脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

手術で治せる認知症

2010年10月07日 | 情報
本日発売の、女性セブン10月21日号 154ページ
「手術で治せる認知症」の記事がチェックリスト付きで
載っているようです。

ここの「物忘れ」の項目の一番下の「手術で治る認知症」のところも参照

私はまだ女性セブン記事を読んでいないのですが、

おそらく、
脳脊髄液が増えすぎて水頭症になって、その結果として、
記憶障害、歩行障害、尿失禁、認知症状態になっている高齢者の「特発性正常圧水頭症」の治療である
脳脊髄液を減らして症状を改善する手術、「L-Pシャント手術」は紹介されていても、

その逆で、
脳脊髄液が何らかの原因で漏れてしまって、脳脊髄液が減ってしまい
その結果として、
記憶障害、歩行障害、尿失禁、認知症状態になっている高齢者の「脳脊髄液減少症」の治療である、
脳脊髄液漏れを止める、「ブラッドパッチ」術は、紹介されていないと思います。

早速、どんな記事か女性セブンを買ってご確認ください。

ところで
脳脊髄液減少症とは?


日経メディカル9月号の記事の(詳しくは ろくろさんの記事とリンク先をお読みください。)
ブラッドパッチ治療後の改善を「プラセボ(暗示)効果だ」と言い放つ否定派医師のように、

「L-Pシャント術」での高齢者の症状改善を「プラセボ効果」などという医師は
まずいないでしょう。

    

(否定派医師になんて頼み込んでまでしてブラッドパッチなんてしてもらわないで、
ブラッドパッチ症例数の多い医師にしてもらえばいいのに、患者も患者だ・・・と思うけれど、
否定派医師かどうか、患者には当時はわからなかったのでしょうね。

脳脊髄液減少症にもブラッドパッチにも、内心は反対派、否定派医師なのに、

患者の前では理解あるそぶりをする医師は大勢いますからね。
否定派の医師だと見抜けなかったのでしょうね。

だれが好んで否定派医師になんてブラッドパッチしてもらうでしょうか?

でも、たとえ最初は否定派、疑心暗鬼派医師であっても、

患者さんにブラッドパッチしてみてその効果を目の当たりにして、開眼して肯定派に転じる医師もいるでしょうから
なんともいえませんね。

    

それにしてもなぜ、「ブラッドパッチ治療」だけがこれほど、否定派医師に「プラセボ効果」扱いされるのでしょうか?

それは、脳脊髄液漏れが交通事故とからんでいるせいだと思います。

交通事故で起こる事故後遺症だと、世間に広く知られてしまっては困る人たちが
存在していると想像します。


脳脊髄液減少症の病名や、ブラッドパッチ治療にたどり着いている人たちは、

インターネットで自分で調べて、脳脊髄液減少症の病名や治療法や専門医を探り当てられるような

患者もしくは家族が比較的若い世代の人たちだと私は考えています。

高齢者の患者やその家族は

症状を「認知症」「年のせい」と医師に言われると
家族も納得してしまい、

よほどのことがない限り、隠れた脳脊髄液減少症の可能性にも
気づけないと思われます。

働き盛りの大人の脳脊髄液減少症患者たちは、自分たちや家族が声をあげるし、

こどもの脳脊髄液減少症患者の保護者さんたちは、
こどもたちのために必死に声をあげ続けてくださっている。

でも、高齢者の脳脊髄液減少症患者は自分で声も上げることもできなければ、

親身になって動いてくれる人も、
代弁者になってくれる家族もあまりいないのではないでしょうか?

すべてを「年のせい」「認知症のせい」にされてしまい、
脳脊髄液減少症の可能性に気づく、中高年の娘さんたち息子さんたちは
少ないのかもしれません。

高齢者の脳脊髄液減少症患者が、マスコミにあまり出てこないのは、
そんな理由もあるかもしれません。


赤ちゃんとか、幼児とか高齢者とかの脳脊髄液減少症の患者さんが存在しても、

その人たちは自分で脳脊髄液減少症という病名に気づいて、専門医を探しあてて
受診したり検査したりすることすら自力ではできないのに、

患者の家族や保護者や、医師でさえ、
「脳脊髄液減少症かも?」という診かたで患者をみないから

患者は表面にも出てこないし、その存在にも
医師にも
世の中に気づいてもらえないと思うのです。

小児科医や高齢者の認知症を見る神経内科医や脳外科医に
もっと脳脊髄液減少症の症状を知ってもらいたいと思います。


幼児や乳児を抱えた保護者にも、

高齢者を抱える家族にも、

脳脊髄液減少症というさまざまな症状を引き起こす病の存在を
知ってもらいたいと思います。


声がないから、その人たちは存在しないと思われがちですが、
私は成人や子供の患者さんと同じように、
たしかに存在していると思っています。

マスコミは、そういった代弁者もいないような
忘れさられた年代の患者さんたちの存在にも
気づいてさまざまな視点での取材をしてほしいと思います。

こどもだけでなく、10代だけでなく、

働き盛りの大人にも、大学生にも、20代の引きこもり状態の青年にも、
子育て中のお母さんにも、幼児にも、一人ぐらいの中高年にも、
単身赴任中のお父さんにも、高齢者にも、
どんな世代にも、脳脊髄液減少症は起こりうるし、

それを見逃され続け、放置され続けることが、それぞれの世代ならではの問題を発生させ、

早期治療に至れなければ、個人的のみならずどれだけ社会的損失が大きいか、
考えてほしいのです。


ブラッドパッチ治療の症例数の多い先生方には、乳児や幼児の症例に出会ったり、

高齢者の認知症状態だった患者の検査で脳脊髄液漏れが見つかり、「ブラッドパッチ治療」で改善した症例があったら、学会発表や、ぜひ広く世に報告してもらいたいです。




「手術で治る認知症」のその手術とは・・・?に

「L-Pシャント手術」だけでなく、

「ブラッドパッチ治療」も広く世間に認識される日は、近いと思います。



脳脊髄液の量は人間にとって、多すぎても、少なすぎても、心身の機能に異常を引き起こす。


つまり、
脳脊髄液の量や循環状態が正常でないと
人間の認知機能や、歩行、排尿機能、など、

精神状態、身体状態に実にさまざまな症状、異常を引き起こすということを

広く多くの人たちに知ってもらいたいのです。

過去記事


脳脊髄液の減少なのか?増えすぎなのか?

それによって
相談する医師はまったく違ってきてしまう現実。

でも症状が似ていて素人患者には、受診すべき医師の選択も難しいのが現実。

双方の医師が連携を取り合ってもらいたいものです。


横になると症状がやわらいだり、体が楽になる傾向のある方は
脳脊髄液減少症かも?

脳脊髄液減少症のご相談は山王病院へ。

この病院の高橋先生は、水頭症にもお詳しいようです


脳脊髄液が増えすぎて起こる症状を改善する

L-Pシャント手術の手術数年間100例で
日本一を誇っているのは横浜南共済病院で、

特発性正常圧水頭症治療のスペシャリストの張家正医師は多くの患者さんを救ってきたそうです。

しかし、ここの病院のホームページには
どこにも脳脊髄液減少症の文字は出ていませんね。

脳脊髄液減少症でも、さまざまな心身両面の症状や
動作の緩慢や、パーキンソン病そっくりの
カクカクとした歩行障害が出ることを
ご存知ないのかもしれませんね。

脳脊髄液減少症なのに、水頭症の検査のタップテスト(脳脊髄液を抜く検査)をおこなったら
たいへ~ん。

水頭症か、脳脊髄液減少症か、素人には検討もつかない場合は、
山王病院の脳外科の高橋先生
美馬先生に相談されるとよいかもしれませんね。

山王病院10月の診療体制

関連過去記事

認知症とiNPHと脳脊髄液減少症症

上の記事中にも書きましたが東京共済病院、脳神経外科 桑名医師は、

「手術で治せる認知症」の第一人者です。


追伸
ここまで書いてから、
「女性セブン10月21日号」買って 読みました。

iNPH(特発性正常圧水頭症)のチェックリストやってみましたよ。

すみませんが
脳脊髄液減少症の私にも、なんと全部当てはまってしまいました。

チェックリスト内容については
雑誌が発売されたばかりなので、今日はここでは紹介しませんので
購入してお読みください。

やはり予想どうり、
L-Pシャント手術と桑名医師の記事でした。

桑名医師の本が紹介されていました。
「医者も知らない 治せる認知症」宝島社  


日刊ゲンダイ

それをいうなら
「ブラッドパッチで治る認知症なんて、もっともっと医師も知らない」はず。

桑名医師は私たち脳脊髄液減少症患者の症状や苦しみはご存知なのか?

なぜ、脳室に増えすぎた脳脊髄液を腹腔内に流して
脳脊髄液の量を調節して、症状を改善する「L-Pシャント手術」に健康保険が利いて

なぜ、脳脊髄液の漏れを止めて、脳脊髄液が減少するのに歯止めをかける
「ブラッドパッチ」に健康保険がきかないのか?

冷静に考えれば
まったくの不平等です。

病の発症原因の多くに、交通事故がからむかからまないかで、

こんなに患者の待遇に差がでるのは
あまりにもおかしいと思います。

ろくろさんの最新情報
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