総括すると三成が、豊臣軍が大好きな私にとってはすごく楽しい舞台でした。
秀吉や半兵衛さま、形部がいる時の三成ってホント幸せそうだよね。
その分ラストの怒涛の鬱展開に号泣しますが…。
今回、家康は舞台には出てないので三成の視点だけで見れたのがすごく
感情移入しやすくて良かった。でも居ないからこそ際立つ家康の存在感(笑)
あの黄色いスポットライト演出にはヤラれたよ…。
それを見つめる三成の表情が一幕OPと二幕OPで全く違うのもね…。
私がBASARAの三成にハマったのはその悲劇があってからの家康との
救いようがない関係性なので凶王三成が誕生するラストシーンは
毎回辛くて泣いてたけどゾクゾクもしていました。
誠治郎くんがまたすごい熱演で素晴らしかったです。
今回はシリーズ初の試みで2部作でした。
一幕が小十郎と佐助がメインの「深淵の宴」
二幕が三成がメインの「凶王誕生」
これ、お話の時系列が逆なんですよね。誠治郎くんを座長としたからこの
構成なんでしょうけど私は逆でも良かったんじゃないかな~と思いました。
話の流れが前後してる部分があって分かりにくいし、二幕の終わり方が
鬱すぎる上に結構唐突に終わる感じのラストだったので暗転からすぐに
カテコへ入る転換の早さに気持ちが追いつかず毎回戸惑いながら拍手して
おりました…^^;
一幕ラスト新キャストの蒼紅が対峙してそれをそれぞれの主従が見守る
という爽快な終わりの方がこれからこの舞台の軸となる新しい蒼紅二人を
印象づける感じにもなって良かったんじゃないかな~と…。
まぁタイトルにある通り今回焦点を当てているキャラが違うのと座長が
誠治郎くんなんでそうなるのも分かるんですけどね…難しい…。
私は誠治郎三成が大好きですし座長で嬉しかったけどもやっぱりドン!
と蒼紅が中心にいないとなんだか落ち着かないものですね。。。
今回、東京公演3日目、名古屋公演2日目、大阪公演を全通いたしました。
正直、初見の時に「一幕これあと8回見るのか…」って思いました^^;
これはもうあくまでも個人的になんですが新蒼紅に思ってた以上に色々と
戸惑う点が多かったからかなと。
まず滝川筆頭ですが東京で見た時は全く腰の入っていない殺陣でしかも
動きが重く感じられたのとあと笑顔の爽やかさに戸惑いました(笑)
でも殺陣は名古屋・大阪を経て驚くほど進化してました。
久保田筆頭はたまにニヤリと笑うくらいであとはほぼクールな筆頭なのですが
滝川筆頭はとにかく熱い!台詞の言い方がほぼ熱い!(笑)
滝川筆頭らしい役作りでいいんですけどもうちょいそこはクールに
言うんじゃないかな~って思う部分もありました…。
とにかく久保田筆頭とはまた全然違う筆頭だな~と思いました。
私が久保田筆頭好きすぎる自覚あるので慣れるまで時間かかりました^^;
宴会芸に関しては完璧に滝川筆頭が伊達軍を翻弄してましたね(笑)
本来ならきっとそうあるべきだと思うのであそこだけは全く違和感感じなかったw
いつも自由すぎる友一こじゅを後ろで沸点低すぎるだろ!wってくらい笑いながら
見てた久保田筆頭、自由すぎる滝川筆頭をどう扱って良いのか分からない友一こじゅ。
本当に立場が逆転してしまったよね(笑)演じる人が変わると同じキャラなのに在り方が
変わっていくのが生身の人間が演じる舞台の面白さだなとも思いました。
これからの新・伊達軍も楽しみです。
そういや風魔と三成の殺陣がすごいと話題になってましたが私は小十郎と三成の
殺陣の速さに驚きました!前者の2人がレベル凄いのは分かってたので。
あ!あとコニー元就の殺陣も更に進化しててヤバかったです!
輪刀を振り回す動きがよりダイナミックになってたしあの高低差のある舞台で
よくあんなに動けるな!ともう感嘆しました。キャストも言ってたけど
宇宙一の輪刀使いですよ!(笑)
そして孫一姐さんの殺陣もすごくレベルアップしてたし謙信様も然り…!
吉岡君の幸村は最初東京で見た時、周りに比べて声量が小さいなと思ったのと
幸村の雄叫びが喉を気遣ってなのか心から振り絞る感じが全然出てなくて…。
でも名古屋で見たらすっごい良くなってた。どうやらこばPにもそこダメ出し
されたらしいw(@アフトク)殺陣はすごく上手かったので後は滑舌と
台詞が幸村として心から言ってるように見えたらいいな~と…。
一幕の話って間違った方へ行こうとする未熟な主を諫め導いていく従者の話
なんですが側でアドバイスしながら成長を見守るという点においてなんだか
中の人同士の関係性にもすごくリンクする話だな~と見てて思いました。
洋二郎さんの佐助がすっごいカッコよくて!あんなに殺陣や台詞があるのに
ちゃんと佐助らしく飄々としてて。台詞に「息一つ乱してないとは」って
あるんだけど本当に乱してないんだよね…ほんとすごい…。
主である幸村を見る目が凄く好きでした。時に冴えた目で見てたり
暖かい目で見てたり…おかん!忍びの命なんて使い捨てるものだ!って言う佐助に
それはできない!と訴える幸村とのやり取りには何回か涙しました…。
あとかすがへのウィンクと宴会芸の時の素敵な歌声ね(笑)
新キャストで一番印象に残ってるのはいつきちゃん!ほんとリアルショタ!
あれで二十歳ってまじですか?!(笑)声も動きもすごくいつきちゃんで可愛すぎて
涙出そうになったわ!wあと北条のじいさんも良かった!
そしてビシンの半兵衛が驚くほど半兵衛さまだった…!!特に声色にびっくり!
殺陣の動きもすごく半兵衛さまだった~。ちょいガニ股気味だったの気になったけどw
あとフォロワさんも言ってたけどあの中ではかなり年齢若いのにそれを感じさせなかった
のがすごいね。秀吉さまとの空気感もすごく良かった…。
ビシンの「秀吉…」って呼ぶ時の情のこもった優しい響きがすごく好きでした…。
そしてそして!三好三人衆が格好良すぎた…。さすがJAE3人衆…。
出番あれだけとか勿体ないと思いました…。
二幕の凶王誕生は豊臣軍好きには楽しく、そして辛すぎる展開で。
初見はもう号泣でした…。その後も何回も見てるのに結局毎回泣いてましたね。
普通は何回も見てると泣けなくなってくるのに誠治郎三成の演技がどんどん
すごくなっていっていくから結局いつも泣いてしまっていた…。
半兵衛さまの命が尽きようとしてる時に官兵衛や孫一の裏切りを告げちゃうのが…
秀吉さまを残して逝くのか!と思わず言っちゃうのが三成だな~って思いましたね…。
「半兵衛さまのお言葉をお伝えしなくてはならない」って台詞すごいグッときたな~…。
そして今回の舞台で一番ハッとして胸を突かれたシーンは家康が謀反っていう
報告を聞いた時に瞬時に怒りだすかと思ったらすごく冴えた表情で
「家康はそんな男ではない…」って言い返したとこです…。
この台詞は脚本にはなかったらしいですが暗転して転換させにくかったので
西田さんが付け加えたとか…。確かにこの後の展開でも信じきってる描写続くし
あの台詞があったからこそ余計に裏切られた三成の悲壮感が良く出てました…。
秀吉様が死んだ時に東京で見た時は結構すぐに「秀吉様あああああ」って
叫んでたのが秀吉の体を揺さぶって幼子のような声で「秀吉様…?」って
何回か呼びかるもんだからもうそっからまた号泣ですよ…。
そして家康の家紋が入った(薄い水色でちゃんと入ってたけどあれ見難いので
黒でも良かったんじゃないかと…)旗印を見つけて動揺しながら周辺を這い回り
ながら次々と見つかる旗印に次第に現実を理解していく三成がもうね…
見てて辛かった…。
そこから激情していつもみたいな流れるような殺陣じゃなくて感情のままに
闇雲に刀を振り回して敵兵を惨殺していくシーンがどんどん凄みを増してて
見てて怖かったし哀しかった…。
今回見てて思ったのは三成のセリフを聴く度に三成が描く未来図には家康の
存在が思ってたよりも重かったんだなという事です。
ただ、伊達主従を討ち取って狂ったように秀吉に勝利を献上する許可を求める
台詞に家康の名前が一緒に出てきたのはなんだかちょっとえ…ってなりましたが…。
三成が思い描く未来=光がどんどん奪われて最後の光を奪って行ったのは
一緒にその光りの中にいるはずだった家康ってのがもうね…。
最終的に三成があーなっちゃうのは仕方がない…と思いました。
誠治郎くんの殺陣は勿論ですが演技も本当に大好きだな~って改めて思いました。
座長、お疲れ様でした!
ここからはこの舞台を見続けてきてちょっと思った事を書きたいなと…。
これは前から思ってたんですけどBASARAの脚本ってゲームをやったことが
ないとかBASARAのキャラの関係性を知らないで見に来るお客様にはちょっと
分かり辛いというか不親切な部分が多いような気がします…。
今回はそれがまた顕著に出てた気が…^^;
ここは知ってるでしょ?っていう前提な部分が多くて説明不足かなって…。
舞台っていうのはその原作を好きな人も来ますがそこに出る役者さんだったり
気になってるから見に来るというお客さんもいるわけで…。
カプコンさんが脚本を書いてるらしいのですがもうちょい舞台初見でも
分かりやすくする為にこのエピソード挟むといいのになって思うことが
ちょいちょいありました…。ゲームしてる人は「あ、このシーンか」って
分かるんでしょうけど…。そういう面もちょっと考慮して欲しいなと。
あと2.5次元舞台を見に来るお客さんって極端に言えばキャラを見に来るのであって
その他な部分をあまりに不必要にゴリ推しされると・・・ってなってしまうのですよね。
これ瀬戸内の時も書いたけど…。
西田さんの演出はすごく滾ることも多いですけど「これすごいでしょ?」的な
部分が強すぎることがあって個人的にそこが苦手でもあります…。
孫一姐さんの謎のダンス演出とアンサンブルさん達のあの訓練シーン長すぎですw
あとじじいの孫もいらなかったかな…なんであそこまでして出したいのでしょ…。
出したおかげでまたコール騒ぎ起きたしな…。
今までとは違う事をするって聞いた時に宴会芸消えるかな…凶王誕生とかだしね…
と思ったらそこは継続でOP殺陣が無くなってたり…。個人的に無くてもいいかな的な
部分が残って残して欲しいとこが残ってなかった…。
いや、宴会芸すごい楽しかったですけど!w豊臣軍ネタ豊富だな!wwって
十分楽しみましたけど!(笑)でもここがあまりにも長すぎて原作の他のエピソードが
挟めないっていうのがあると思います…。話の流れが切れちゃう感半端ないし何より
限られてる本編の尺が勿体ないというか…うーん…。
身内同士で固まりすぎてる感があるので一旦違う風を入れるかもう一度
作品を客観的に見直して欲しいな~と思ってたりします。
色々好き勝手言ってますがあのキャスト・スタッフ一同の作る舞台BASARAが
大好きなのですよ。好きだからこその思いというか…。
ところで今回初めて次回作発表がないですが大千秋楽の特別編でヒロ家康が
出て来た時は恐れていた3の再演か?!ってドキドキしましたよ…。
結局発表はなかったですけどもやるとしてもしばらく休みください(笑)
3はね、再演してほしいとはずっと思ってて。関ヶ原が好きというのも
あるのですが何よりDVDの品質が酷すぎて…特に音声…^^;
あとラストシーンの演出が変更前なのもあるし…。
DVD収録の後にあった東京公演ではあそこ変わってるんですよね…。
でもまぁその前に今度は新蒼紅をメインに据えて他のキャラも見せつつ
っていう舞台を見たいかな。。。
秀吉や半兵衛さま、形部がいる時の三成ってホント幸せそうだよね。
その分ラストの怒涛の鬱展開に号泣しますが…。
今回、家康は舞台には出てないので三成の視点だけで見れたのがすごく
感情移入しやすくて良かった。でも居ないからこそ際立つ家康の存在感(笑)
あの黄色いスポットライト演出にはヤラれたよ…。
それを見つめる三成の表情が一幕OPと二幕OPで全く違うのもね…。
私がBASARAの三成にハマったのはその悲劇があってからの家康との
救いようがない関係性なので凶王三成が誕生するラストシーンは
毎回辛くて泣いてたけどゾクゾクもしていました。
誠治郎くんがまたすごい熱演で素晴らしかったです。
今回はシリーズ初の試みで2部作でした。
一幕が小十郎と佐助がメインの「深淵の宴」
二幕が三成がメインの「凶王誕生」
これ、お話の時系列が逆なんですよね。誠治郎くんを座長としたからこの
構成なんでしょうけど私は逆でも良かったんじゃないかな~と思いました。
話の流れが前後してる部分があって分かりにくいし、二幕の終わり方が
鬱すぎる上に結構唐突に終わる感じのラストだったので暗転からすぐに
カテコへ入る転換の早さに気持ちが追いつかず毎回戸惑いながら拍手して
おりました…^^;
一幕ラスト新キャストの蒼紅が対峙してそれをそれぞれの主従が見守る
という爽快な終わりの方がこれからこの舞台の軸となる新しい蒼紅二人を
印象づける感じにもなって良かったんじゃないかな~と…。
まぁタイトルにある通り今回焦点を当てているキャラが違うのと座長が
誠治郎くんなんでそうなるのも分かるんですけどね…難しい…。
私は誠治郎三成が大好きですし座長で嬉しかったけどもやっぱりドン!
と蒼紅が中心にいないとなんだか落ち着かないものですね。。。
今回、東京公演3日目、名古屋公演2日目、大阪公演を全通いたしました。
正直、初見の時に「一幕これあと8回見るのか…」って思いました^^;
これはもうあくまでも個人的になんですが新蒼紅に思ってた以上に色々と
戸惑う点が多かったからかなと。
まず滝川筆頭ですが東京で見た時は全く腰の入っていない殺陣でしかも
動きが重く感じられたのとあと笑顔の爽やかさに戸惑いました(笑)
でも殺陣は名古屋・大阪を経て驚くほど進化してました。
久保田筆頭はたまにニヤリと笑うくらいであとはほぼクールな筆頭なのですが
滝川筆頭はとにかく熱い!台詞の言い方がほぼ熱い!(笑)
滝川筆頭らしい役作りでいいんですけどもうちょいそこはクールに
言うんじゃないかな~って思う部分もありました…。
とにかく久保田筆頭とはまた全然違う筆頭だな~と思いました。
私が久保田筆頭好きすぎる自覚あるので慣れるまで時間かかりました^^;
宴会芸に関しては完璧に滝川筆頭が伊達軍を翻弄してましたね(笑)
本来ならきっとそうあるべきだと思うのであそこだけは全く違和感感じなかったw
いつも自由すぎる友一こじゅを後ろで沸点低すぎるだろ!wってくらい笑いながら
見てた久保田筆頭、自由すぎる滝川筆頭をどう扱って良いのか分からない友一こじゅ。
本当に立場が逆転してしまったよね(笑)演じる人が変わると同じキャラなのに在り方が
変わっていくのが生身の人間が演じる舞台の面白さだなとも思いました。
これからの新・伊達軍も楽しみです。
そういや風魔と三成の殺陣がすごいと話題になってましたが私は小十郎と三成の
殺陣の速さに驚きました!前者の2人がレベル凄いのは分かってたので。
あ!あとコニー元就の殺陣も更に進化しててヤバかったです!
輪刀を振り回す動きがよりダイナミックになってたしあの高低差のある舞台で
よくあんなに動けるな!ともう感嘆しました。キャストも言ってたけど
宇宙一の輪刀使いですよ!(笑)
そして孫一姐さんの殺陣もすごくレベルアップしてたし謙信様も然り…!
吉岡君の幸村は最初東京で見た時、周りに比べて声量が小さいなと思ったのと
幸村の雄叫びが喉を気遣ってなのか心から振り絞る感じが全然出てなくて…。
でも名古屋で見たらすっごい良くなってた。どうやらこばPにもそこダメ出し
されたらしいw(@アフトク)殺陣はすごく上手かったので後は滑舌と
台詞が幸村として心から言ってるように見えたらいいな~と…。
一幕の話って間違った方へ行こうとする未熟な主を諫め導いていく従者の話
なんですが側でアドバイスしながら成長を見守るという点においてなんだか
中の人同士の関係性にもすごくリンクする話だな~と見てて思いました。
洋二郎さんの佐助がすっごいカッコよくて!あんなに殺陣や台詞があるのに
ちゃんと佐助らしく飄々としてて。台詞に「息一つ乱してないとは」って
あるんだけど本当に乱してないんだよね…ほんとすごい…。
主である幸村を見る目が凄く好きでした。時に冴えた目で見てたり
暖かい目で見てたり…おかん!忍びの命なんて使い捨てるものだ!って言う佐助に
それはできない!と訴える幸村とのやり取りには何回か涙しました…。
あとかすがへのウィンクと宴会芸の時の素敵な歌声ね(笑)
新キャストで一番印象に残ってるのはいつきちゃん!ほんとリアルショタ!
あれで二十歳ってまじですか?!(笑)声も動きもすごくいつきちゃんで可愛すぎて
涙出そうになったわ!wあと北条のじいさんも良かった!
そしてビシンの半兵衛が驚くほど半兵衛さまだった…!!特に声色にびっくり!
殺陣の動きもすごく半兵衛さまだった~。ちょいガニ股気味だったの気になったけどw
あとフォロワさんも言ってたけどあの中ではかなり年齢若いのにそれを感じさせなかった
のがすごいね。秀吉さまとの空気感もすごく良かった…。
ビシンの「秀吉…」って呼ぶ時の情のこもった優しい響きがすごく好きでした…。
そしてそして!三好三人衆が格好良すぎた…。さすがJAE3人衆…。
出番あれだけとか勿体ないと思いました…。
二幕の凶王誕生は豊臣軍好きには楽しく、そして辛すぎる展開で。
初見はもう号泣でした…。その後も何回も見てるのに結局毎回泣いてましたね。
普通は何回も見てると泣けなくなってくるのに誠治郎三成の演技がどんどん
すごくなっていっていくから結局いつも泣いてしまっていた…。
半兵衛さまの命が尽きようとしてる時に官兵衛や孫一の裏切りを告げちゃうのが…
秀吉さまを残して逝くのか!と思わず言っちゃうのが三成だな~って思いましたね…。
「半兵衛さまのお言葉をお伝えしなくてはならない」って台詞すごいグッときたな~…。
そして今回の舞台で一番ハッとして胸を突かれたシーンは家康が謀反っていう
報告を聞いた時に瞬時に怒りだすかと思ったらすごく冴えた表情で
「家康はそんな男ではない…」って言い返したとこです…。
この台詞は脚本にはなかったらしいですが暗転して転換させにくかったので
西田さんが付け加えたとか…。確かにこの後の展開でも信じきってる描写続くし
あの台詞があったからこそ余計に裏切られた三成の悲壮感が良く出てました…。
秀吉様が死んだ時に東京で見た時は結構すぐに「秀吉様あああああ」って
叫んでたのが秀吉の体を揺さぶって幼子のような声で「秀吉様…?」って
何回か呼びかるもんだからもうそっからまた号泣ですよ…。
そして家康の家紋が入った(薄い水色でちゃんと入ってたけどあれ見難いので
黒でも良かったんじゃないかと…)旗印を見つけて動揺しながら周辺を這い回り
ながら次々と見つかる旗印に次第に現実を理解していく三成がもうね…
見てて辛かった…。
そこから激情していつもみたいな流れるような殺陣じゃなくて感情のままに
闇雲に刀を振り回して敵兵を惨殺していくシーンがどんどん凄みを増してて
見てて怖かったし哀しかった…。
今回見てて思ったのは三成のセリフを聴く度に三成が描く未来図には家康の
存在が思ってたよりも重かったんだなという事です。
ただ、伊達主従を討ち取って狂ったように秀吉に勝利を献上する許可を求める
台詞に家康の名前が一緒に出てきたのはなんだかちょっとえ…ってなりましたが…。
三成が思い描く未来=光がどんどん奪われて最後の光を奪って行ったのは
一緒にその光りの中にいるはずだった家康ってのがもうね…。
最終的に三成があーなっちゃうのは仕方がない…と思いました。
誠治郎くんの殺陣は勿論ですが演技も本当に大好きだな~って改めて思いました。
座長、お疲れ様でした!
ここからはこの舞台を見続けてきてちょっと思った事を書きたいなと…。
これは前から思ってたんですけどBASARAの脚本ってゲームをやったことが
ないとかBASARAのキャラの関係性を知らないで見に来るお客様にはちょっと
分かり辛いというか不親切な部分が多いような気がします…。
今回はそれがまた顕著に出てた気が…^^;
ここは知ってるでしょ?っていう前提な部分が多くて説明不足かなって…。
舞台っていうのはその原作を好きな人も来ますがそこに出る役者さんだったり
気になってるから見に来るというお客さんもいるわけで…。
カプコンさんが脚本を書いてるらしいのですがもうちょい舞台初見でも
分かりやすくする為にこのエピソード挟むといいのになって思うことが
ちょいちょいありました…。ゲームしてる人は「あ、このシーンか」って
分かるんでしょうけど…。そういう面もちょっと考慮して欲しいなと。
あと2.5次元舞台を見に来るお客さんって極端に言えばキャラを見に来るのであって
その他な部分をあまりに不必要にゴリ推しされると・・・ってなってしまうのですよね。
これ瀬戸内の時も書いたけど…。
西田さんの演出はすごく滾ることも多いですけど「これすごいでしょ?」的な
部分が強すぎることがあって個人的にそこが苦手でもあります…。
孫一姐さんの謎のダンス演出とアンサンブルさん達のあの訓練シーン長すぎですw
あとじじいの孫もいらなかったかな…なんであそこまでして出したいのでしょ…。
出したおかげでまたコール騒ぎ起きたしな…。
今までとは違う事をするって聞いた時に宴会芸消えるかな…凶王誕生とかだしね…
と思ったらそこは継続でOP殺陣が無くなってたり…。個人的に無くてもいいかな的な
部分が残って残して欲しいとこが残ってなかった…。
いや、宴会芸すごい楽しかったですけど!w豊臣軍ネタ豊富だな!wwって
十分楽しみましたけど!(笑)でもここがあまりにも長すぎて原作の他のエピソードが
挟めないっていうのがあると思います…。話の流れが切れちゃう感半端ないし何より
限られてる本編の尺が勿体ないというか…うーん…。
身内同士で固まりすぎてる感があるので一旦違う風を入れるかもう一度
作品を客観的に見直して欲しいな~と思ってたりします。
色々好き勝手言ってますがあのキャスト・スタッフ一同の作る舞台BASARAが
大好きなのですよ。好きだからこその思いというか…。
ところで今回初めて次回作発表がないですが大千秋楽の特別編でヒロ家康が
出て来た時は恐れていた3の再演か?!ってドキドキしましたよ…。
結局発表はなかったですけどもやるとしてもしばらく休みください(笑)
3はね、再演してほしいとはずっと思ってて。関ヶ原が好きというのも
あるのですが何よりDVDの品質が酷すぎて…特に音声…^^;
あとラストシーンの演出が変更前なのもあるし…。
DVD収録の後にあった東京公演ではあそこ変わってるんですよね…。
でもまぁその前に今度は新蒼紅をメインに据えて他のキャラも見せつつ
っていう舞台を見たいかな。。。