
Warm Woods/Phil Woods
(Epic ECPZ-8 jp reissue)
(Epic ECPZ-8 jp reissue)
ジャズ・アルトサックスについて語ろうとすると、必ずパーカーの話からはじまるほどにバードことチャーリー・パーカーは偉大であったといいます。実際、そのアルバムをたくさん所有してるわけでもなく、晩年のリスニングに耐えうるアルバムが数枚がレコード棚の中にひっそりと置かれているにすぎません。それすらターンテーブルに載る機会は極めて少なく、むしろ彼の模倣者たち、パーカー派のアルトイストを聴く機会の方が圧倒的です。白人では、その第一人者が本日の主役、フィル・ウッズです。多くの有名盤から、今日はエピックのワンホーンアルバムをアップしますね。
プィル・ウッズの演奏は50年代後半に一つのピークを迎え、プレステッジ、RCAそしてこのエピックなどに快演が聴かれますが、この50年代最後のリーダーアルバムがこの"Warm Woods"です。エピックには、もう一枚有名なジーン・クイルとの熱いバトルを収録した"Phil Talks With Quill"という大有名盤がありますが、この日の録音とその直後の別のセッションをカップリングして出たのが本アルバムです。Bob Corwin(p), Nick Stabulas(b), Sonny Dallas(ds)のリズムセクションを従えたワンホーンアルバムである事も注目で、フィルのウォームなトーンを駆使したパーカー派のアルトプレイを堪能できる構成です。演奏曲も"In Your Own Sweet Way", "Easy Living". "I Love You", "Like Someone In Love"等のスタンダードと"Squire's Parlor"、"Walz For A Lovely Wife"などのフィルのオリジナルがバランスよく配されており、スタンダードでは哀愁のあるリリカルなプレイが、オリジナルでは時にアップテンポで吹きまくるプレイも楽しめ、この時期、フィルがいかに好調であったかが伺い知れます。
ジャケはというと、若きフィルが子犬を小脇に抱えて暖炉の前でたたずむショットが使われていてなかなか好ましいカバーです。所有盤は当然の国内盤再発ですが、このオリジナルは確か相当な高値をつけていたように思います。国内盤も結構見かけないですが、最近はCDで容易に聴けるアルバムですよね。
このアルバム・・長らく探してますが意外に見つかりませんね。見つけても法外に高いと見送ったりしますので(笑)ウッズのワンホーンでは初期のWoodloreなんかよく聴きます。後はG・ウォーリントン・コンボでの彼もいいですよね。
やはりLPで欲しいのでCDは買いませんよ(笑)
エピック盤、国内再発盤も結構少ないですよね。
おそらく回数的にはあまり出ていないので、中古の出玉が少ないんだと思います。
ただ国内盤なら絶対見つかりますが、結構高値がついてますよね!
再発輸入盤があるかも知れないですが、おそらくカバーが貧弱ですからね。まだ国内再発盤がましですものね。
>やはりLPで欲しいのでCDは買いませんよ(笑)
自分も所有してればおそらく同じ気持ちでしょう!
気長の探される事をおすすめします。
国内盤も稀少なんですね。見つけたら即買いですね。
このアルバムはさておき、"Phil Talks with Quill"は輸入盤も再発がでたと思うのですが・・・
アナログでの国内盤の再発も今後は余り期待できないですよね。
中古の国内盤再発も昔から割と見つかりにくいので、とりあえず見つけたら即購入がよろしいかと思います。
私もこの国内廉価盤ですが、このウッズはよく聴くんですよ。このくらいのウッズがいちばんピッタリきます。ウッズはあきれるばかりに吹きまくるときがありますが、そういうのはチョット遠慮しています。
このワンホーン・アルバムはウッズの青春の情感を感じさせてくれますよね。
そうですね、1曲目の"In Your Own Sweet Way"等のリリカルなプレイがこのアルバムの特徴ですよね。
クイルとバトルをやると吹きすぎますし、後年のミュージックデュボアなども吹きすぎですよね。こういうウッズも勿論歓迎ですが、最もリリカルなウッズのアルトが聴けるのがこのアルバムだと思います。
結構、この盤のアナログは探しておられる方が多いと思います。自分もなかなか出会えなかった記憶があります。オリジナルは高価すぎて手がでませんし・・・。
cookerさんが毎日行ってて、あえないんですから相当ですよね。国内発売はシュミットさんも言われるように廉価盤が一回だけでしょうかねぇ?