アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2021-03-02 12:23:07 | 絵本
他の方が紹介されていた絵本を図書館で見つけたので読んでみた。
(その方は、もしかしてネコが大好き?)

「ニニ、まいごになる」(3分半)
アニタ・ローベル:作
まつかわまゆみ:訳
評論社:発行
2015.3初版(1300円)

作者のご主人は(うちの次男が大好きな絵本作家)アーノルド・ローベル氏。
ここのつながり、初めて知りました💧
作者自身はポーランド生まれで、ナチスの侵攻により10歳の時に強制収容所送りに!
その後救い出された時には結核を患い、心身の健康の回復に長い時間を要したらしい。
そんな経歴を読んでいたら、先日CSで観た『遠い日の家族』(1985年仏)という映画を思い出してしまった。
で、絵本は・・・ネコの表情が人間的(^^;
昼と夜では風景が変わり、不安になる気持ちは同じなのだわ、と思った。

・・・・・*・・・・・*・・・・・

「わたしはとべる」(2分)
マリー・ブレア:絵
ルース・クラウス:文
谷川俊太郎:訳
講談社:発行
2005.9第1刷(1500円)

絵を描いた方が日本人じゃないということに正直びっくり。
そしてディズニーでお馴染みの方らしい。
(そこは疎いので仕方ない)
びっくりしたのは、昭和期の教科書?絵本?に通じる何かを感じたからだ。
つまりレトロ。。。
何と、訳者も「1950年代を思い出します」と語られている。
戦後、アメリカ文学が入ってきた時期と関係があるのかな。
動物や虫たちと一緒に歌う少女の姿はとても愛くるしい。





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2 コメント

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Unknown (hanasaku55)
2021-03-02 13:13:03
嬉しいです!紹介した絵本を読んでくださって。
「わたしはとべる」 そうですよね。レトロな感じがとても可愛らしい。
言っていることは違うのだけれど、私はこの絵本を読んで、金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」を思い出しました。
すっかり映画館へ行くことはなくなってしまいましたが、Amazonプライムでやっていたら、そのフランス映画見たいです。
hanasaku55さんへ (ann56)
2021-03-02 17:01:54
コメント、ありがとうございます。
金子みすゞさんですか。
言われてみれば確かに!
絵はレトロなのに、着ている服は結構お洒落?なーんてツッコミも入れつつ楽しく読ませていただきました。
映画は『ライフ・イズ・ビューティフル』ほどの感動巨編ではありませんが、時代を行き来しつつの(ちょっとややこしい)作りで、観た後にジワーっとくるものでしたよ。絵本と一緒で色々考えさせられました。機会があればぜひ!

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