毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週のこりの4日、なにをきこうかと朝から思案。管弦楽組曲だと4曲なのできりがよいかと思ったのですが、けっきょく気のむくままに、ということで今日楽しむのは、チェコのフルート奏者、ヤナ・セメラードヴァーの「Solo for the King」。「Solo for the King」は副題に「Concert at the Court of Frederick the Great」とあるように、フリードリヒ大王の演奏会に供されたフルート音楽を集めたCDで、これからきくバッハのロ短調ソナタ(BWV1030)のほか、次男エマニエル、弟子キルンベルガー、大王の師クヴァンツ、フランティシェク(フランツ)・ベンダのソナタが収録されています。

セメラードヴァーは、プラハ音楽院やプラハ・カレル大学で学んだ奏者で、ベルリン古楽アカデミーなど、ヨーロッパのいろいろなアンサンブルで吹いており、最近ではコレギウム・マリアヌムの指揮者もつとめています。このブログでも紹介した、ペーター・ダイクストラたちによる「クリスマス・オラトリオ」にも参加しており、楽しそうに吹く姿をみることができます。セメラードヴァーのフルートは、芯のしっかりした音色で、BWV1030ではひかえめな装飾がちりばめられています。きっと楽しそうに吹いているのでしょうね。共演のチェンバロは、ベルトラン・キュイエです。

CD : SU 4087-2(Supraphon)

SU 4087-2

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