シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

アラン・ドロンの筋肉のない体・・「あの胸にもういちど」

2005-04-02 19:58:06 | Weblog
今日は「あの胸にもういちど」、68年、撮影監督ジャック・カーディフ監督作。当時、めちゃ人気のあったアラン・ドロンとマリアンヌ・フェイスフルが主演。

マリアンヌはミック・ジャガーの恋人だったこともあって、なんかやわらかい表情がセクシーな女優さんでした。

ハイデルベルグ大学教授のアラン・ドロンと恋仲になったマリアンヌは優しい男性と結婚しても、彼のことが忘れられず、会いにいってしまう。

その愛に行く乗り物がバイクのハーレー1200。
バイクに乗って会いに行くって事自体がエロイ気分にさせてくれるらしく、彼女は嬉々として彼の家に向かう。

アラン・ドロンとのセックスシーンでは、横になった彼(もちろん裸体)の太ももあたりを彼女(同じく裸体)がうっとりとなでるっていうシチュエーションがあったのを覚えているが、もちろん局所は映せないので、アランの「ちょうどの箇所」をバラをさした花瓶で隠していた。

そして!そのアランの裸体がなんか全然マッスルのない、のべ~~~っとしたもので、当時は子供だったが「変なの~~」と思った覚えがあります。

その後の主演映画では思い直したのか体を鍛え、結構いいボディになっているけど・・

この映画は最後、またどうしても彼に会いたい気持ちを抑えられずバイクを走らせる彼女がトラックかなんかにぶつかり、あっけなく交通事故で亡くなるという展開で終わる。
なんか、「やはりこういう関係はいけないよ」的な終わりだね・・

車関連でのあっけない幕切れで印象に残っているのは「裸足のイサドラ」、車の後輪に長いスカーフがまきつけ、首がしまって死んでしまう。イサドラ・ダンカンは実在のダンサーで素晴らしい詩集などを残しているね。

アランは結構先生役が演じたことがあり、「高校教師」でも自堕落で破滅的な高校教師を演じている、いるわけないでしょ、こんな人って感じだが・・

彼、本当に人気あったよね。映画雑誌「スクリーン」とかの人気投票では何年も1位でした。2位がマックイーンだったかな。3位あたりにジュリアーノ・ジェンマなんかが入っていたことも・・彼今、どうしているの?

でも、アランはあまりキレイに年をとることができず、引退して正解でした。
私は彼の奥さんだったことのあるナタリー・ドロンが大好きでしたね~
あんまり大した出演作のないまま消え去ってしまったが・・

ずっと人気者でいることは難しい・・

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