今日も元気に朝ごはん!

誰もが忙しい朝だから、一汁一菜のごはんでも充分!作り置きや使い回しOKの楽な気持ちで、毎朝の食卓をエンジョイしましょ♪

寝台特急 北斗星 食堂車「グランシャリオ」

2015-07-31 | 旅行先での朝食
 おはようございます。7月31日の朝食を遡って書いています。夏らしい暑さが続き、夏休みを過ごされている方もいらっしゃることと思います。我が家も夏の繁忙期をひとまず乗り越え、夏休みをいただいております。

 この日は、なんと寝台特急「北斗星」の車中で朝を迎えています。今年8月22日に廃止されてしまうので、当初掲載した後で、いくつかの画像と文章を追加しています。
 いままで北海道には何度か行ったことがありますが、今回はじめて陸路で、しかもブルートレインと言われる寝台特急で、A寝台個室ロイヤルの予約を取ることができました♪乗車定員188名分の客車や食堂車、ロビーカーなど多くの車両を機関車が引っ張って、上野と札幌間のおよそ1200kmを19時間ほどかけて走ります!


 今回の旅行では、まず目が覚めたら北海道の大地だった!予定どおりにレール上を走っているとわかっていても、新鮮な気持ちです。客室ごと移動しながら、いくつものトンネルをくぐり橋も渡りながらはるばる来たのは、とても不思議な気持ちです。公共の場でもある食堂車の様子も知りたく、のんびりくつろぎながら、身支度を整えて食堂車「グランシャリオ」へ向かいます。



 朝の時間帯は先着順で利用できるようです。朝食の献立は和定食と洋定食の2種類から選べます。どちらも料金は1650円です。車窓に流れる風景も、ご馳走の一部です。

 和食はこのようなものでした。


 焼き魚は鮭、他に出汁巻き玉子、八幡巻き、かまぼこ、小茄子のようなものと梅干。そしてお味噌汁とご飯。


 洋食は、まずジュースやサラダなど冷菜が先に運ばれます。ヨーグルトには、刻んだリンゴが入っています。


 そして、玉子料理とハム、ハッシュドポテトなど、温かいものが。このハムが厚切りでボリュームもあり、良かったです。

 そして和洋どちらの定食にも、食後には地元のメロンゼリーがついています。


 たまたま、朝食の時間帯は山や海の近くを走っていたため、車窓には緑まぶしい景色が流れていきます。

 5面の大きな窓が左右両方向に。窓から見える風景も、ご馳走の一部です。時間帯によっては、支笏洞爺国立公園のすぐ隣を走るので昭和新山が見えたり、大沼国定公園の中を走ったりと、風光明媚な景勝地が盛りだくさんで素晴らしい眺めです。


 ちなみに、食堂車は夕方の時間帯もとても素敵でした。各テーブルに灯がつき、とてもロマンティック♪









 陽光を浴びると、車両の青色もまぶしく感じます。シンプルですが、色の組み合わせがとても綺麗だと思いました。






 普段は一日に1枚だけお料理の写真を載せるのですが、8月22日でもう間もなく廃止されてしまう寝台特急でのひとときなので、お料理以外のものも何点か載せました。

 つくづく思ったのは、寝台付きの個室は座席式に比べて、長時間の移動が格段に楽だということです。何年か前に深夜便でサイパンやバンコクに行ったことがありますが、スケジュール上、一晩眠れません。
 寝台特急は、普段の生活リズムそのままに駅からすぐに旅行できるので、負担感や緊張感では航空機と比較になりません。札幌駅を降りるときには、19時間とはなんと短いことと感じました。車両自体は形式もデザインも確かに旧いのですが、利用した個室は豪華で、食堂車やロビーカーもあり、丁寧に維持され、サービスはとても良かったと思います。


 ロビーカーは、列車の一両まるごと乗客に開放されていました。こちらも大きな5面ほどの窓が左右両側に。走っていると視界が開けるので、とても良い眺めです。
 朝食時は、食堂車グランシャリオの待合所も兼ねています。






 今回は陽の長い夏のトップシーズンでもあり、車窓から景色を楽しめる時間も長く、また交通費も空路とほとんど同じなので、特急で行くメリットを感じました。移動自体がイベントでもあり、およそ19時間の乗車時間も短く感じるほどでした。

 しかしながら、整備新幹線の宿命として、新幹線が開通するたびに平行する在来線が廃止されていくという現実に一抹の寂しさはあります。しかも、最近は食堂車や寝台車の人気が新たなコンセプトで出てくるというので、なおさらです。
 そもそも青函トンネル自体が、新幹線を通せるように設計され工事もしてきたので、優先順位としては在来線よりは新幹線ということなのでしょう。新幹線と在来線はなぜか両立しないので、今回利用した北斗星だけではなく同じ寝台特急カシオペアでさえも、青函トンネルをわたる現状ルートを現状の料金水準で運行終了するのは時間の問題だと思います。
 それでも、メリットとデメリットの両方を地元の方が考えて決めたことでしょうから、長年にわたって猛暑の日も極寒の吹雪の日も走り続けた北斗星が憧れを集めたままで重大な事故は起こさないうちに、任期を満了して引退することに、運行に携わった方々に感謝の言葉を贈りたいと思います。




 そして初めてラベンダーの季節での北海道旅行の旅路が、廃止直前の北斗星に乗車するというまさかのチャンスを得て、体験できたことをうれしく思います。日本の国土は弓状ですから、上野と札幌間を走る特急は、国内でスケールの大きな鉄道旅行をできる数少ないルートでもあります。
 個室でのんびりくつろぎなから、ルームサービスのウェルカムドリンクをいただきながら、引退する北斗星に夏の花を飾りながら、のんびりじっくり北海道へ向かいました。



 もうひとつ印象的であったのが、今回、寝台の予約がとれた時に、北斗星に詳しい方が何人もいらして、たくさんのアドバイスまでいただいたことです。長年運行している旧い列車で、出発する時にはホームも賑わっていました。多くの人に愛されていたのですね。
 当日はほとんど写真を撮れないとのアドバイスに従い、予め何枚か撮影しておいたのですが、今回はこのような感じだったと思います。



 途中2箇所の駅で機関車を替えながら、まるでリレーのように走っていきます。

 乗っているとかなり速く感じるのですが、移動距離を所要時間で逆算すると、やはり少しだけのんびりしていますね。道内での乗り継ぎがなければ、もっとゆっくり走ってほしかった、もっと長く乗っていたかったくらいです。

 その他に、代表的なのは、このようなものもあるそうです。ずいぶん多くの機関車が交代で引っ張ることにも驚きました。






 旅行先での楽しみの多くは上げ膳据え膳にありますね。車中ではありますが、客室内にはシャワーありベッドあり、列車にはロビーありレストランあり!の旅行先でのことなので、にほんブログ村のホテルカテゴリーで投稿しました。もし、クリックしていただけると、初めて寝台特急で旅行した甲斐があります。


 旅に出たい!という気持ちはワクワク感が原動力になると改めて思いました。急いで書いたので乱筆乱文お許しくださいね。
 今日も元気に朝ごはん!!



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4 コメント

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Unknown (ryuji_s1)
2015-08-04 20:16:01
amabilisさん
寝台特急 北斗星 食堂車「グランシャリオ」
素晴らしい列車に
すごいですね
良く取れました
楽しそうです
返信する
懐かしい~ (おぜん)
2015-08-04 22:22:41
amabilisさん、北斗星乗られたのですね。
もう、なくなってしまいますものね。
一昨年、フルムーンで出かけたのを懐かしく思い出しました。私も朝食いただきました。
変らないですね。でもそれがいいんですね。お天気もよくよかったですね。
実は明日から北海道です。
電車の写真も素敵ですね。
暑い毎日、御身体大切に
返信する
まさかの (amabilis)
2015-08-05 06:24:03
ryuji_s1さん、おはようございます。
いつも美味しいレシピとブログへのコメントをありがとうございます。

まだ写真の整理中で諸々遅くなりすみません。
今回はロイヤルという個室を予約とれました。
廃止直前の夏休み期間中で
まさか予約とれるとは
くじ運も分からないものです。

おかげさまで旅行のスタートから楽しめました。
返信する
北海道まで (amabilis)
2015-08-05 06:50:44
おぜんさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

おぜんさんも一昨年行かれたのですね。
あの時は、東北旅行だと早とちりして
スルーしてしまいました。

いまと大きく異なるところ
そして同じところの両方があるのですね。

今回は廃止直前の夏休み期間中ということで
満席との案内放送が入りました。
ロイヤルという個室と夕食の予約をとれたとき
旅行代理店の方も非常に喜んでいました。

北海道の朝は霧のため、海側が当初見えず
その後はだいたいお天気に恵まれました。
朝食の献立や車窓に流れる景色は同じなのですね。
おかしくもありまた安心もしました。
安全運行に関わることなので。
一度の旅行で様々な地域の景色を見れて
とても楽しかったです。
朝食のメロンゼリー
セミフレッドにすれば更に美味しく感じると思いました。

おぜんさんも今日から北海道行ですね。
天然のクーラー、どうぞよいご旅行を!
返信する

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