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●火山学者のレベルや噴火予測の精度は知らないが、超巨大噴火は起こりません、とでも言いたげな田中俊一氏

2014年11月13日 00時00分36秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事【御嶽山噴火を無視 政府追認する「原子力規制委」の存在意義】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153804)。
東京新聞の記事【規制委田中委員長が火山学会批判 審査基準見直し提言で】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014110501001473.html)。

 「「火山学者のレベルについて私が申し上げる資格もないし、知識もありませんし、<社会的対応がどうこう>というべきことではない。御嶽山の水蒸気爆発による噴火と、(川内原発で問題になっている)超巨大噴火は、起こる現象が全然違う」とか言って、見直すそぶりもないのである」・・・・・・。そして、 「「火山学会が今更のごとくそんなことを言うのは、私にとっては本意ではない」と述べ、火山学会の対応遅れを批判・・・・・・「極めて大変な自然現象が相当の確率で起きるというなら、もっと早急に発信してくるべきだ。科学者の社会的責任ですよ」と持論を展開。その上で「火山学会挙げて夜も寝ないで観測をして、国民のために頑張ってもらわないと困るんだよ」と不快感をあらわにした」。

 原子力「ムラ寄生」委員会田中俊一委員長殿は、最初は「知らないふり」をして、終いには記者会見で、とうとうブチ切れたそうです。「火山学者のレベルや噴火予測の精度は知らないが、超巨大噴火は起こりません」、とでも言いたげです。アベ様や電力会社の言い分にしか耳を傾けないで何を言っているのでしょうね? 火山学会、是非、「科学者の社会的責任」を果たしていただいて、再稼働などと言う暴挙を止めて下さい。売られたケンカは買うべきだ!
 川内原発の再稼働についての「地元」同意・手続き「完了」に続いて、高浜”プルサーマル”原発の再稼働を目指しているようで、「狂気の伝染、狂気の連鎖」が進行中です。最終的には東京電力の柏崎刈羽原発さえも再稼働しかねない勢いです。「狂っている」としか思えません。 

   ●再稼働ありきの「世界最高水準の規制基準」という「世界一の無責任」さ
   『●火山の巨大噴火時の緊急核燃料輸送に何時間、何日間?
                                 答えは「2年以上」!

   『●「今後の運転期間はせいぜい三十年間。
        その間の噴火はないだろう」との推測下、川内原発規準OK
   『●原発再稼働という恥ずべき選択 ~「新基準は世界一」
           「世界最高レベル」ではなく、「世界一の無責任」~
   『●九州電力川内原発を再稼働させてはイケナイ:  
       何のための専門家会合? 市民の意見提出??
   『●御岳山噴火は水蒸気爆発なので予測不可
       ・・・川内原発再稼働「影響せず」、でOKですか?
   『●安心な新「安全神話」: 「万が一事故が起きた場合は
          関係法令に基づき、政府が責任を持って対処する」
   『●怒号渦巻く川内市住民説明会: 
         誰が川内原発再稼働を望んでいるのか?
   『●「恥」と共に原発による人権侵害までも輸出
       =「輸出先が加盟国なら、日本製の原発でもメーカーは免責」
   『●「超巨大噴火が、100年以内に起こり得るというのは大変なこと」:
                        九州電力川内原発再稼働という無謀

   『●岩切秀雄薩摩川内市長は責任を
     「最終的には国が負うべきだ」と強調・・・自民党の一体誰が責任を??
   『●川内原発再稼働という暴走: 「これほど地震が多い国で、
              原発が安全だと信じる人がまだ残っている」?
   『●御岳山噴火は水蒸気爆発なので予測不可
        ・・・川内原発再稼働「影響せず」、でOKですか?


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153804

御嶽山噴火を無視 政府追認する「原子力規制委」の存在意義
2014年10月2日

     (規制委員会の田中俊一委員長/(C)日刊ゲンダイ)

 川内原発再稼働に突き進む安倍政権。原子力規制委員会は“最後のとりで”との期待もあったが、ダメだった。政府方針の“追認機関にすぎないことがハッキリした。

 今回の御嶽山の噴火について菅義偉官房長官は、29日の記者会見で「川内原発再稼働への影響を与えないと思う」と早々と宣言。今回の噴火事故を受けて再稼働を見直すことを否定したが、1日の会見で原子力規制委員会の田中俊一委員長も「(今回の噴火が川内原発再稼働に影響を与えるのかについて)再検証するべきことではない」と菅官房長官に同調したのである。

 今回、御嶽山の噴火でわかったのは日本の火山学者の予知・予測のつたなさと、想定をはるかに上回る噴火が起きて、しかも、何の警告も出されていなかったことから多くの犠牲者を出したという事実である。

 日本の火山学者の予知レベル、危機管理態勢の不備など検証すべきことは山ほどある。実際、一部の火山学者からは「地震動が始まっていたのに登山者に警告を発したり、登山自粛を求めなかったのは問題だった。地元観光業への打撃を気にしすぎたのではないか」という声が上がっている。


■「現象が全然違う」

 そこで田中委員長に、「日本の火山学者は国際レベルに達しているのか、危機管理態勢が整っているかも含めて再検証するべきではないか」と聞いてみたのだが、その答えにはガックシだ。

   「火山学者のレベルについて私が申し上げる資格もないし、
    知識もありませんし、<社会的対応がどうこう>というべきことでは
    ない。御嶽山の水蒸気爆発による噴火と、(川内原発で問題に
    なっている)超巨大噴火は、起こる現象が全然違う」とか言って、
    見直すそぶりもないのである。

 異なる噴火現象といっても、同じ日本の火山学者の知見を基に予測や対応を考えているのだから、その学者が信用できなければ、議論の前提が崩れてしまうまして、議論しているのは原発の安全性や避難計画なのである。国内外の専門家や危機管理のエキスパートに相談すらしないのは異常に見える。

 政府の言い分にお墨付きを与えるだけの規制委であれば必要ないし、田中委員長の適性も問われる

(取材協力=ジャーナリスト・横田一
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014110501001473.html

規制委田中委員長が火山学会批判 審査基準見直し提言で
2014年11月5日 18時43分

 原子力規制委員会の審査基準「火山影響評価ガイド」の見直しなどを求めた日本火山学会委員会の提言について、規制委の田中俊一委員長は5日の定例記者会見で「火山学会が今更のごとくそんなことを言うのは、私にとっては本意ではない」と述べ、火山学会の対応遅れを批判した。

 田中委員長は「極めて大変な自然現象が相当の確率で起きるというなら、もっと早急に発信してくるべきだ。科学者の社会的責任ですよ」と持論を展開。その上で「火山学会挙げて夜も寝ないで観測をして、国民のために頑張ってもらわないと困るんだよ」と不快感をあらわにした。

(共同)
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