう薄暗くなっていた。

薄暗いそして真っ暗な国道352を走った。対向車が全くこない352。山道をグルグルと上がっていき、行くところは分かっている。燧ケ岳の登山口の御池駐車場だ。

しかし、御池Pはこんなに遠かったかな・・

あ、薄灯りの駐車場が見えた。着いた。

インスタントラーメンを食べて、寝よう。

 

ここは

 

 

 


山岳写真展と大北海道展

2019年09月18日 15時36分35秒 | 文芸・アート

9月18日(水)

午前中、池袋へ出た。

 

 ▲ 池袋西口からすぐに

「東京芸術劇場」それはあった。初めてだこんなとこ。

 

 

 ▲ 5階のギャラリーへ向かう。

 

 

 ▲ 全日本山岳写真展2019

毎年、全日本山岳写真協会が主催している。今日は初日。

友人から紹介があったので来た。入場無料。

 

 ▲ リュックとか・・この展示は本題ではない。

 

300点ほどの山岳写真が展示されていた。(会員233点、公募64点)

山岳エリア別に展示されていたが、圧倒的に「北アルプス」が多い。しかも槍ヶ岳、穂高を入れたモノ。みなさん好きなんだ。

好きなように山を撮っていいのだが、ボクの好みはポスター写真みたいな単純な山岳風景よりも、人が入っているのがいいなあ。

 盗み撮りした3点。

 ▲ 「陽光燦燦と」

朝日を浴びながら登っていく二人。山だけじゃなくて、二人の思いも燦燦と輝いて見えてくるようだ。

 

 

 ▲ 「アルプス展望」

霧が出ているから、これも朝山だろうな。そこを山岳スキーを履いた二人が降りてくる。その小さな二人と朝焼けのスケールのでっかい山との対比が、素晴らしい。

 

 

 ▲ 「夕日の輝き」

これは、人物が入っていないが構わない。北海道オンネトー湖と雌阿寒岳と阿寒富士(右)だ。二つの山は登ったし、同じ構図で撮った↓。手前の流木の入れ方がいい。

 

 (拡大クリック)

ボクにとっては思い出深くて、この絵ハガキを出口で買ったよ。

 

~・~・~・

 

 池袋駅の地下街を歩いていくと・・

 

 ▲ 東武デパートで、「秋の大北海道展」 おおッ。

こちらはゲージュツ展ではなくて、もちろんタベモノ展だ。

吸い寄せられるように、8階大展示室へ(笑)登っていった。

 

 ▲ ごった返していたが、いちいち見る気はなく(北海道に行けば済む)、列がそれなりにできているこの店に並んだ。

 

 ▲ ウニ・いくら弁当と(ボク用)

 

 

 ▲ お好み三色弁当(ヨメ用)を、昼食用に買った。

よしよし、帰って食べようぞ。今年は北海道を見送ったからな。

 

して、夕方にはボクの山旅へ出発だ。

 

 

 

 


GSで、キャンピングカーの発電機の給油は禁止になってしまった

2019年09月12日 19時25分52秒 | Harmony のこと

9月12日(木)

7月18日のアニソン放火の惨事のあと、行きつけのセルフGSでは発電機(および携行缶)の給油はボクでは不可でGSの担当者でなければできなくなった、ということは書いた。

「GSで、発電機に給油できなかった・・」7月20日

この記事がここ数日やたらと読まれるようになって、変だなと思っていたが理由が今日判明した。GSでの発電機への直接給油が禁止になったのだ

 

今日、発電機への給油は担当者でもできなくなった・・と言われた。

▲ で、ガソリン携行缶は常に満タンにしてボクはクルマ保管しているので、そのガソリン携行缶から自分で発電機に給油して(実際はGSのにいちゃんがやってくれたのだが、スイマセン)、そのあとで、GS担当者が携行缶に給油することになった。

 

ガソリン携行缶への給油は、前回はキャンプ用だと告げて、担当者のにいさんが注入してくれたのだが、

▲ 先ずは、ボクが「ガソリンの携行缶への販売確認書」を記入せねばならなくなった。

そして、本人身元確認で免許証のコピー添付だ。

 

 

▲ そこまでやって、GSの担当者がボクの携行缶へ注入してくれた。

 

これは調べてみると、なんのことはない総務省消防局の事件後8月2日付通達の厳格運用だ。

 

しかし、携行缶はともかく、「発電機への給油」については総務省消防局からは何の通達も出ていないように見える。

GSの担当者の説明によると、最近当GS所管の市消防局から

1.携行缶は確認書をとってGS担当者給油でOK

.「自走式」以外の給油タンクは、担当者でも給油不可 ~ブルとか耕運機は自走するから給油OK。しかしトラックの荷台に乗せた耕運機は自走するとみなさず不可。発電機は?自走するかアホ、ということで不可なのだ。

という、通知をもらったという。エネオス本体からではない。

多分、厳格運用が全国的に急に強まったのだろう。だから、ボクの記事を読む人が増えた。ただ、これは所管自治体でおそらく解釈スタンスが違って、それでも運用さまざまだろうと、ボクは読む。ここのGSさんと運用解釈議論をしてもせんない。隣町、他系列のGSになれば、発電機給油を禁止運用まではやらないGSもあろう。そこを探してそこへ行くだけだ。ああ、面倒なことになった(笑)

 

 

 

 


秩父のシンボル武甲山に登る

2019年09月10日 07時00分00秒 | 同上 (山歩き)

9月6日(金)

 

最近、天気は(予報も含めて)クルクル変わる。遠出、長旅計画は難しい。晴れそうな時は、即決意して出かけるしかない。当然、近場になるが。

 今日の朝がそうだった。

 ▲ 今朝6時自宅出発、2時間かけてここに来た。

目の前の山は、秩父のシンボル・武甲山(ぶこうさん)1304m だ。

準地元の秩父には何度も来ている。そのたびに、秩父の町から武甲山は眺めてきたが登る気はおきなかった。引っかかりがあったからだ。武甲山は今も堂々たる山容だが、大きく傷ついている山だ。セメント原料・石灰岩の戦前からの発掘で、山の中腹は帯状に白く石灰岩の地肌が剥き出しになっている↑ 。

しかし自分で一度は登ってみないことには、何も言えないだろう。。と、思って今日は来た。

 

 ▲ 武甲山の石灰岩は良質・大量ゆえに、今も旧秩父セメントの関連企業3社による協調採掘が続いている。

 大型ダンプ、タンクローリーがひっきりなしに出入りしている。石灰石の風塵が立ち込めている。

ここは早めに通り過ぎて、

 ▲ 一の鳥居と呼ばれる、登山道入口駐車場に到着。8:13AM

 

 

 ▲ 赤太線の表参道コースをピストンしよう。

横の子持山、大持山をも周回すれば本格的な山行になるのだが、今日はお手軽コースでいいや。

子持・大持山は、紅葉の時に別途来よう。

 

8時50分ごろ出発。

 ▲ 木漏れ日いっぱいの杉林を上っていく。

 

 

 ▲ 不動滝の前の給水場。

山頂トイレは雨水不足なので、このペットボトルで各自持ち上げてほしいと書いてあった。

昨晩、雨が降っていたから大丈夫だろう、と勝手に解釈した。

 

 

 ▲ 「武甲山御嶽神社」の石柱がある。

ここからが正式な参道なのだろう。

 

 

 ▲ 大杉の広場 と呼ばれるところに来た。

 

 

 ▲ たしかに、大きな杉だ。

上部の画像省略

 

 

 ▲ 根本が青く苔むしているのがイイ。

 

 

 

 ▲ 頂上近くの武甲山御嶽神社まえまで登ってきた。

 

 

 ▲ 武甲山御嶽神社

神社の裏手を更に少し登ると、

 

 ▲ 武甲山山頂に到着。11:15AM 2時間半ほどで登った。

山頂エリアは狭く、フェンスで囲われている。採掘現場も近いからフェンスの外に出るのは厳禁だ。

発掘は頂上にも及んでいて、実は武甲山の最高地点も過去に数度移っている。正確には山容を毎日変えている山。美しくも哀しい山。

 

 ▲ フェンスの向こうは

 

 

 ▲ 秩父の町並みが下に見える。

朝に下から眺めた時は、頂上に雲がかかってなかったが、今頂上は雲で覆われている。来る台風で湿気の多い大気になっているので、こんな低い山でも雲がかかりやすい。

ここで助六寿司ランチ。12時近くまで頂上にとどまっていたが、下界はこれ以上晴れることはなかった。

 

 さあ、下りよう。

 ▲ 祠(ほこら)の並び。

 苔むした緑の色合いが、光を浴びて美しい。

 

 

 ▲ 山と御嶽(みたけ)神社を守る、4匹の狼。

ここでは狛犬ではなくて、狼(おおかみ)だ。隣の三峯山の三峯神社も、秩父の街中の秩父神社も、蠟梅で有名な宝登山神社も、この辺りではぜーんぶ守護神は狼だよ。いわゆる狼信仰の地。起源は、日本武尊(ヤマトタケル)が東征中に秩父の山中で霧に迷った時、オオカミが現れて導いてくれたという記述に依る。

ちなみに、武甲山の名前の由来は、日本尊が自らの(かぶと)をこのの岩室に奉納したという伝説による。山容自体も甲に似ているではないか。

おい、ワン公、しっかり守れよ。

 

追記:12月には秩父神社を中心に、秩父夜祭が盛大に行われる。その夜は、武甲山の男神(蛇神・蔵王権現)と秩父神社の女神(妙見菩薩)が年に一度の逢瀬を楽しむという伝説もある。武甲山は秩父のシンボルなのだ。

 

 ▲ 名は知らねど、唯一見つけた花。写りも今一つ、アレだね。

 

 

 ▲ 一の鳥居 駐車場に戻ってきた。13:30PM

 いつもなら、ここで珈琲タイムにするのだが、どうもこのスポットは・・

地デジはもとより、スマホ電波もままならない。そして、発破の音が聞こえる(笑)。

ごめんね、武甲(ぶこ)ちゃん。帰らせてもらうよ。

 

 

 ▲ 武甲山の採掘場を出て、15分ほど行った武甲温泉へ。

700円。火、木なら65歳以上500円とあった。残念、金曜日だ。

露天風呂も広く、気持ちの良い温泉だった。

このあと、もちろん自宅へ帰れる距離だが・・今晩は道の駅・秩父でゆっくりするか。

 

武甲山はココ

 

 

 


台風一過

2019年09月09日 12時51分12秒 | 日々の思い

9月9日(月)

台風15号が、昨夜真夜中に過ぎていった。

横浜、千葉・房総のほうが被害が大きかったようだ。トラックが横転したとかで、朝一に、我が家のトラックを駐車場に見に行った。はい、大丈夫。ひっくり返らずHarmony、ちゃんといてました(^^)。

 

いつもの散歩道へ。

▲ 雑木林の小径には、小枝がいっぱい落ちていた。

折れ曲がった枝もあったが、大きな樹が倒壊しているようなことはない。

 

 

▲ 高齢者ホーム横の生垣は、何本も歩道上に倒れていた。

あらら、戻すのがたいへんだろう。

 

 

 

▲ 住人のみなさんも、落ち葉の整理をされて。

ウチも、帰ったら言いつけられるかな。

 

ついでだから、お茶畑へも視察に行こう(笑)。

 

▲ 雨が降って風が強く吹いたので、空気が澄んでいるのだろう。

今日は、いつも雲っていた秩父の山並みも良く見える。君たちがブロックしてくれるから、台風は奥武蔵の方にはあまり来ない。

 

そして、ずっと厚い雲でお目にかかっていなかった

▲ あの山も。

そうだよな、あの山もブロックしてくれる?

 

 

▲ 富士山。

 

戻って、今日発表の10日間天気予報を見る。これがボクの今の関心事。昼から36度Cの猛暑日になるとかは、些事。

おお、雨予想が一転だ。来週の山は、晴天続き  になるぞ!!

よしっ!!

(ナニがよしっなのか・・・はい、ノーテンキなSoraちゃんでした)

 

 

 


なつぞら天陽くん の秘密

2019年09月05日 21時32分33秒 | 文芸・アート

9月5日(木)

ボクのブログ記事である、「帯広・六花の森~六花亭の包装紙が描く山野草の森」2016.7.25 が朝からやたらと閲覧数を増やして、100回以上になった。

これは、明らかに今朝の朝ドラ「なつぞら」で、夭折した天陽くんが遺作で残した、菓子店・雪月の包装紙 モデル探しだろう

 

 ▲ 雪月の包装紙

雪月もこの十勝の牧場も架空のものであるが、雪月が帯広・六花亭をモデルにしていることは知られている。天陽くんのモデルは、神田日勝(1937-70)だということも知られている。

だとすれば、六花亭のあの有名な包装紙の図柄も天陽くんが書いた、つまり神田日勝が書いた??

▲ 六花亭の包装紙、袋

ということで、今日の朝ドラを見た方が「六花亭 包装紙」と検索し、ボクの3年前の記事にたどり着かれたようだ。

正解は、六花亭の図案は、神田日勝氏によるものではなくて、坂本直行という方によるもので、坂本氏の記念館は六花の森の中にある。(ボクのブログ記事参照)

 

▲ 坂本直行記念館

 

ついでなので、神田日勝の記念美術館も十勝にある。

▲ 北海道鹿追町 神田日勝記念美術館

 

さらについでに、

▲ なつとじいちゃんの、この赤い屋根の牧舎はホンモノだ。

しかし、どこに実在するのかはボクもまだ調査していない(笑)。

 

今年は、残念ながら北海道には行けない。来夏は、オリンピックには目もくれずに北の大地に行く予定だから、ロケ地をめぐってこよう。

 

 さらに、ついでのついでの追記;

天陽くんのアトリエのセットは、帯広の真鍋庭園に7月から設置されていたが、昨日4日から花を手向ける人が出てきたことから、献花台が設けられた

 

 

 天陽を演じた吉沢亮さんの気持ちは複雑だろうな(笑)。

 

終わり


驚きの新宿

2019年09月03日 15時32分56秒 | 大都会

9月2日(月)

 

久しぶりに食事でも? と友人からメールをもらって、いそいそと新宿へ出かけた。

東京に出るのは、何か月ぶりだろうか。3年前にリタイヤしてから、こちらに来る用事はとんとない。

 

 

 ▲ 新宿駅を出て西口のほうへ回ると・・

 

 

 ▲ ワオー、なんだい? あの玉子みたいな建物と、後ろの何とも形容しがたい楕円の建物は?!

いつから、あったのだろうか??

 

 

 ▲ ワオー! 

 なんだ? あのエンパイヤーステートビルみたいな建物は!

前からあったのかなあ??

知らないうちに、知らない建物が立ってていいのだろうか(笑)。

 

友人と落ち合って、

 

 ▲ ここは、まだ早いし・・

ちょっと雰囲気が合わないし(笑)

 

 

 ▲ まあ、こんなところのどこかに入ってもいいが

やっぱし、雑居ビルみたいなところは、まず非常口を自己点検するのも面倒だし・・

結局、ルミネ新宿のレストランに入って、

 

 

 て、いうのはボクの妄想でして・・・

 

現実は、

 せいぜい、こんなものでして

ドリンクバーを利用して、2時間ねばって、あれやこれやの近況報告、時事放談で喋りまくって、またなと別れた。多分、しばらくもうお誘いはないだろう。

 

 歌舞伎町の一角を通ると、

 

 ▲ 通り一面に拡がって、大きなミュージックが鳴り響いている。

左の大型パチンコ店からではないし・・

右手の、あのビル壁面の画像から・・??

 

 ▲ おお、あれはハマショーではないか!

 

 

 

 

 ▲ 浜田省吾が歌っている!

なんか、有料スマホで聞くハマショーのプロモーション画像みたい。

♬ 誰もが~ うお、お、お~

 

かっこいいねー

 

 ▲ うお~お、お、~ 涙をみせずに~

他の歩行者と同じように、しばらく立ち止まって見ていたよ。

しかし、彼はボクとほぼ同い年なのに、そのボクが若い人に混じって立ち止まって見ているのは気恥ずかしくて、立ち去らざるをえなかった。なんというパラドックス(笑)。

 

 

 ▲ なんか、都会は疲れるなあ。

自宅への、郊外電車に乗って帰った。

平日、日中だから空いていて、座れるのはいいね。この身分にも感謝。

 

その晩は、なんかよく寝付けなかった。 日課のジムに行かなかったからかな(笑)。