「ルービニ氏でさえ、ダークサイドでなくなってきた」。2008年の金融危機を適格に予言したニューヨーク大学のルービニ教授。悲観派の代表で”破滅博士”の異名で呼ばれる。そのルービニ教授がネットで公開した論文で「ユーロ崩壊の危機は目覚ましく後退した」と書いたからだ。
いわば「株価は不安の壁を駆け上がる」という相場格言を地でいく展開になってきたわけだ。「ダウ平均が今後年率7%ベースで上昇していけば、10年後には現在の2倍の3万ドルもありうる」。今の延長線をまっすぐ先に引くかのような超強気の議論が、メディアでそのまま取り上げられている。投資信託などを通じて個人マネーが株式市場に戻ってきているのも、強気派の自信を深めさせているようだ。しかし、相場格言に「楽観と幸福の中で、強気相場は終焉する」とある。
強気を維持しつつも、警戒を怠らない投資姿勢が求められる局面であろう。東京株式市場も参議院選までは堅調を保つのではなかろうか。
いわば「株価は不安の壁を駆け上がる」という相場格言を地でいく展開になってきたわけだ。「ダウ平均が今後年率7%ベースで上昇していけば、10年後には現在の2倍の3万ドルもありうる」。今の延長線をまっすぐ先に引くかのような超強気の議論が、メディアでそのまま取り上げられている。投資信託などを通じて個人マネーが株式市場に戻ってきているのも、強気派の自信を深めさせているようだ。しかし、相場格言に「楽観と幸福の中で、強気相場は終焉する」とある。
強気を維持しつつも、警戒を怠らない投資姿勢が求められる局面であろう。東京株式市場も参議院選までは堅調を保つのではなかろうか。