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67camper's Blog

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痛恨のレコード!!!

2007-04-27 05:33:22 | jazz & vocal
Subways Are for Sleeping/Dave Grusin
(Epic BN622)


 以前と異なり,ジャズのレコードは日本で再発されることは少なくなり,必然的に音盤探しはアメリカ本土で行うことがほとんどです。そんななかオークションは重要な入手手段となっていますが,モノを見ないで購入するリスキーな行為のため、以前は考えられないような事態にも遭遇することがあります。このアルバムもそういった痛恨の一枚なのです。デイブ・グルーシンについては,クロスオーバー(フュージョン)が席巻した1970年代後半から80年代初頭にかけて,この世界での仕事で一役スターダムに躍り出たプレイヤーなので,一連のナベサダやリー・リトナーとのコラボで聴かれた方も多いと思います。彼は,元々歌手アンディ・ウィリアムスのピアニストであった訳ですが、これが初リーダー盤だと思います。このアルバムについては,93年のジャズ批評別冊「ピアノトリオ1600」で初めて知ったのですが、地下鉄駅にたたずむデイブが捉えられたナイスカバーの一枚です。以前にある海外通販店でモノラル盤をGETしたのですが,自宅に届き開封すると,見事このカバーなのですが、スリーブの中には全く異なるビニルが入っていたのです!勿論,リファンドしてもらいましたが、こんなことも起こるのか?とあらためて海外通販の恐ろしさを知らされた一枚なのです。その後しばらく出会えませんでしたが、最近,このステレオ盤を入手しましたのでアップいたします。

 メンバーはMilt Hinton(b), Don Lamond(ds)、そしてGrusinのピアノというトリオフォーマットです。ブロードウェイヒットの"Subways Are for Sleeping"の曲を題材にしたピアノトリオ盤です。グルーシンのピアノは時にプレビン風,あるところではエバンス風に聞こえないこともないですが、ソウルフルな味には乏しく白人らしいカラッとした仕上がりの趣味の良いピアノです。ヒントンの好サポートもあり初リーダー盤らしいすがすがしい演奏といった感じです。B-1の最も長い"Getting Married"のプレイが一番すきですね。

 というわけで、モノラル盤のカバーとステレオ盤のカバー・ビニルと変な形で所有することになった痛恨の一枚です。アップ盤はエピックの黄色のセンターラベルで、stereoramaのロゴ、周囲の黒い縞模様が見られ、多分オリジナルと思います。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Dave Grusin (swan)
2007-04-27 06:25:34
おはようございます。

この人のフュージョン時代?のアルバムは全く興味ありませんが(笑)自分もCBS盤KaleidoscopeというLPのみ持ってます。ベイシー楽団のサド、フォスターが参加していて、モンクの曲やったりと変な構成ですがGrusinのピアノは結構新鮮に聴こえます。

それにしてもご紹介の盤・・ジャケットカッコイイですね!これは幻盤でしょうかねー?
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グルーシン (67camper)
2007-04-27 07:57:10
swanさん,コメントありがとうございます。
そうですよね,この人の『フュージョン時代?のアルバムは全く興味ありません』、よくわかります。ここに集われる皆さんは相当にピュアなジャズファンなのでGRUSINと聴いただけで無視してるでしょうね。でも、このアルバムはそんな風に発展(?)していくことを全く感じさせないピアノトリオですよ!カバーもいいでしょ!!!

swanさん御指摘のKaleidoscopeは自分は未聴です。メンバーもよさそうですね。インプットしておきますね。
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