覆面評論家 改

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日本の弥栄を祈念

FKで中村俊輔に挑戦するより守備を! 三都主アレサンドロ

2006-03-19 13:29:47 | 中村俊輔
浦和の日本代表MF三都主アレサンドロが、中村俊輔に「挑戦状」を叩きつけた。広島戦で2試合連続の直接フリーキックを決め、意気天を衝く勢いだ。Jリーグ通算11得点を直接FKで決めており、実力は折り紙つきだ。しかし中村俊輔に挑戦とは、言い過ぎだ。

得点数だけでは推し量ることはできないが、中村俊輔はプレシャーの大きな舞台で着実なフリーキックの実績をあげている。三都主がFKの名手であることは事実だが、日本代表の№1が中村俊輔であることは代表のメンバーやジーコ監督が認めていることだ。かつて世界一、ニを争った、フリーキックの天才ジーコ監督の承認付きだ。

三都主アレサンドロも冗談で挑戦しているのは間違いない。そんな冗談を言う暇があったら、少しでも守備の練習をするべきだ。日本代表戦同様に浦和での守備もパッとしない。現状維持で良しと考えたら永久に上達はない。加地亮とのマッチアップでも簡単に抜かれた。代表の紅白試合でも、駒野友一に簡単に抜かれている。

三都主はボールを持った時に、持ち味を発揮するとの声が多い。しかし4バックの左サイドバックで、並み程度の守備ができないと、攻撃力は魅力にならない。堅い守備力に付加価値として、攻撃力に優れているのが本来のカタチのはずだ。

ボスニア戦でも三都主の左サイドは荒された。「2対1では守りようがない。中盤の出所をおさえるべきだ。」試合後三都主はこう言い訳した。言っていることは正しい。しかし2対1を100%守りきれとは誰もいっていない。中盤のでどころをおさえるという点では、三都主のポジショニングにも問題がある。最も問題なのは1対1で全く守れていない事と、責任転化していることだ。

直接フリーキックの得点で浮かれているようではダメだ。右サイドの加地亮は最近意識が変化し、守備に相当に気を使っている。三都主は守備に進歩がなければ、FKでどれだけ活躍しても砂上の楼閣だ。






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