脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

脳と腰痛の意外な関係

2011年11月16日 | 他の病名との関連性

今夜の

「ストレスと腰痛の意外な関係について」の放送の

ためしてガッテン「驚異の回復 腰痛」に物申す。

 

原因不明の腰痛の一因に、

脳脊髄液減少症が潜んでいる可能性もあると思います。

 

私が経験した脳脊髄液減少症の腰痛は、

それはそれはひどいものでした。

 

布団に寝るのも起きるのも

つらい腰痛です。

 

脳脊髄液減少症だと診断がついているから、

ああ、これは腰に原因があるのではなく、

脳からくる痛みだとわかっているから、

整形外科ではなく、

脳外科の主治医に再度RI検査で髄液漏れを探ってもらい、

そこへブラッドパッチしてもらったら、

案の定、腰痛も治まりました。

 

もし私が脳脊髄液減少症の病名も何も知らなければ、

あの腰痛では、

間違いなく整形外科を受診し、

偶然にもひどいヘルニアの画像が映ってしまえば、

整形外科で腰を手術してしまい、

その腰椎麻酔で、

さらに、脳脊髄液減少症の症状が悪化してしまったという

悲惨なことになっていたかもしれません。

 

腰の痛みの原因が腰ではなく、

脳が原因のことがあるのです。

 実際に。

 

脳脊髄液減少症の腰の痛みがいい例です。

 

腰を治すのではなく、

髄液漏れを治したことで、

腰痛も治ってしまうのですから。

 

脳脊髄液が漏れだした脳は、

全体的に脳の活動力が低下すると思います。

 

 脳脊髄液が漏れた環境に置かれた脳は

脳機能が低下して、 

痛みをやわらげる物質を出すという

脳の「側座核の機能も低下する」と思うのです。

 

脳の側座核の機能低下を引き起こすのは、

何も精神的ストレスだけではないのです。

 

脳脊髄液減少症などが原因でも、

脳の側座核の機能低下を引き起こす可能性については、

福島県立医科大学の整形外科では研究してくださっているのでしょうか?

確か、こちらの整形外科は

 なんどかテレビで拝見したとことでは、

以前から「病は気から」的、痛みの研究に熱心だったと

記憶していますが。

 

髄液もれが原因での、脳のストレスによる脳の機能低下っていう視点は、どうなんでしょうか?

 

整形外科も、そろそろ

脳脊髄液減少症の腰痛を無視しないでいただきたいです。

 

「脳の機能低下が原因での腰痛」という斬新な視点ができたのですから、

その脳の機能低下の原因をすべて「精神的ストレスのせい」にしないでいただきたいです。

 

それに、

いつも整形外科の先生は、

「安静よりも運動を」というのです。

いつだって。

とても明るく、気軽に。

 

 あんまり脳脊髄液減少症の患者のしんどさや痛みを

わかっていないと感じる時があります。

 

脳脊髄液減少症と診断された、私にさえ

「(脳脊髄液減少症は)

安静にしていれば、治るわけじゃないよね。」っていうのです。

 

そんなことは言われなくてもわかっているのです。

 

安静にばかりしていては、筋力が衰え、足の筋力も衰え、

ますます歩けなくなり、

 

背筋も腹筋も衰えれば、

体幹をしっかりささえる筋力も衰え、

そうなれば、脊髄もグッと支え圧迫する力がなくなり、

 

ますます脳へグッと脳脊髄液を押し上げる環境を作り出せないことを。

そうなると、ますます寝たきりになることを。

私はとっくにわかっています。

 

だからこそ、

私は、まともに歩けないことから、這いつくばっても、杖ついてでも、

散歩リハビリをしてきました。

それでいい線まで回復しましたよ。

そのあと、動きすぎて悪化しましたが・・・。

 

 

でもね、

脳脊髄液減少症患者の場合、

いくら運動が大事、筋力低下はますます症状悪化すると、

頭ではわかっていても、

動けない時があるのですよ。

 

そういう時の患者に、

あまり口先で、動け、動けと説かないでほしいのです。

脳脊髄液減少も経験したこともないんですから。

 

本当に動けないほど、症状がきつい時期があるんですから。

動きたくても動けない時があるんですから。

 

動くことの大切さ、できることは自分でやることの大切さはわかっていますから。

  

でも、安静が必要な時もあるんですよ。

本当に。

動けない時があるんですよ。

本当に。

そういう時は、本能で、じっとしているんだと思うんですよ。

 

 

脳脊髄液減少症の場合、安静と運動のバランスは、

非常に難しいです。

やってみてわかりました。

 

いきなり動きすぎても症状が悪化するし、

全く動かないでも

足も背中も腹部も筋力がどんどん落ちて、

ますます動けなくなる。

動けなくなると、脳機能も低下する、

ますます具合が悪くなるという悪循環。

  

患者が自分の体調と相談しながら、

手探りでやるしかないのが現状です。

 

そういう難しさの中に、

脳脊髄液減少症患者がいることを、 

せめて、整形外科の先生は、

もう少し理解してほしいのです。

 

最近気になった記事

医療ルネサンス2011年11月11日

腰痛 あきらめない(2) ←この記事の患者さんも、髄液漏れの検査したのかなぁととても心配になります。

たぶん、脳脊髄液減少症なんて病名、聞いたこともないかもしれないし、

自分の腰痛と関係があるなんて、考えたこともないかもしれない。

おそらく主治医も、原因不明の腰痛の影に、脳脊髄液減少症とは気づいていないかもしれないし。

 

 「すべて思い込み。痛くても痛くないと思えばいい」なんて言う医師は、

耐えがたい痛みの経験が全くないから、

そんなことが言えるんだろうね。

ひどい話です。

 

脳の側座核が人体の痛みに関係しているなら、

線維筋痛症と診断されている人たちも、

脳の活動量の低下が起こっていて、

 

側座核の機能低下も起こっていて、

それにより「激痛」を感じやすいのかもしれません。

 

痛みの根本原因を作りだしている、

その脳の機能低下の原因が何かを探れば、

根本的な治療法にたどりつくのではないでしょうか?

 

痛みの出る場所でばかり原因探しをしても、

原因不明の場合、 

新しいキーワードは

「脳の活動力」「脳機能」が低下していないかどうか?だと思います。

 

(腰痛の原因が、腰椎からの髄液漏れであった場合、

その場所に原因があったわけですが、

一般的に痛む場所をいくらレントゲンとっても腰椎からの髄液漏れはうつらないからわからない。=原因不明の腰痛となる可能性大)

 

もし、脳機能、脳の活動力が低下して、いることが原因での

痛みなら、

 

その脳機能低下の原因を探り、それを治すことが

本当の「痛みからの解放」への近道ではないでしょうか?

 

たとえば、

激しい腰痛の原因が、

私のように、脳脊髄液漏れってことも

実際にあるわけですから。 

 

 


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