67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

ジューン・クリスティのバラードならこれだ!

2008-10-31 00:00:12 | jazz & vocal
Ballads For Night People/June Christy
(Capitol ST1308)


 クリスティといえば"Something Cool"というほどの超有名盤がありますよね。この「何か冷たいもの」は夏にはいいですが、こう寒くなってくるとどうもしっくりこない。ジューンのアルバムはどのアルバムも平均点以上の好アルバムがその他にもたくさんありますよね。本日は、クラブシーンを意識してバラードばかりを集めた「Ballads For Night People」をアップいたします。

 勿論だがアレンジとテナーは夫君のボブ・クーパーがつとめています。2つのセットの伴奏が聴かれ小編成のFrank Rosolino(tb),  Bud Shank(as, fl),  Cooper(ts),  Joe Castro(p), Red Callender(b),  Mel Lewis(ds), Kathryn Julye(harp)のセプテットの演奏が主体で一部の曲でMel LewisがStan Leveyに変わり, Buddy Collette(cl), フレンチホルン、イングリッシュホーン、バスクラ、バスーンなどを加えたセットの演奏もありますね。A面ではオープニングのBewithedがすばらしいですね。ハスキーなヴォイスでスマートに聴かせるボーカルは最高ですね。また2つのエリントンナンバー、A-3の"Do Nothin' 'Till You Hear From Me", B-4の"Don't Get Around Much Anymore"のジャジーな語り口はクリスティならではです。ほかにも"My Ship"や"Make Love To Me"など選曲はボーカルファンには納得という感じでしょうね。



 所有盤はCapitol, レインボーのステレオ盤です。バックカバーのイラストも粋な感じで大好きですね。

円熟のオスカー・ピーターソン・トリオのライブ

2008-10-30 06:01:16 | jazz & vocal
The Sound Of The Trio/Oscar Peterson
(Verve V-8480)


 考えてみるとオスカー・ピーターソンのアルバムは結構アップしていますね。超メジャーなアルバム"please requests"がコレクションのはじめでしたが、その後マイナーなものまでも結構揃えて今や、自分のライブラリの中でアーチスト別ではマイルスに次いで多いのがピーターソンではないかと思います。60年代のレギュラートリオ(OP, Ray Brown , Ed Thigpen)の活躍は皆さんご存知のとおりですが、"The Trio”と共にシカゴ/ロンドンハウスのライブ録音は人気盤の一つであろうと思います。"The Trio”がスタンダード中心の構成であるのと異なり本日アップの"The Sound Of The Trio"はオリジナルを含んだ長尺演奏が特徴でトリオの他のメンバー2人にも充分なソロ・ペースが与えられていることに気付く筈です。

 A-1はベーシスト、Oscar Pettiforrd作の"Tricrorism"です。同じくbass playerのレイのプレイが印象的です。そして、豪華絢爛たるOPのクラシック風イントロでみちびかれインテンポに入って行く"On Green Dolphin Street"は、この曲の演奏でも名演の一つでしょう。B面はシグペンの華麗なブラッシュワークがfeatureされる"Thags Dance"ではじまります。"Thags"はシグペンのニックネームのようですね。つづく"Ill Wind"のバラードプレイはテイタム風です。そしてラストの”Kadota's Blues"はお得意のブルースで安定感は抜群ですね。OP=Bluesの構図はかわりませんね。

 所有盤はMGMのT字ラベルのモノラル盤です。煙草をくわえて振り返るカバーも有名ですよね。煙草カバーの傑作の一つですね。

「弁当忘れても傘忘れるな」のVW富山イベントにむけて

2008-10-28 22:31:22 | Volkswagen

 天気によって行くかもしれない富山のVWイベントが近づいて来ました。11月の日本海側の天気は経験のある方ならご存知の通り・・・。「弁当忘れても傘忘れるな」の格言があるぐらいの曇天、雨、みぞれ、あられ、雪、何でも来いの変わりやすい天気です。そんな時期にこんな場所でVWイベントです。はたして晴天になるのかどうか・・・。

 エントリーはしたものの天気が悪ければイベントの楽しみは半減してしまいますよね。天気予報ではいまのところ何とかなりそうで、一応参加予定としています。

 イベントで使おうと思っていたBUGWORKS, H社長作成のフレームを飾るイーゼルを引っ張りだしてきました。先日の小豆島で使おうと思っていたイーゼルはピンが抜けて使えない状況でしたので修理しました、針金を通して何とか使えるようになりました。

 あとは700KMを走り抜く根性だけです。何とかこのフレームを飾れるようになればいいのですが・・・

こんなリッチなバリトンはいないなぁ!

2008-10-28 00:38:05 | jazz & vocal
Art & Soul/Arthur Prysock
(Verve V6-5009)


 ジャズ・ボーカルと言うには若干無理があるかもしれないですが、リッチなバリトンで知られる黒人シンガーのArthur Prysockはたまに聴くと実に気持ちがいいですね。以前にベイシーとやったアルバムをアップしましたが、第一声の迫力のバリトンには驚愕の一言がぴったりだったことを思います。本日はストリングスを加えたフルオーケストラで唄うPrysockのVerve盤をアップしますね。

 アレンジはMort Garsonだが、オケのメンバーについてはunknownです。A-1の"When I Said"の唄いだしに思わずにんまり。プレスリーで有名な”この胸のときめきを(You Don't Have To Say You Love Me”)です。勿論、プレスリーのように有名ではないですが、このPrysockの余裕すら感じさせる歌唱もいいですね。"Someone To Watch Over Me"や"Easy To Love"のジャジーなボーカルもいいですね。Aラスの"For Once In My Life"やB-1の"Take Me In Your Arms"のドラマティックな歌唱こそが彼の本質なのかも知れませんね。

 所有盤はVerveのブルーラベル、シルバーロゴのステレオMGM盤です。ピンカラ兄弟似、あるいはジェームス・ブラウン似とも言える彼の風貌を確認できるフロントカバーにアクの強さがにじみ出ていますね。

スーパーバンド

2008-10-27 05:32:11 | アコギ

 この週末はVWキャンプモービルクラブのウエストミーティングが岡山県赤磐市の吉井竜天キャンプ場で行われた筈ですが、今回は来週の富山遠征に備えて体力温存です。といっても子供達が「イオン高知に行きたい!」というもんで雨模様で大混雑(雨になると行くところがない高知です。)のなか高知最大のショッピングセンターに行ってきました。

 ここで偶然出くわしたのが、高知のストリートから全国デビューしたスーパーバンド(通称スパバン)です。女性2人のアコギデュオです。名前が凄いですが、もともとスーパーマーケットの店員だった彼女たちが路上でやり始めて徐々に人気があがり最近は四国アイランドリーグの応援歌や骨髄バンクのテーマソングなんかも出して徐々に全国区になりつつあります。各地の商店街での路上もやっているようなので、ご覧になった方もひょっとしたらいるのかも・・・。

 昨日のライブは例によって無料で「キンモクセイ」などヒット曲(?)を披露してくれました。声が出るし、アタックの強いストロークでなかなかやります!メンバーのゴッチさんは弦を切りながらの熱演でした。ドラさんのハープもナイスです。陰ながら応援してますよ~!

ビル・エバンス参加で有名ですよね!

2008-10-26 06:47:49 | jazz & vocal
The Singing Reed/Lucy Reed
(Fantasy 3-212 jp.reissue)


 インストピアノ界の中では知らない人のいないビル・エバンスの歌伴はトニー・ベネットとの共演などいくつかありますが、彼の参加だけでアルバム的価値が高くなる傾向はありますね。本日アップのLucy Reed盤もそういった一枚だと思います。といっても全曲で彼のピアノが聴ける訳ではないのです。旧知のDick Marx(p), Johnny Frigo(b)のデュオのサポートのトラックを含んでいます。エバンス的には"New Jazz Conception"前の録音で彼の絶頂期というにはまだまだという感じは否めませんが、そこはビッグネーム彼の参加で後々このアルバムの知名度があがったことは言うまでもありませんね。エバンスのグループはHowie Collins(g), Bob Carter(b), Sol Gubin(ds)のカルテットです。コリンズのギターが結構いい味出してますね。

 さて主役のLucyはというと以前にアップしたエバンスとの共演盤(これはギル・エバンスです)同様に白人アッサリ系の歌唱を趣味の良い選曲で聴かせてくれます。スタイル的にはアイリーン・クラールやジャッキー・ケイン系ですかねぇ?A-1の"Inchworm"を聴くだけで彼女のスタイルが想像できますし適度なハスキーボイスによるサラッとした語り口に引き込まれます。A面後半のポーターの"It's Alright With Me", 「ポーギーとベス」からの"There's A Boat Dat's Leavin' Soon For New York", タイトル通りのレイジー曲調がいい"Lazy Afternoon"のくだりが最高です。B面でも"Little Girl Blue", "Out Of This World"と選曲も申し分なしですね。

 所有盤は当然の国内盤再発ですが、ファンタジーのオリジナル盤は昔相当な価格が付いていたのを思い出します。B.Braderが描いたと思われる印象的なイラストカバーでも有名ですよね。

純正ガスドアトリムと独製ドアフィンガープレート

2008-10-26 04:59:43 | Volkswagen

 昨日は2つの部品装着をお願いするためにいつもお世話になっているフラットパワーさんにお邪魔しました。最近は、純正部品を箱入りで手に出来る機会は減っていますが、米国から輸入したガスドアトリムと独製のドアフィンガープレートをもって訪問です。やはり上の画像のように純正NOS(new old stock)の箱は雰囲気がありますね。

 

 一つ目はこのガスドアトリムです。ガスドアを開けて、ドアの爪を固定しているステイに共締めするだけなんですが、ネジをはずすとネジ穴がずれて結構装着にはコツが要るんですよね。自分でやんなくてよかったなぁ・・・。フラットパワーのYさんはヒョイヒョイとやってくれました。当たり前だけどプロやねぇ。ドアを開いたときと閉じたときの状態が上です。



 2つ目はお馴染みの独製のドアフィンガープレートです。これはオリジナルではないのでしょうが、"Made in Germany"の刻印入りです。これに弱い!(笑)。確かにフラット4さんにもアルミ製はおいてあるのですが、これはステンレス製で丁度アルミ製がフラットパワーさんにあったので重量を比べてみましたが全く違いますね。ドアノブをはずして簡単装着です。

 これでちょっと豪華さが増したかな?。そして次の週末に天気次第で行くかもしれない富山遠征に備えてエンジン周りをみてもらいました。何となくOK、「まあ走れるやろ!」ってことでcheck終了です。あとは天気次第ですね。

若い血潮を感じるウッズとバードの競演

2008-10-25 03:25:13 | jazz & vocal
The Young Bloods/Phil Woods & Donald Byrd
(Prestige 7080 jp.reissue)


 初期のプレステッジのアルバムをひもとくと、こういった特にリーダーを設定しない、あるいは双頭コンボ的なセッションがアルバムになっているのに気付きます。本日はドナルド・バードとフィル・ウッズの双頭コンボの一枚をアップしますね。ハードバップファンならこのフロントの組み合わせで思い出すのがGeorge Wallingtonのコンボですよね。ここではWallingtonのバンドで活躍したTeddy Kotick(b)を加え、ピアノにアル・ヘイグ、ドラムにチャーリー・パーシップの五重奏団です。56年という時代を反映したタイトル通りの暑いハードバップが聴けます。

 A-1のパーカーのオリジナル"Dewey Square"で幕をあけます。ヘイグに導かれてユニゾンでテーマが現れますがホワイトパーカーとも言うべきウッズのアルトが見事です。バードの流れるような美しいトーンのソロもいいですね。徐々に熱気を帯びて行くウッズのアドリブからバード、ウッズ、パーシップのチェースにつながって行く展開はまさにハードバップですね。続く"Dupeltook", "Once More"はいずれもウッズのオリジナルです。作曲者の太いアルトのサウンド、メロディアスなバードが聴きものですね。B面冒頭のパーカー未亡人チャンに捧げた"House Of Chan", またB-2の”In Walked George"は2人が所属したウォーリントンへのトリビュートで、いずれもウッズのオリジナルで、結局4曲をウッズが提供しておりウッズのこのアルバムへの熱いパッションを感じますね。そしてエモーショナルなウッズのバラード演奏が聴ける"Lover Man"で締めくくる展開です。

 所有盤は70年代後半のビクターの廉価盤です。しっかりした作りは70年代ならではですね。1500円で購入したこのシリーズは結構マイナーなものが主体だったのですが、このアルバムが最初にゲットしたアルバムで思い入れの一枚です。

レディ・デイの個人的愛聴盤

2008-10-24 01:59:08 | jazz & vocal
The "Lady" sings/Billie Holiday
(Decca DL8215)


 ジャズ/ボーカルの話になるとビリー・ホリデイは避けて通れないシンガーですが、彼女の代表作はと言うと途端に困ってしまいます。というのもこういった古いシンガー(プレイヤー)の場合にはSPだのEPだのなとまとまりがなく、再編集されていてどれがどれか自分の頭の中で整理が着かないのが実情だ。一般的にはコモドアやコロンビアの1930年代、40年代のアルバムがもてはやされているようですが、晩年のVERVEの録音は国内盤もでていて、比較的録音もいいし聴きやすい方だろうと思います。またデッカの盤も自分の中では録音的にも許容範囲ですね。ビリーの研究家、ファンもたくさんいて自分などは彼女の最高傑作はこれだなんて言える立場にはないことはわかっています。しかしながら、本日アップのデッカの"The Lady Sings"はビリーのしなやかで透き通った声、時としてうめきにも似たフレージングなど彼女の特徴が充分に発揮され、何と言っても視覚的に訴えるカバーが素晴らしく個人的愛聴盤となっています。

 オケがバックでTutti Camarata, Gordon Jenkins, Sy Oliverがバックをつとめています。A面冒頭の"Deep Song"のビリー節でいきなり虜になってしまう迫力を感じてしまいます。得意の"Don'T Explain"やビリーの作曲で知られる”God Bless The Child"も名唱にふさわしい内容だと思います。B面冒頭の"Good Morning Heartache"のしなやかな歌唱はこのアルバムきっての名唱と自分では位置づけています。B-5の"Easy Living"もいいですね。

 所有盤はdeccaのブラックレーベル、シルバーロゴのモノラル盤です。おそらくオリジナルかな?盤はいつものデッカの瓦せんべいのような硬いvinylです。若干ノイジーですが、瑞々しい録音でシルキーなビリーを楽しめる個人的愛聴盤ですね。

ビクトリノックス

2008-10-23 01:09:41 | キャンプ

 みなさん、このマルチパーパスの大変便利なナイフセットをご存知だろうか?アウトドアではとても役に立つ優れものです。以前は、アメリカのアウトドア服飾メーカー?であるL.L.BEANが出していたものを使用していましたが、シェルの接着がはがれてしまいましたので、今年の誕生日プレゼントとして女房がプレゼントしてくれました。

ビクトリノックスは既に120年以上の歴史を持つナイフメーカーです。創業者はスイス人のカール・エルズナーという方です。社名の「Victorinox(ビクトリノックス)」はエルズナーの母親のクリスチャンネーム「Victoria」とステンレスの国際名称「inox」を組み合わせたものです。当初はメインブレード、イレーシングブレード(小刃)、穴開け、缶切り、スクリュードライバー、コルク抜きの6つのパーツのみでしたが現在はハサミをはじめさらに多機能となりアウトドアユースにはもってこいの道具となっています。

今回GETした「レインジャー」というモデルはやや分厚いですが、機能的には文句なし。さらに"Camping"なんてロゴがあるのが嬉しいですね(笑)。