覆面評論家 改

サッカー、格闘技などスポーツ全般を綴ります。
日本の弥栄を祈念

久保竜彦と玉田圭司の体調不良で巻誠一郎と佐藤寿人はチャンスか?

2006-03-28 17:31:03 | サッカー
30日にエクアドル代表との親善試合を控える日本代表は、大分で合宿を開始した。ジーコ監督が先発2トップに指名した久保竜彦は全身に倦怠感を訴えて練習を回避し、玉田圭司も疲労のために宿舎で別メニューで調整した。柳沢敦の骨折に続き、日本代表FWは不安な状態が続いている。

以前よりは決定不足の声は小さくなったが、完全に解決されたとは言えない。その中で久保竜彦の存在は大きかった。久保竜彦が試合で得点すれば、ことさら大きく皆が騒いだ。試合を重ねるごとに守備にも動けるようになり、サポーターの期待も大きく膨らんだが、ここへきて倦怠感とは心配だ。元気を装ってもやはり無理をしていたのでないか?こじらせないためにも、休養は必要である。

玉田圭司は単なる疲労なので、休養の時間さえあれば解決するだろう。日本代表のFW国内組のアクシデントで、巻誠一郎と佐藤寿人は最後のアピールのチャンスをつかんだ。ジーコ監督は序列にうるさい人だから、強烈な印象を残すアピールができないと、日本代表逆転合格は難しい。

序列が上の柳沢敦と玉田圭司と同じレベルの活躍では、全くアピールにならない。どれだけ貢献しても得点を決めないとだめだ。動きが良いとか、目に見えない働きをしたとかは、点数稼ぎにならない。柳沢敦や玉田圭司も試合にでれば、ゴール前で鋭い動きをし、守備となればボールを追いチームに貢献している。

差をつけるにはゴールしかない。守備でも目に見えない働きでも、柳沢敦や玉田圭司に勝ち、得点はハットトリックを決めないとアピールにならない。決定力不足とはいえ、柳沢敦と玉田圭司はそれなりに得点はしている。とにかく反則しようが、カッコ悪かろうが、ゴールネットを揺らさなければならない。

足の間にボールをはさんで、自分が転がってでも得点を取る必要がある。目を血走らせて鬼のように得点を取るのだ。ハットトリックは無理だと思えば、その時点で負けである。ジーコ監督の頭の中では既に負けている。それくらいの覚悟がないと、序列は変わらない。ロスタイムが終了するまで諦めずボールを追い続けることが肝心だ。


ポンサクレックを逃すな! 亀田興毅

2006-03-28 08:39:25 | 格闘技
プロボクシングWBA世界フライ級4位、WBC同5位の亀田興毅(協栄)が、13度防衛中のWBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)との最終交渉に臨む。

交渉は簡単ではないかもしれない。ポンサクレック・ウォンジョンカム陣営としては王座に居座りたい。亀田興毅の挑戦を受ければ、王座陥落の可能性が高い。冷静に分析できるスタッフが揃っていれば、先延ばしにする戦術にでることも考えられる。

一発で契約OKするには、よほど魅力的な条件を出さないと厳しいかもしれない。王座陥落のリスクが高いので、ファイトマネーはガメツク要求してくるのは間違いない。

亀田興毅はチャンピオンになる力量を備えている。早く戴冠して、新たな目標を掲げることが最善だ。亀田興毅タイプはトップギアのまま突き進むほうがよい。泥沼から這い上がる、七転び八起きするような戦いは向いていない。

元世界チャンピオンのガッツ石松から、「亀田興毅は一度負けたほうが勉強になる」とコメントされた。亀田興毅なら負けても更にパワーアップして強くなることは間違いない。しかし亀田興毅が目指すものは、前人未踏の100連勝とか3階級制覇とか途方もないものだ。負けている余裕などないだろう。試合に圧勝して、尚且つ欠点を克服するのが亀田一家の流儀だ。偉大なる先人たちのアドバイスを参考にしつつも、我が道を進むことになるだろう。

ポンサクレック・ウォンジョンカムは、13度防衛のチャンピオンであることに誇りを持っている。試合になれば防衛のための作戦をしっかりたててくるだろう。しかし積極的な打ち合いではなく、引き分け狙いでくることになる。打ち合いになれば亀田興毅の思う壷だが、その展開になるとは考えられない。亀田興毅は5月5日の次戦では、ガードする腕をへし折るパンチを叩き込んで自信をつけなくてはならない。











骨折の遠因は焦りか? 日本代表柳沢敦

2006-03-26 09:12:51 | サッカー日本代表
鹿島の日本代表FW柳沢敦が25日の千葉戦で、右足小指を負傷して途中交代した。ワールドカップに間に合わなければ、日本に帰ってきた意味がなくなっていまう。関係者にも柳沢敦にも気が重いことになってしまった。

W杯のレギュラー当確を賭けて鹿島に復帰し、気合が入り過ぎて、知らない間に足に負担がかかっていたのだろう。サッカーは身体能力の中で特に走力を必要とするが、FWの場合はゴール前に素早く飛び出す加速力が、足に負荷としてかかる。従ってはり切って練習すればするほど、疲労と身体の奥深くへの物理的な衝撃はやむおえない。

精神力が強い人ほど、身体からの警告を無視していまう傾向がある。柳沢敦もそのタイプではないか?プロ意識に徹するあまり、痛みをこらえて試合に出場する選手も多い。しかし警告を無視すると、とんでもないケガに陥ることもある。しっかりとした体のケアが必要だ。又、身体が頑健で痛みを感じないタイプもいる。どちらのタイプでも、試合後と練習後には疲労回復の処置と、定期的な診断が必要だ。

柳沢敦の負傷は玉田圭司の骨折に続き、川淵キャプテンを落胆させることになるだろう。玉田圭司が骨折したとき、川淵キャプテンは若者の骨の弱さに嘆いたが、彼らだけの責任を問えないところもある。日本人の食事環境が、カルシュウムを含む栄養素の吸収を阻害しているからだ。加工食品に含まれる添加物や、野菜に含まれる農薬が、栄養素の消化吸収阻害の犯人だ。

近頃は食育と言う言葉をよく聞く。一言で説明すれば、「安全な食品を手に入れるための知識」である。乱れた日本人の食事が見直されつつある証明だ。このあたりの根本的なことから始めないと、サッカー選手の骨折も減らないだろう。日本人全体の問題でもあるからだ。

取りあえずの応急処置としては、骨密度の定期的な測定がサッカー選手には必要だ。ケガのリスク管理が日本サッカーの強化につながるだろう。






ロビーニョと張り合って世界を獲れ! 中村俊輔

2006-03-21 19:25:01 | 中村俊輔
日本代表のセルティックMF中村俊輔が、国際サッカー連盟(FIFA)の発行するFIFAマガジンの「20ポテンシャル・スターズ」(可能性を秘めた20人のスター選手)に選出された。

世界トップクラスの実力がありながら、2002年ワールドカップの日本代表からはずれるなど、国際舞台では不遇が続いた中村俊輔。この選出で遅れ馳せながら、ワールドクラスのスターに一歩近付いたのだ。セルティックでの貢献と、コンフィデ杯の活躍によるところが大きい。中村俊輔の集大成を見せる良い時期に、W杯が巡ってきたものだ。

抜群の才能がありながら、フィジカル面での弱点は各方面から指摘されていた。しかしレッジーナとセルティックで揉まれた結果、完全に克服したと言える。セルティックのストラカン監督も「タックルを食らってもびくともしない」と中村俊輔の成長ぶりを素直に認めている。

スコットランドリーグ杯を獲ったセルティックのストラカン監督は、記者の質問を遮り中村俊輔を褒め称えた。ストラカン監督の視界には中村俊輔しか入っていない。中村俊輔が優勝をもたらした事の証しだ。ストラカン監督もMFの名選手だった。そのストラカン監督やジーコ監督に、中村俊輔の才能は絶賛されている。世界のトップスターをも唸らせる光り輝くものがあるのだ。そして最高峰の国際サッカー連盟(FIFA)からもお墨付をもらった。アルゼンチン代表FWメッシ、ブラジル代表FWロビーニョ、イタリア代表FWトニらと同列に期待されている。

中村俊輔と言えば、フリーキックとスルーパスの代名詞だ。しかし国際サッカー連盟(FIFA)の選出のコメントは、「サプライズがちりばめられている賢いボールさばきとともに、インテリジェンスあふれるプレーをする。」としている。一目瞭然の派手なプレーではなく、理解しにくい部分にも焦点をあてていることは見逃せない。もっともスルーパスもインテリジェンスがないと、正確で素早い判断はできない。

世界の注目度は高まりつつある。ブラジル代表は日本代表でマークが必要なのは、中村俊輔だけと言いきっている。世界のサッカーの大御所は、中村俊輔の出来が日本代表を左右するとしている。欠点を克服しパワフルになった中村俊輔は、代表で自分を出し主張をしなければならない。

FKは全て中村俊輔が蹴る。小笠原満男に譲ってはいけない。自分で得点できる時は自分で決める。そして日本代表のメンバーも中村俊輔の働きを真に理解し、必要な時には優先的にボールを供給しなければならない。中村俊輔にDFラインで守備をさせているようでは、日本代表は全員失格だ。皆がそれぞれ役目をまっとうしないと、中村俊輔が守備に走り回るみっともない展開になる。最も大事な事は中村俊輔自身が強くなることだ。



セルティックOBに絶賛されてスペインが遠い 中村俊輔

2006-03-21 09:38:35 | 中村俊輔
セルティックの日本代表MF中村俊輔は、リーグ杯決勝ダンファームリン戦で3―0の勝利に貢献した。セルティックのOBたちが、試合後のロッカールームで中村俊輔を取り囲んだ。「君の足は魔法だ!」「契約を延ばしてくれ!」日本の誇るファンタジスタを口々に絶賛した。

優勝は皆で勝ち得たものであるが、チームの中での貢献度は、シーズンを通して№1であることは間違いない。得点、アシストの数字以上の貢献している。直接点に絡まないことに、地元新聞の酷評は恒例行事だった。しかし監督は中村俊輔の良き理解者であり、庇い続けた。

中村俊輔の加入により、セルティックは必殺のパスと自在の攻撃力を得た。セルティックの選手は攻撃ばかりに気が向いている。スコットランドリーグ全体が繊細な攻防よりも、激しい肉弾戦が主体だ。セルティックにチーム戦術のまとまりができた事も、中村俊輔の手柄の一つだ。スペースが空けば丹念にフォローしている。中村俊輔のフォローがあればこそ、後ろの状況を気にすることなく、セルティックの選手達は攻撃に参加できたのだ。

やはり中村俊輔のパスはワールドクラスだ。40mのロングパスを簡単に決めてしまう。このパスがあればチーム戦術が崩壊しても、一撃で敵陣を切り裂くことができる。日本代表戦でも、中村俊輔がボールをキープしたとたんに、チーム全体が動きだすのも頷ける。正確なボールコントロールと状況判断能力の高さは世界でもトップクラスだ。受け手の選手の能力が高ければ、中村俊輔は無尽蔵にボールを供給するだろう。

中村俊輔はセルティックのOBに後ろ髪を引かれて、スペインに移籍しづらくなった。中村俊輔の真価が理解された以上、なかなか離してくれないだろう。こうなったらリーグ戦優勝は当然だが、チャンピオンズリーグ(CL)優勝も狙いたい。優勝できたら奇跡だが、頂点を極めたら解放してもらえるはずだ。中村俊輔1人でどうにかなるものではないが、セルティックのゴツイ攻撃陣と、中村俊輔の黄金の左足があれば少しは暴れることができるかもしれない。

30歳過ぎてもスペインへの移籍は可能だ。そのためには全ての能力を全開させる必要がある。フリーキックの精度もまだだめだ。ボールが己の身体の一部と化すまで練習する必要がある。












FKで中村俊輔に挑戦するより守備を! 三都主アレサンドロ

2006-03-19 13:29:47 | 中村俊輔
浦和の日本代表MF三都主アレサンドロが、中村俊輔に「挑戦状」を叩きつけた。広島戦で2試合連続の直接フリーキックを決め、意気天を衝く勢いだ。Jリーグ通算11得点を直接FKで決めており、実力は折り紙つきだ。しかし中村俊輔に挑戦とは、言い過ぎだ。

得点数だけでは推し量ることはできないが、中村俊輔はプレシャーの大きな舞台で着実なフリーキックの実績をあげている。三都主がFKの名手であることは事実だが、日本代表の№1が中村俊輔であることは代表のメンバーやジーコ監督が認めていることだ。かつて世界一、ニを争った、フリーキックの天才ジーコ監督の承認付きだ。

三都主アレサンドロも冗談で挑戦しているのは間違いない。そんな冗談を言う暇があったら、少しでも守備の練習をするべきだ。日本代表戦同様に浦和での守備もパッとしない。現状維持で良しと考えたら永久に上達はない。加地亮とのマッチアップでも簡単に抜かれた。代表の紅白試合でも、駒野友一に簡単に抜かれている。

三都主はボールを持った時に、持ち味を発揮するとの声が多い。しかし4バックの左サイドバックで、並み程度の守備ができないと、攻撃力は魅力にならない。堅い守備力に付加価値として、攻撃力に優れているのが本来のカタチのはずだ。

ボスニア戦でも三都主の左サイドは荒された。「2対1では守りようがない。中盤の出所をおさえるべきだ。」試合後三都主はこう言い訳した。言っていることは正しい。しかし2対1を100%守りきれとは誰もいっていない。中盤のでどころをおさえるという点では、三都主のポジショニングにも問題がある。最も問題なのは1対1で全く守れていない事と、責任転化していることだ。

直接フリーキックの得点で浮かれているようではダメだ。右サイドの加地亮は最近意識が変化し、守備に相当に気を使っている。三都主は守備に進歩がなければ、FKでどれだけ活躍しても砂上の楼閣だ。






敵前逃亡させた亀田大毅の威圧感

2006-03-18 19:32:34 | 格闘技
浪速の弁慶”亀田大毅のプロ第2戦の対戦相手変更が発表された。当初予定された李元熙(韓国)が「負傷」を理由に欠場し、サマート・ツインジム(タイ)に変更された。相手が逃げたのでは?との質問に、「当然ありうること」と平然と答えた。

亀田大毅も兄興毅同様に相当肝が据わっている。プロデビュー戦を勝利で飾ったばかりの男から出る言葉とは思えない。嫌味を感じさせないのは強みだ。デビュー戦の凄まじさをみれば、大放言も当たり前か?

デビュー戦のパンチ一発でのKOは威圧感たっぷりだ。ライブで見ても、映像でも威力は十分伝わる。亀田一家にかかったら、スパーリングでも試合でも無事では済まされない。有名になってしまったので、どの選手も躊躇するはずだ。亀田一家に心身共に破壊され将来がなくなるよりは、無理をせず力を蓄えることが得策だ。李元熙(韓国)が逃亡したとは思えないが、世間にそう思わせるくらいに亀田一家が凄過ぎるということだ。

亀田大毅のパンチ力は3兄弟一だという。兄の亀田興毅は「大毅のパンチ力は3階級上のフェザー級で通用する。」と言っている。その豪腕パンチを活かすべく、パンチの威力の増すメキシコ製を使用する。世界を獲るのに判定は必要ないと宣言したようなものだ。ジャブを使わない亀田一家のボクシングスタイルは、一撃でKOするダイナミックなものだ。相手がアウトボクサーでもハードパンチャーでも、それが変わる事はない。

頂点に登りつめるためには、一分のスキも許されない。試合もスパーリングも全力で戦い、これから出現する敵への威圧としなければならない。

亀田一家の登場でボクシング界自体が変化を起こしつつある。ボクシング人気向上に劇薬の効果をもたらした。古い人間は急激な変化を好まないものだが、亀田一家にもその影は常に付きまとっている。それを打ち破るには、勝つしかない。試合でもスパーリングでも記者会見でもだ。


山本キッドを狙うためには遊びは許されない! 須藤元気

2006-03-16 19:40:17 | K-1
HERO’S:東京大会でムエタイの元世界王者ローセンに、延長の末に3回終了判定で勝った須藤元気。ローセンは打撃だけでなく、桁外れのパワーを活かした寝技も強かった。須藤元気は絶好のポジションを何度もとりながら、技を決める事ができなかった。三角絞めもはずされ、マウントポジションになっても逃げられてしまった。いつものキレがなかったのは、1Rに左足を負傷したためらしい。負傷の原因は偶然によるものだが、派手な技はケガと隣あわせであることを再認識するべきだ。

サービス精神の旺盛さが裏目にでてしまった。須藤元気は登場の派手なパフォーマンスだけでなく、試合中にもアイデアを凝らしている。人目を引く技は、オーバーアクションになりやすい。無理があるため、ネジが1本はずれるとケガをする。技以外のパフォーマンスを中心にしたほうが良いのではないだろうか?

惜しまれるのは、1Rに遊んでしまったことだ。何度も関節技が極められる場面があったが、意図的に極めなかったように感じられた。極めてしまえば秒殺という場面であったため、須藤元気はファンサービスをしたのではないか?少しでもその気持ちがあったとすれば考え直したほうがよい。秒殺した時は退場しながら、面白いパフォーマンスで楽しませればよい事だ。

1Rに極めなかったことによって、延長ラウンドまで戦うはめとなり、負傷までしてしまった。最もマイナスだったのは、山本KID徳郁への挑戦権を所英男にさらわれたことだ。所英男はメーンで登場し、極真カラテの王者を秒殺した。楽しませることも必要だが、勝負に辛くなければならない。


全力のスパーリングが面白い! 亀田大毅

2006-03-14 19:56:03 | 格闘技
前WBC世界S・フライ級王者・川嶋勝重と、3月15日にスパーリングで対決する亀田大毅。2年前にも対決し、大毅は判定負け?したらしい。亀田大毅の言い分によれば、新聞が勝手に判定負けにしたようだ。そこまで言いきれるのは、負け惜しみではなく、勝つチャンスはあったのだろう。押され気味ではあったが、大毅の豪腕パンチ1発で劣勢を挽回できたということだ。

亀田大毅のデビュー戦は力の差があり過ぎて、実力の全てをだしたとは言えない。元王者相手なら大毅の実力を見ることができる。大毅は本気でKOを狙うと宣言したので、川嶋勝重も受けてたたなくてはなるまい。大毅が押し捲ることができれば、日本チャンピオンも遠くない。世界の強豪を相手を、自慢の豪腕パンチで暴れる姿を見たい。

亀田一家のスパーリングはとにかく面白い。一家総出でケンカみたいなスパーリングを仕掛けられたら、相手もプレシャーで相当にキツイだろう。一番恐ろしいには父の史郎氏だ。あの顔で睨まれて、怒鳴られたら大事なところが、らっきょ位に縮んでしまう。あまり脅かしては、スパーリングパートナーが力を発揮できなくて、3兄弟の練習にならない。いるだけで威圧感があるのでほどほどで十分だ。

面白いスパーリングなのだから、秘密の部分だけは編集して映像を公開してほしい。




元プロ野球や元Jリーガーより K-1堀啓

2006-03-12 16:40:25 | K-1
K-1が選手発掘のため元プロ野球選手、元Jリーガーから募集するという。ヘビー級の武蔵に続く日本人が現れない焦りがあるようだが、かなり強引な話だ。「身体能力に恵まれたエリート」が理由らしい。確かに元プロ野球選手、元Jリーガーなら筋肉を伸ばす伸筋や瞬発力、持久力は高い。打撃のK-1であれば、肉体的には全く問題ない。

元々プロ野球のトレーニングは、瞬発力を高めるものが多く採り入れられている。マシーンを利用したウエイトトレーニングでは、重い物を動かす力や筋持久力は養えるが、瞬発力はあまり強化できない。プロ野球のトレーニングは、打撃系格闘技にも必ず役に立つ。格闘技の選手は太い筋肉をつくることも重要だが、一撃KOのためのパワーは筋肉量だけではない。野球のトレーニングも多いに参考にするべきだ。

K-1は1からプロを育てることに自信があるのだろうか?K-1を舞台とし、タレントのボビーオロゴンはプロ格闘家と互角に戦えることを証明した。並外れた身体能力を武器に、素人が活躍する姿を見せ付けられて、2匹目のドジョウをすくいたくなったのだろうか?

短期間で効果が出るとは思えないが、焦らず育てればそれなりの選手が現れるかもしれない。その企画を発表して注目を集めただけでも成功と言えるだろう。自前で選手を育てていないと批判があるだけに、長期的展望で一歩前進と評価できる。

やはり空手やキックボクシングから人材を募集を獲得するのが確実だ。各団体のトップは世界で通用しないレベルなのか?K-1で負ければイメージが悪くなる理由で出せないのか?日本人ファイターの活躍を見たいので、実力者がいれば気前よく出場させて欲しい。

若手の堀啓は、WORLD GP開幕戦のオセアニアGPで準決勝で敗退した。技術的よりも肉体的に問題がある。パワーとスタミナがない。ダウン寸前まで追い込む力があっても、終盤スタミナ切れして蹴りもパンチにも威力がなくなる。何が欠けているか明確なだけに、堀啓にしっかりアドバイスして欲しい。