徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

季節の茶道具取り合わせ 畠山記念館

2006-03-08 | 美術
平成18年度冬季展
季節の茶道具取り合わせ 併設展示 炭道具のいろいろ
畠山記念館
2006年1月10日から3月12日

いづつやさんのBLOGで赤楽茶碗 銘雪峰について書かれていたのを読んで5日に畠山記念館に行ってまいりました。ここも実は訪れるのは初めてです。

まずは、床の間に、「乙御前図」酒井抱一筆、春の宴を描いた「曲水宴図」鈴木其一筆 など優品が並びます。

そして、
重要文化財 赤楽茶碗 銘雪峰 本阿弥光悦作 酒井家伝来
ホームページの写真とは違い、実物は色合いがすばらしい。茶碗のうちは渋い赤、茶碗の外の白い部分は雪、金の接ぎが峰でしょうか、沢でしょうか。
さらに、
青磁桃香合 銘三千歳 (明時代)、
小堀遠州作 共筒茶杓 銘青苔(青苔は伊勢物語から)滝本坊伝来、
古瀬戸肩衝茶入 銘畠山 小堀遠州箱書 前田家伝来、
古銅象耳花入 小堀遠州箱書、松平不昧箱書 (明時代)
が並びます。
古銅象耳花入は、形もいいし、色も古銅でなかなか渋い、耳の部分の象が意匠がとてもかわいい。

次のガラスケースには、
熊川茶碗 銘若草 千利休所持
象牙茶杓 珠徳作 松平不昧箱書(室町時代)
住吉蒔絵平茶器
真塗手桶形水指 
雪輪蒔絵炉縁 小島漆壺斎作
等が並びます。
真塗手桶形水指の塗りの美しさ、保存のよさには本当に惚れ惚れします。

利休好舟形銚子 伝辻与次郎作 本田家伝来:これは舟形の形と脇の波模様がいいです。
銹絵富士山香炉 野々村仁清作 本田家伝来
唐物籐組炭斗 松平不昧箱書:単なる籐組とは一寸細工が違います。
などなど見飽きません。

松平不昧箱書、原三渓旧蔵のオンパレードで畠山記念館は今後少し通います。

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