シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

キム・ベイシンガーのセリフがすごい!・・「8mile」

2007-07-23 21:50:47 | Weblog
02年カーティス・ハンソン監督作「8mile」

ヒップホップはまったく聞かないジャンルなのだが、相方がレンタルしてきたので鑑賞。

見終わって、イライジャ・ウッドに似ている主演のエミネムの青い目がやたら記憶に残る。

90年代最後に出た白人ラッパー、エムネムの半自伝的作品だが、ある意味、救いのないすごい生活ぶりにつらくなります。

彼の母親役がゴージャスなキム・ベイシンガーなのだが、最低の母親という役柄で、こんなヨゴレをよくやったな~と感心。

だって、この母ちゃん、息子の上級生(つまり息子のような年頃の男)と一緒に暮らし、家賃を滞納し、仕事もせず、賭け事にうつつをぬかしているのだもの。

この上級生って男も最悪で、セックスのみでつながっていることが明白なのだが、母ちゃんはメロメロ。

実際、エミネム本人も母親を嫌悪していたらしいね。

キムのセリフがすごい・・

夜帰宅したエミネム君をつかまえて「ねえ、悩んでいるの、彼とのこと」

息子は聞きたくないから「ママ、やめてくれ、聞きたくない」と言うのに、無理やりつかまえて「ねえ、聞いて、彼とのセックスって最高よ、でもね、でも」

「ママ、いい加減にしてくれ!やつとのことなんか聞きたくない」という息子を完璧に無視

「でもね、やろうとしてれないの、ク○ニを」

だと~~~~!!

実の息子にこんな悩みを打ち明ける母ちゃん。
家庭は崩壊しきっている。

すさみきっている。

デトロイトの工場でしがない工員として働きながら、詩を書いていく彼。

ヒップホップの言葉の格闘技のシーンはすごいです。でも、これ韻をふんでいることがすっと理解できないとね・・日本語の字幕を読むだけでは、面白さが半減ですね。

後に彼は大スターになりましたが、今はどうなんでしょう?ヒップホップに強い方、教えてね!

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