覆面評論家 改

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地方大学も主役?世界に誇れる成果を地道にあげる?

2016-03-06 18:02:03 | 時事問題
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産経ニュース
2016.3.6 07:06更新

抗菌力高めた人工関節開発 佐賀大など

 佐賀大と京セラメディカル(大阪市)は、酸化銀を表面に塗ることで抗菌力を高めた人工関節を開発し、製造販売する承認を厚生労働省から得たと発表した。

 人工関節を埋め込む手術の後で起きる感染症を防ぐ効果が期待される。4月から佐賀大病院で患者に使ってもらい、感染症の防止効果がどの程度あるかを確かめる。

 佐賀大病院の馬渡正明教授(股関節外科)は「感染症を起こしやすい糖尿病や肝機能異常の患者に使うことでリスクを減らすことができる」と語った。

 加齢などで関節の軟骨がすり減り、歩いたり座ったりする際に強い痛みが起きる変形性関節症などが対象。人工関節への置換手術は年間13万件以上行われている。

 患者の数%が手術後の感染症に苦しんでおり、耐性菌などで抗生物質が効かない場合は新しい人工関節に交換する再手術が必要になる。

 佐賀大などは、部品の表面に抗菌作用を持つ酸化銀を吹き付けて薄い膜をつくる技術を開発。60~80代の患者20人で臨床試験(治験)をしたところ、手術後の感染症は起こらず、血中に溶け出した銀の濃度も1年間にわたって正常の範囲だった。銀の使用に伴う重い病気も認められなかったという。
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地方の佐賀大学は国からの研究費が少ないにもかかわらず、大きな成果をあげた。

国立大学医学部の国の予算は、東大6割京大3割その他全部で1割と、10年ほど前に聞いたことがある。

エリートで優秀な学生と教授が集まる大学に、予算が集中するのは致し方ないが、それが効果的であるか検証は必要だ。

研究に費用対効果の概念は適用しにくいが、どの大学がどのような研究成果をあげたか一覧表でもつくって公表の必要があると思った。


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