徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

北京故宮 書の名宝展-王羲之「蘭亭序」」(八柱第三本)

2008-08-09 | 
日中平和友好条約締結30周年記念 江戸東京博物館開館15周年記念
特別展 北京故宮 書の名宝展-王羲之「蘭亭序」日本初公開-
2008年7月15日から9月15日
江戸東京博物館

王羲之「蘭亭序」(八柱第三本)を拝見した。搨書(とうしょ)の名人馮承素(ふうしょうそ)に書き写させたもの。原本は、唐の太宗皇帝が墳墓「昭陵」に埋葬してしまった。

拓本では字が欠けている数などに着目してしまっていたが、書写では素人にも息遣いが伝わってくる。之の字体の違い。前半の落ち着いていたものが、後半は感情が入ってくる。字を訂正した跡などもある。拓本でこすれたようになった部分がある理由についても氷解した。

宋の四大家も呼び物。。
  • 行書自書詩巻 蔡襄
  • 行書題王詵詩詞帖 蘇軾
  • 草書諸上座帖巻 黄庭堅
  • 行書復官帖 米芾

    蘇軾は、最近帰去来の辞など読んでいるのでこれは感激。黄庭堅の草書は、ダイナミックだった。

  • 楷書張総管墓志銘巻 趙孟頫
  • 行草書西苑詩巻 文徴明
    なども素晴らしかった。

    紫禁城のビデオはつまらないものだったが、明の時代に完成したことは勉強になった。

    土曜日の夕方のせいか、閑散としていて楽しめた。

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    1 コメント

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    Unknown (とら)
    2008-08-16 07:56:41
    素晴らしい書が見られました。
    若い人にはイマイチうけないようで、ブログにはあまり記事がなく、残念に思っています。
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