2カ月ぶりに内閣支持が不支持を上回った
その理由は
先の衆院選での自民党大勝・トランプ米大統領の来日などが評価された
全く違っているぞ!
トランプ大統領の「米国第一主義」批判は全くしていない!
武器購入は批判したか!
米国で起こっていることを報道しているか!
政権批判票の分散が自民党大勝につながったのではない!
安倍首相の言動を小池氏の「排除」論と同じように厳しく点検・批判しなかった!
野党は
安倍政権よりましの憲法を活かす政権構想と公約を打ち出さなかった!
安倍政権の受け皿を求める国民の期待に応えていない!
政治に求める国民の気分・感情・要求は
野党よりましの安倍政権!
野党より安定している安倍政権!
時事世論調査-内閣支持45%に上昇=2カ月ぶり、不支持を上回る 2017/11/17-15:09
調査は10~13日、全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は63.0%。回答者1260人
時事通信が10~13日に実施した11月の世論調査によると、安倍内閣の支持率は前月比8.3ポイント増の45.4%となった。不支持率は同4.7ポイント減の37.1%で、2カ月ぶりに支持が不支持を上回った。先の衆院選での自民党大勝やトランプ米大統領の来日などが評価されたとみられる。
愛国者の邪論 時事通信の「評価」は妥当でしょうか!整理すると、以下のようになります。
支 持 率 45.4% 572.04人
不支持率 37.1% 467.46人
不 明 17.5% 220.50人
逆に考えれば、支持していない国民は54.6%となります。
しかも、どこのメディアの世論調査でも支持率が上がっていますが、あれだけテレビジャックしておいて、たった8.3%しかアップしていない!過半数にも満たないのです!
ここに安倍晋三政権の致命的欠陥が浮き彫りになります。以下ご覧ください。
「他に適当な人がいない」が21.1%と突出して高く、「リーダーシップがある」13.8%、「首相を信頼する」10.9%が続いた。支持しない理由(同)は、「首相を信頼できない」21.4%、「期待が持てない」15.2%、「政策が駄目」11.7%などとなった。
愛国者の邪論 内閣を支持する理由(複数回答)は、分母は572.04人 全体人数1260人として、具体的に計算すると、以下のようになります。「複数回答」はアンフェアーです。正確に判断できるように調査すべきです。ご覧ください。
「リーダーシップがある」 13.8%
「首相を信頼する」 10.9% 24.7% 141.29人 11.21%(積極的支持)
「他に適当な人がいない」 21.1%
「不明」 54.2% 75.3% 430.75人 34.19%(消極的支持)
内閣支持率の内訳は、積極的支持11.12%・消極的支持33.28%となります。安倍内閣の高い支持率は消極的支持によって成り立っていることが判ります。
その最大の原因は、自民党内に安倍首相に代わる「適当な人がいない」!或いは野党に安倍首相に代わる「適当な人がいない」!ということです。
ここに安倍政権よりましの憲法を活かす政権構想と公約を国民とともに構築する必然性があります。
しかし、自民党内では、出てこないのは、理解できるにしても、野党については、全く理解できません!
政権をとる気はあるのか!ということです。これではいつもまでたっても政権はとれないでしょう!何故か!
1.「安倍一強」は変わらない。
2.野党のいつまでもゴタゴタが続く!
3.小選挙区・比例のブロックのトリックは永久不滅!
4.メディア、とりわけテレビの安倍首相忖度報道も永久不滅!
5.「一強」による諦めとマンネリの野党は政権選択選挙にはならない!
支持しない理由(同)は、分母467.46人・全体人数1260人として、具体的に計算すると、
「首相を信頼できない」21.4%
「期待が持てない」 15.2%
「政策が駄目」 11.7% 48.3% 225.78 17.92%
「その他」 51.7% 241.68 19.19%
内閣不支持の内訳は、積極的不支持は17.92%、消極的不支持は19.19%となります。
さて、この「事実」をどのように考えるか!以下具体的になります。
政党支持率は、自民党が前月比4.0ポイント増の27.9%、立憲民主党は倍増の5.4%となった。以下、公明党3.6%、共産党1.8%、希望の党1.5%、日本維新の会1.3%、民進党1.2%と続いた。支持政党なしは同2.2ポイント減の55.0%となった。
愛国者の邪論 整理すると以下のようになります。
(1)政権政党 31.5% 自民党27.9%・公明党3.6%
(2)政権亜流政党 1.3% 日本維新の会1.3%
(3)曖昧政党 1.5% 希望の党1.5%
(4)政権打倒政党 8.4% 立憲民主党5.4%・共産党1.8%・民進党1.2%
(5)無党派層 57.3% 支持政党なし55.0%・不明2.3%
「不明」に、自由党・社民党・「その他の政党」が入っているか、不明です。
「支持政党なし」が減ったのは、立憲民主党と希望の党に動いた可能性があります。では、まとめてみます!
愛国者の邪論の安倍政権を測るものさし!
安倍内閣支持 45.4%
安倍内閣積極的支持 11.1%
安倍内閣消極的支持 33.3%
安倍政権政党 31.5%
安倍政権派政党 32.8%
安倍内閣支持の無党派 12.6%
安倍内閣曖昧政党 1.5%
安倍内閣不支持 37.1%
安倍内閣積極的不支持 17.9%
安倍内閣消極的不支持 19.2%
安倍内閣打倒政党 8.4%
安倍内閣不支持の無党派 28.7%
安倍内閣支持不支持未表明 17.5%
無党派層 57.3%
内閣支持率45.4%には、自公31.5%・維新1.3%が入るとすると、無党派層57.3%から、12,6%が動いたことになります。
逆に内閣不支持37.1%には内閣打打倒派8.4%が入るとすると、無党派層57.3%から28.7%が動いたことになります。希望の党を内閣打倒派に加えると、無党派層27.2%が動いたことになります。
いずれにしても、安倍内閣は、無党派層の支持より不支持の方が多いことが判ります。
衆院選では、政権批判票の分散が自民党大勝につながった。次の国政選挙に向けた野党再編について聞いたところ、「各党がそれぞれ独自に行動するのがいい」49.0%、「野党は結集して、一つの政党にまとまるのがいい」38.2%となり、再編に否定的な見解が上回った。
愛国者の邪論 何としてもメディアは、「野党共闘」論より「野党再編」論にもっていきたいのでしょう。「野党再編」論は、「共産党排除」論であることを、細川非自民・反共産政権の経験を想い出す必要があります。
また「不明」は12.8%です。「回答」を迷っているのか、「野党不信」なのか、判りません!
安倍首相がもっとも嫌っている「野党共闘」から安倍内閣打倒へ、どのように世論を収斂させるか!
野党が結集する場合、重視すべき政策(複数回答)については、「高齢者の社会保障」51.9%、「子育て支援など現役世代の社会保障」41.8%、「外交・安全保障」32.9%、「消費税など税制改革」32.7%、「憲法9条改正」30.6%の順となった。
愛国者の邪論 「野党が結集する場合」 という「条件」は、安倍政権に対抗するという意味でしょうから、安倍政権の弱点・失政・破たんの裏返しということを意味していることを忘れてはなりません!他の世論調査では、安倍内閣に希望・期待する政策課題として設問が設定されていますが、この設問では、安倍政権は門外漢ということになります。姑息な設問です。しかし、野党に設問するということは、即、安倍政権に当てはまる設問だということです。このことを忘れてはなりません!
しかも、「複数回答」という手口がゴマカシであることが浮き彫りになります。しかし、それでも、国民が安倍政権の失政と破たんを浮き彫りにしてくれています。
安倍首相が一番やりたくて、やりたくて仕方のない「憲法改正」は最下位です。
「野党が結集する場合」=「安倍政権がやらねばならない政策」(複数回答)1260人
「高齢者の社会保障」 51.9% 653.94人 27.3%
「子育て支援など現役世代の社会保障」 41.8% 526.68人 22.0%
「外交・安全保障」 32.9% 414.54人 17.3%
「消費税など税制改革」 32.7% 412.02人 17.2%
「憲法9条改正」 30.6% 385.56人 16.1%
合計 189.9% 2392.74人
時事通信の11月の世論調査で日米両国が北朝鮮にどう対応すべきかを尋ねたところ、「圧力重視」を支持する人は53.9%で、「対話重視」の39.4%を上回った。安倍晋三首相とトランプ米大統領は先の首脳会談で、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めることで一致。日米の方針に一定の理解が示された格好だ。
回答の内訳を見ると、「圧力を重視すべきだ」25.6%、「どちらかというと圧力を重視すべきだ」28.3%。一方、「どちらかというと対話を重視すべきだ」26.9%、「対話を重視すべきだ」12.5%だった。北朝鮮に武力行使も辞さない構えを見せるトランプ氏の姿勢については、「とても頼もしい」5.6%、「頼もしい」21.1%、「不安」52.8%、「とても不安」15.4%で、不安に感じている人の割合が高かった。
愛国者の邪論 「圧力重視」が多いように強調されていますが、実際は、たった7.8%しか、その「差」はありません!1260人の8%は、100,8人です。
再度確認します。
安倍政権支持45.4%・政権政党31.5%・安倍政権派32.8%
安倍政権不支持率37.1%・安倍政権打倒派8.4%
これを土台にして上記の数字を見ると、「対話重視」が多いことが判ります。
しかも、「圧力重視」でも、「安倍晋三首相とトランプ米大統領は先の首脳会談で、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めることで一致」したにもかからず、トランプ氏の姿勢に「とても頼もしい」「とても不安」は逆転しています。
「圧力重視」53.9%なのに「頼もしい」26.7%しかいません!むしろ「不安」は68.2%!
ここに安倍首相が繰り返し強調してきた「国民の命・財産・安全安心・幸福追求権・平和的生存権を切れ目なく守る」という公約がウソだということ、公約破たんをしていることが浮き彫りになります。しかし、このことを、メディアも政党も明らかにして安倍政権を追及していません!甘やかしは止めろ!ということです。
「対話」と「不安」の数は、どうか。もう一度整理してみますと、安倍政権の破たんは浮き彫りになります!
日米両国が北朝鮮にどう対応すべきか
「圧力重視」53.9%
「対話重視」39.4%
「不明」 6.7%
回答の内訳
「圧力を重視すべきだ」 25.6%
「どちらかというと圧力を重視すべきだ」28.3%
「どちらかというと対話を重視すべきだ」26.9%
「対話を重視すべきだ」 12.5%
「不明」 6.7%
北朝鮮に武力行使も辞さない構えを見せるトランプ氏の姿勢について
「とても頼もしい」 5.6% 「頼もしい」 21.1% 26.7%
「不安」 52.8% 「とても不安」 15.4% 68.2%
「不明」 5.1%