久しぶりの、雨模様のない穏やかな日になりました。
遠来の友との待ち合わせの時間まで、一走り。
明日香稲渕への道と、談山神社への分かれ道の駐車スペースに車を停めました。
棚田の裾に彼岸花の咲いているのが、緑の棚田に秋を告げています。
土手に少しずつ色を見せている花の盛りもあと2~3日でしょう。
橿原神宮駅で友と会って、橘寺へ行きました。
つい先日芙蓉の花を観に行った時には、まだ目につかなかったシオンの花盛りでした。
木蔭の花の色の方が、優しい紫色で、いい時に出会えた花と、ハイタッチしたいような気持ちで、撮りました。
鐘楼の下の所に固まって咲いていました。
明るい日差しの下の花の色は、紫色に撮ることできなくて、残念でした。
石舞台古墳までの歩道には、こぼれんばかりの萩の花が咲いています。
萩の道を通っていますと、明日香路の秋が、溢れているような気がします。
何度来ても、いつ来ても明日香の自然は、温かく迎えてくれるような気がします。
この花を観ていますと、万葉集に一番多く詠まれている、万葉人にも愛しく思われた花だと
つくづく思います。