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【世界柔道】松本2回戦敗退、屈辱のタップ
スポーツ報知 8月28日(木)7時5分配信
◆柔道 世界選手権第3日 ▽女子57キロ級2回戦 ○マロイ(腕ひしぎ十字固め24秒)松本●(27日、ロシア・チェリャビンスク)
日本は男女で金メダルを獲得した。女子57キロ級の宇高菜絵(29)=コマツ=が、決勝でテルマ・モンテイロ(ポルトガル)を延長戦の1分9秒に反則勝ち。10年以来2度目の出場で念願のタイトルを手にした。同級ロンドン五輪金の松本薫(26)=フォーリーフジャパン=は2回戦で一本負け。男子73キロ級の中矢力(25)=ALSOK=は、決勝でホン・ククヒョン(北朝鮮)に一本勝ちで3年ぶり2度目の頂点。同級の昨年覇者・大野将平(22)=旭化成=は4回戦で敗れた。
松本は右肘をきめられ屈辱のタップを5回、繰り返した。2回戦は24秒で敗退し「自分の攻撃的な柔道ができず初めてプレッシャーというものを感じた」とロンドン五輪女王は肩を落とした。五輪後に右肘を手術し昨年8月に実戦復帰。“野獣”と呼ばれた激しいファイトスタイルから「一本を取れる柔道」へ組手からつくり直す途上だった。「肘の痛みとともに、この負けの痛みは乗り越える糧になる」。五輪連覇への試練をかみしめていた。
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日本の柔道は、戦国時代に戦場で発展してきた格闘術や柔術を集めて体系化したものである。
その時点で殺伐とした感じは薄くなり、心技体を争う平和的な競技になった。
日本人を中心として、日本人の感覚で柔道をしているうちは、日本の柔道は強かった。
そして日本の次に強かったのは、同じ感性で戦うオランダであった。
がいつのころか外国勢がラフなスタイルを前面に押し出し、今までの日本では太刀打ちできないようになった。
それにあわせ日本の柔道もかわりつつある。
世界柔道の役員も外国人が占め、日本の言い分はとおらない。
いい環境とはいえないが、考え方を変えればチャンスでもある。
戦国時代に生死をわけた戦いの中で磨かれた、本来の柔術に戻ることも一つの策である。
各地で生まれ育ったため流派は数多くあるので、気に入るものが1つくらい見つかるのでは。
【世界柔道】松本2回戦敗退、屈辱のタップ
スポーツ報知 8月28日(木)7時5分配信
◆柔道 世界選手権第3日 ▽女子57キロ級2回戦 ○マロイ(腕ひしぎ十字固め24秒)松本●(27日、ロシア・チェリャビンスク)
日本は男女で金メダルを獲得した。女子57キロ級の宇高菜絵(29)=コマツ=が、決勝でテルマ・モンテイロ(ポルトガル)を延長戦の1分9秒に反則勝ち。10年以来2度目の出場で念願のタイトルを手にした。同級ロンドン五輪金の松本薫(26)=フォーリーフジャパン=は2回戦で一本負け。男子73キロ級の中矢力(25)=ALSOK=は、決勝でホン・ククヒョン(北朝鮮)に一本勝ちで3年ぶり2度目の頂点。同級の昨年覇者・大野将平(22)=旭化成=は4回戦で敗れた。
松本は右肘をきめられ屈辱のタップを5回、繰り返した。2回戦は24秒で敗退し「自分の攻撃的な柔道ができず初めてプレッシャーというものを感じた」とロンドン五輪女王は肩を落とした。五輪後に右肘を手術し昨年8月に実戦復帰。“野獣”と呼ばれた激しいファイトスタイルから「一本を取れる柔道」へ組手からつくり直す途上だった。「肘の痛みとともに、この負けの痛みは乗り越える糧になる」。五輪連覇への試練をかみしめていた。
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日本の柔道は、戦国時代に戦場で発展してきた格闘術や柔術を集めて体系化したものである。
その時点で殺伐とした感じは薄くなり、心技体を争う平和的な競技になった。
日本人を中心として、日本人の感覚で柔道をしているうちは、日本の柔道は強かった。
そして日本の次に強かったのは、同じ感性で戦うオランダであった。
がいつのころか外国勢がラフなスタイルを前面に押し出し、今までの日本では太刀打ちできないようになった。
それにあわせ日本の柔道もかわりつつある。
世界柔道の役員も外国人が占め、日本の言い分はとおらない。
いい環境とはいえないが、考え方を変えればチャンスでもある。
戦国時代に生死をわけた戦いの中で磨かれた、本来の柔術に戻ることも一つの策である。
各地で生まれ育ったため流派は数多くあるので、気に入るものが1つくらい見つかるのでは。