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ランナーに向いているのはウインドサーファーだったよ

2016-11-22 18:31:58 | ランニング

 


ランニング始めて2年。
走り始めてすぐから膝の痛みに悩まされていて、今も改善しないままだ。
多くのランナーが持つ膝痛み。
ほとんどは正しくないフォームが原因とされている。

そのフォーム、自分ではよくわからないものだ。

で、湘南国際マラソンを2週間後に控え、接骨院に行ってきた。
http://21higashikaigan.com/top
ランニング、トライアスロン系整体です。(たぶん)

まず、脚の伸び方、形、上半身の筋肉のつき方をチェック。
背面部の筋肉の発達を指摘された。
背筋、臀部、ハムストリングだ。

これは真剣に陸上に取り組んでない限りなかなかそういう体型にはならないそうだ。

「ランニング経験2年でこうはならないよね。ウインドサーフィン?」
「そう、ウインドサーフィンです。でも毎週じゃない。風が吹くときだけ。月0のときもあるし、吹けば毎週ね。」

さすがスポーツ専門の整体の先生。
ウインドがどういう身体影響を及ぼすかよく知っている。



ウインドは強風に耐えるので自然に背面部と腸腰筋が強化されるようだ。
ただし、腕の力で乗ってる人は背筋が弱く、
腕でなく背中や肩甲骨で乗れてる人は背筋が強い傾向にあるようだ。
常に腰が落ちている人は腸腰筋など腹筋周りが弱く、
大腿四頭筋に頼るので足が太くなり良い傾向とは言えない。

ウインドのニュートラルポジションは?と聞かれて、直線のプレーニング状態を説明した。
ニュートラルで腰落ちは、レスポンスが悪い。
ウインドするより、まず身体機能の認知から始めたほうが上達の近道だと。
なるほどなるほど。そりゃそうだ。

さて。ランニングではハムストリングを加速筋といって、非常に重要視する。
大腿四頭筋はブレーキ筋といって、それ自体は走りにブレーキをかける筋肉となる。
もちろんモモの表裏のバランスが重要なのだが、
トップランナーは足上げを大腿四頭筋ではなく腸腰筋で上げる。
ハムストリング、腸腰筋を最大限活動させるためには肩甲骨の可動域が大きいことが必須条件となる。

速いランナー、長距離を走れるランナーの条件である。

で、その能力や機能は、ランニングだけではなく、ウインドサーフィンでも培われるということだ。
ウインドは長時間、人によっては強風を2時間ノンストップで乗り続ける。
これはあきらかに効率的な有酸素運動ができている証拠で、心肺能力が非常に高いことを示している。
それにほとんどフルマラソンどころかウルトラマラソンの領域。
フルマラソン中に大波に巻かれたり、ジャンプしたりだ。ただ走ってるだけでも大変なのに、ってことだ。
本当にウインドは疲れる。でもあまり疲れた感じはしない。
ナゼでしょうか? それはアドレナリンをうまく活用してるからなんだとさ。
冬の御前崎に通うようなトップウインドアスリートはアドレナリンコントロールもずば抜けてるってことだ。

ランニングはただ単に前に走るだけではなく、とても高い運動能力が必要とされる。
自己身体機能の認知力、オールウエザー対応の適応能力、緻密な時間と温存体力の配分計算などなど。

だから、もともと高次元の運動能力を持つウインドサーファーがランニングを始めると当然ながら速いというわけだ。
問題は体重管理。走れるかどうかは体重が問題ってことだ。
ウインドで背面部が効率よく使われていれば、体重が軽くても強風に耐えられる。
だから70キロを超えない軽量級ウインドサーファーは確実にサブ4を狙える。
60キロ切れればサブ3も狙える。

ウインドサーファーが真剣にランに取り組めば、
とても短い期間のうちに、「ランニングは上半身で走るもの」の見本になれるという。

だからだ。
オイラがランニングをしているのは必然的な流れだったかもしれないな。
速い、遅い別ね。楽しんでいる。
どちらも、非常に素晴らしいフィールドスポーツなのだ。
もちろんサーフィンもね。

湘南の地元でも、フルマラソン経験したウインドサーファーはたくさんいる。
でもフルマラソン経験のサーファーはそんなには聞かないなあ。
やっぱり身体機能の共通性ってあるのかもね。

そんな話をしながら聞きながら、膝の故障についてチェックをしてもらった。
膝の痛みの原因は膝ではなかった。
ハムストリングの硬さが原因。

ウインドで強風に耐えるためにハムを硬くするのが習慣づいてるためと診断された。
ウインド後にしっかりストレッチしないために慢性的に硬くなっていること。
収縮力が緩め方(=弛緩力という)より強いため、いつも緊張している。
そのため着地の際にハムが緩んでいないので膝を前に出して歩幅を確保しようとしている。
もちろん無意識にだよ。
そのため膝に相当な負担がかかっている、それが痛みの原因。
若い頃からやってて塵も積もれば痛みの山になったのだ。

改善法は、とにかくハムのストレッチ&マッサージ。
いまさらフォームは変えられないので。

自分の身体の特徴を知るのは有意義ですな。
どこがネックかわかる。


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