Glidin' Along / Benny Green (Jazzland JLP43)
トロンボーンシーンではハードバップならJ.J.JohnsonとCurtis Fullerがまず思い浮かぶでしょうが、自分のライブラリーにベニー・グリーンのリーダーアルバムが10枚もあるのです。彼のアルバムの表記を見ていくと"Bennie"と表記されているものが9枚で唯一"Benny"と表記されているのが本Jazzland盤だけ名のです。どう言う理由があって本アルバムだけが"Benny"なのか?誰か知っている人、教えてください。
ハイ、細かいところはこれくらいにして、早速、本日のアルバム"Glidin' Along"について書いてみます。61年の録音で、GriffinのセットにBennyが客演したようなパーソネルです。Benny Green(tb), Johnny Griffin(ts), Junior Mance(p), Larry Gales, Paul Chambers(b), Ben Riley(ds)のメンバーです。そうです、感の鋭い皆さんならGriff&Lockのテナーバトルバンドのメンバーであることにお気づきのことだと思います。曲によってChambersがGalesに変わります。スターダスト以外がすべてメンバーのオリジナルで占められていますが、Griffinの豪快なテナー、朴訥で優しいBennyのボントロは相性抜群です。Bennyはテナーとの2管フロントが好きで、Gene Ammonsm, Caharlie Ventura, Budd Johnson,Billy Root, Charlie Rouse, Eric Dixonなどのテナー奏者との共演があります。ここでは同じChicagoanのグリフィンがえらばれたようです。リズムも日頃の気心が知れたメンバーでありまとまり抜群です。ホットでブルージーなマンスのピアノが光っているのは皆さんの想像通りです。
所有盤はJazzlandのオリジナルモノラル盤です。モノですからオレンジのセンターレーベルで両溝使用です。アーシーなグリーンのボントロ、もっと評価されても良いように思うのですが・・・。