唐招提寺の御影堂供華園(くげえん)で、鑑真ゆかりの花「瓊花(けいか)」が見頃を迎え、清楚な白い花が参拝者の目を楽しませていることがNHKテレビで報道されました。
5月5日まで特別公開されるとのことでした。
13日間の公開日の間に何とかして行きたいと日のやりくりを考えました。
少し体調を気にしながらでしたが、「昭和の日」に行くことができました。
見事に開花した瓊花を見上げて大感動です。
瓊花は鑑真の故郷である中国・揚州の名花。
隋の煬帝が同地を訪れて気に入り、門外不出にしたとの逸話が残っています。
唐招提寺には鑑真の死後1200年の昭和38年、中国仏教協会から1株が寄贈され、接ぎ木や自然繁殖で約10株まで増えたといわれています。
ガクアジサイに似ていますが、大きな違いは香りです。
瓊花は果物のようなたいへん良い香りがするのです。
この日には見ることができませんでしたが、初めて行った時には、アゲハチョウがたくさん飛んできていました。
ガクアジサイと違うところは、装飾化の白い花弁が五弁あることです。
ガクアジサイは四弁であったり六弁であったりしますが、瓊花は必ず五弁だそうです。
画像で数えて見ましたがみんな五弁ですね。
4~5mくらいの高さの木からは、その下に立っていますと、とてもいい香りに包まれます。
「瓊花」はここの庭園の他には、[皇居」と九州・南さつま市の「鑑真記念館」の3箇所しか植えられていないのだそうです。
他の文を読みますと、飛鳥寺にあると書いているのがあったのですが、度々飛鳥寺に行っていますが、気がつきませんでした。
今度お詣りしたら、訊ねてみようと思います。
供華園を出てもう1か所瓊花が植栽されている、鑑真和上の御廟へ向かいました。