ちょっと空き時間ができたので、これからヨーハン・クリストフ・アルトニコルのソナタで、しばし楽しむことにします。アルトニコルは1719年生まれの音楽家で、バッハの弟子。1744年から師事したようなので、バッハ晩年の弟子ということになります。1748年からはナウムブルクのヴェンツェル教会のオルガン奏者となり、翌年の1749年にはバッハの娘エリーザベト・ユリアーネ・フリーデリカ(1726年生)と結婚し、娘婿となりました。
これからきくハ長調のソナタは、グレゴル・ホルマン(チェンバロ)の「Claviermusik der Bach Schüler」(MDG MD+GL 3318)に収録されたもの。ちなみに、このアルバムには題名どおり「バッハ楽派のクラヴィーア音楽」、つまり、ヨーハン・フリードリヒ・アグリーコラ、ヨーハン・ゴットリープ・ゴルトベルク、ヨーハン・ルートヴィヒ・クレープス、ヨーハン・エルンスト・バッハ、ヨーハン・ゴットフリート・ミューテルの作品が収録されています。