覆面評論家 改

サッカー、格闘技などスポーツ全般を綴ります。
日本の弥栄を祈念

藤浪晋太郎、故障しない身体が歴史をつくる?

2013-04-29 15:24:16 | 藤浪晋太郎
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藤浪、高卒新人初の4月3勝!De友利コーチ「松坂より伸びしろある」

デイリースポーツ 4月29日(月)9時0分配信
藤浪、高卒新人初の4月3勝!De友利コーチ「松坂より伸びしろある」

  「DeNA3‐5阪神」(28日、横浜)

 サンデー晋ちゃんが松坂超えを果たし、球史を塗り替えた。調子はそれほど良くなかったが、要所で粘った。6回3失点の阪神・藤浪晋太郎投手(19)が3連勝で3勝目をマーク。ドラフト制以降、高卒新人の4月3勝は史上初の快挙だ。プロ初安打も記録した孝行息子は、どこまでも高みを目指す。

 平成の怪物でさえ、なし得なかった偉業を、黄金ルーキー・藤浪がやってのけた。舞台は松坂が横浜高校時代を過ごした球場。6回5安打3失点で3勝目。これまで松坂ら高卒新人がマークした4月2勝を上回った。藤浪が松坂を超えた。

 「聞いていましたけど意識してなかったです。あまり個人の記録に興味がないので、チームとして勝てて良かったです」

 序盤は苦しんだ。二回に3点の援護をもらったが、その裏、松本の2ランで追い上げられると、三回には井手の犠飛で同点に追いつかれた。

 だが四回から持ち前の高い修正能力を見せた。直球中心の配球を変え、カットボールの割合を増やし、3イニングを零封。「カットボールが良かったので、藤井さんもそれを酌み取ってくださって、カット中心のリードをしてくれましたね」。

 19歳にして、勝つすべも心得ている。勝ち越した直後の六回の投球だ。先頭の井手に四球後、ブランコに力勝負を挑んだ。「変化球で逃げてしまうと、厳しいコースにいっても持って行かれてしまう」と直球勝負を選択。初球の149キロで左飛に打ち取り、続く中村を三ゴロ併殺打に。流れを相手に渡さなかった。

 関大一高時代、98年センバツ決勝で松坂と投げ合った久保が「剛と柔」と話すように、松坂と藤浪はタイプが異なる。現役時代に西武で松坂のルーキーイヤーを知るDeNA・友利投手コーチも2人をこう比較した。

 「大輔とは全く違う。大輔は完成されていた。藤浪はダルビッシュの1年目の時のような素材型というか、大輔よりも伸びしろがある。体ができたら、まだまだ伸びていく。末恐ろしいよ」。どこまで伸びるのか。可能性はまさに無限大だ。

 西岡発案の決めポーズも照れながら初披露した。「西岡さんが『今回はやれ』ということだったので…」。福留の2ランが飛び出した二回、先輩と一緒に両手で指をそろえ、空に向かって突き上げた。「振ったら、たまたま当たりました」と六回にはプロ初安打となる右中間二塁打を放った。

 「日曜日は勝つと思って送り出している」と和田監督の信頼感は増すばかり。「自分が思っているより助けていただいて、勝たせてもらっているので、年間通してしっかり頑張りたい」。高卒新人初となる3・4月度月間MVPも視界に捉えた。藤浪が、誰も進めなかった道を歩んでいく。
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歴史に残る大投手への第一関門は、無事潜り抜けた。

速い球を投げるためよりも、故障しないための身体つくりがこれからのポイントだ。

細い高身長の身体には、負担がかかっている。

これから長い間投げ続けなければならない。

瞬発力を発揮する筋肉づくりも必要であるが、私の大好きな中日の山本昌のように長持ちする身体をつくれば、大記録も夢ではない。 






藤浪晋太郎が大谷翔平を引き離す?チームの育成力の差は脳みそで!

2013-04-15 10:33:36 | 藤浪晋太郎
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藤浪歴史刻んだ!虎高卒新人聖地最速星

デイリースポーツ 4月15日(月)9時0分配信
藤浪歴史刻んだ!虎高卒新人聖地最速星

  「阪神4-0DeNA」(14日、甲子園)

 この男にはやっぱり聖地がよく似合う。阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(19)=大阪桐蔭=が甲子園初登板。最速152キロの直球を軸に、6回無失点でプロ初勝利を挙げた。今季の高卒新人では一番乗り。虎の高卒新人では甲子園最速勝利となった。高校時代から負け知らずの聖地で、新たな歴史が幕を開けた。

 少し照れながら、高々とウイニングボールを掲げた。今季最多4万5197人の甲子園。「藤浪コール」が背番号19に注がれる。高校時代、無敗を誇った聖地から“晋太郎伝説”が幕を開けた。藤浪が甲子園初登板初勝利。高卒新人では球団史上、最速の甲子園勝利を挙げた。

 「素直にうれしいですし、甲子園で初勝利を挙げることができて、良かったと思います」

 最速152キロの直球で、強力DeNA打線に真っ向勝負を挑んだ。唯一のピンチは勝利投手の権利がかかった五回だ。2死から高城に四球、三浦に左前打を浴びて一、二塁。初めて得点圏に走者を背負った。

 「ピンチだったので、気持ちをしっかり入れて投げました」。石川を148キロ直球で左飛に抑え、ピンチを切り抜けた。

 バットでも魅せた。五回1死一、三塁の好機で迎えた第2打席。プロ初打点となるセーフティースクイズを決め、貴重な追加点を挙げた。「たまたまいいところに転がってくれました」。ナインとのハイタッチに自然と笑みがこぼれた。

 高いレベルで野球がしたい‐。自ら決めた高校からのプロ入り。尊敬する父・晋さんは大学進学を勧めたが、自分の意思を貫いた。これまでもそうだった。高校進学も周囲が他校を推す中、強豪・大阪桐蔭を選んだ。

 スマートフォンには“進化の軌跡”が記録されている。高校3年間の投球を収めたダイジェスト映像集だ。「昔はこんなんだったんですよ」。ただ、がむしゃらに腕を振って投げていた高1の秋。入学当初、投球フォームはバラバラだった。卒業後すぐにプロへ進めると思う人は少なかった。だが、ライバルと切磋琢磨(せっさたくま)することで甲子園優勝投手までのし上がった。

 公式戦3度目のマウンドは6回5安打無失点、4奪三振。制球も安定し、四球は1つ。課題のクイックモーションにも進歩の跡を見せた。「そんなに簡単に勝てるとは思っていなかったので」。手探りだったオープン戦から、手応えを得た公式戦初登板。少しずつプロの壁を乗り越えている。

 進んだ道は正しかったのか。「まだまだ、これから。これからそういうことを実感していくのだと思います」。阪神のエース、球界の大エースへと続く道はまだ始まったばかり。その先にきっと答えが見つかるはずだ。
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藤浪晋太郎の育成は上手くいっている。それに比較し大谷翔平はチームの不手際に翻弄されている。

大谷のケガも中途半端な起用方法に遠因があるし、投手としての育成も潰すとしか思えない方法だ。

藤浪晋太郎の場合はこのまま順調に自信をつけさせつつ、フォームの欠陥の修正を本人のペースを崩すことなく進めれば、故障のリスクも最小限に抑えられる。

大谷の育成ははめちゃくちゃといえる。打撃にかんしては、なんとか格好はついてはいる。投手では2軍で先発として完成させようとしている。

栗山監督は問題が見つかればとするが、そのつど欠点を治したところで、所詮は2軍である。1軍でそのまま通用するとは限らない。

大谷は1軍にいるべき玉である。実力どうのこうのではなく、いるべきところが1軍がふさわしい。最高の舞台で勉強させるべきだ。

1軍で中継ぎでも敗戦処理にでも使って、この打者にこれが通用した、これが通用しなかったで学ばせるべきである。

栗山監督は知性が売りある。大谷翔平を生かすも潰すも指導者しだいである。

藤浪晋太郎の可能性は日本野球の可能性である!

2013-03-31 12:51:30 | 藤浪晋太郎
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阪神・藤浪“歴史的出陣”にも平常心

デイリースポーツ 3月31日(日)9時0分配信
阪神・藤浪“歴史的出陣”にも平常心

 阪神ドラフト1位・藤浪晋太郎投手=大阪桐蔭=が31日のヤクルト戦(神宮)に先発で公式戦初登板を果たす。開幕3試合目の先発デビューは、ドラフト制導入後の高校新人としては史上最速となる。開幕戦の17安打が一転、第2戦はわずか3安打で完封負け。開幕カード勝ち越しがかかる大事なマウンド。スーパールーキーが歴史的な1勝でチームを勢い付ける。

 歴史を塗り替える。開幕3戦目。ドラフト制導入後の高卒新人では、史上最速となる先発デビュー。大きな期待を背負い、藤浪が公式戦初先発のマウンドに立つ。「できるだけ平常心でいるようにしています。高ぶりはないですけど、楽しみです」。スーパールーキーは高鳴る鼓動を抑えて、冷静にこう話した。

 本番を前に完璧に近い状態に仕上げた。神宮球場のブルペンで和田監督、中西投手コーチらの前で41球を投じた。「良かったと思います。リリースの感触が自分としてはすごく良かった。この調子で明日行ければと思います」と確かな手応えを口にした。

 中西投手コーチも「(調整方法など)工夫しながら、やるだけのことはやった。あとは思い切ってやるだけ。良いスタートが切れるように」と自信を持ってルーキーを送り出す。

 開幕戦では打線が17安打9得点と爆発したが、2戦目では一転して3安打完封負け。オープン戦期間中から藤浪が投げる試合では得点が少ない傾向にあり、指揮官も「明日はいろんな思いを持っていると思うので、何とか援護できるようにやります」と攻撃面でのバックアップを約束した。藤浪は打線の援護を望む一方で、ヤクルト打線を抑えることを誓った。

 「できれば点を入れていただければ。たくさん点がある方が投げやすいですし。もちろん入らなくても、その分しっかり自分が投げればいい。しっかり自分のピッチングをしたいと思います」

 心配は降雨も予想される天気だけ。高校時代に雨の中での登板は記憶にないというが、「雨が降ると思ってグラウンドには行きません。ゲームがあるつもりで行く。雨の中のゲームであっても、しっかり自分の投球をしたいと思います」と自身の投球に集中する。

 発奮材料もある。母校の大阪桐蔭がセンバツ3回戦で県岐阜商に惜敗。藤浪は広報を通して「負けてしまったのは残念ですが、主力選手がいない中、最後まで粘りを見せてくれたと思います」とコメントした。

 史上初の春夏春3連覇に挑んだ後輩たちの姿は目に焼き付けた。今度は先輩の出番だ。勝てば、高卒ルーキーでは史上最速の先発勝利。前人未到の偉業を成し遂げ、球史にその名を刻む。
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藤浪と大谷で記録づくしである。スポーツの記録は上限があがるほど、それに伴って全体の記録が底上げされる傾向がある。

不可能だと思われていた記録を、誰かが超えるとそれに続くものが怒涛のごとく現れる。

超大物ルーキーが競いあうように上を目指せば、上限があがり弩級の新人が続出しかねない。

大谷が投手として1軍デビューを果たし、小規模でも二刀流で成功すれば底上げとなる。

日本の野球は世界一ではなく、進歩の余地がある。日本の精神と科学的な要素ががっちり組み合えば、すごい野球を完成させられる可能性がある。

大谷翔平と藤浪晋太郎の跡目争い?宮本武蔵を超えられるか?

2013-03-16 16:36:40 | 藤浪晋太郎
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阪神の注目ルーキー・藤浪にも二刀流計画

東スポWeb 3月15日(金)11時26分配信
阪神の注目ルーキー・藤浪にも二刀流計画

藤浪の「打者デビュー」が検討されている

 阪神の注目ルーキー・藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)を打者として起用するプランが浮上している。2度目の実戦登板となった9日の日本ハム戦でも4回1失点と好投し、開幕ローテ入りに向けて大きく前進した。そんな中、飛び出した“二刀流計画”。ライバルの日本ハム・大谷翔平投手(18=花巻東)と同じ道を歩むのか――。

 和田監督が「また見てみたい内容だった。投げるたびに階段を上がっている」と評価したように、一気に開幕ローテの座に近づいた。この即戦力ルーキーに首脳陣は新たな課題を課すことを考えている。

 それが打者での起用だ。コーチの1人は「DH制を使うオープン戦ではなかなか打席に立つ機会がない。できれば早い段階で何度かプロの投手と対戦させたい」と打ち明ける。開幕直前のオープン戦最終登板では本番同様に9番・投手として打席に立つ可能性はあるものの、これ以前に代打として打席に送ることも視野に入れているのだ。

 狙いは藤浪の優秀な頭脳をさらにレベルアップするためだ。首脳陣は「経験したことをしっかり吸収する力がある。すでに野球センスのもとになる『野球脳』というのは素晴らしいものを持っているけど、こういう面もプロで成長させたい」と藤浪の投球以外の能力も高く評価している。その上で「実戦の打席に立つことで打者目線の体験もできる。高校でも打席に立っているけど、またプロでは違う。こうした経験も投球につなげてくれるはず」と大きな期待を寄せている。

 2月17日の楽天戦(練習試合)ではプロのベンチの雰囲気を体験するために和田監督の隣で観戦している。今度は打席に立つことで打者心理を学んでもらおうというプランだ。この日、藤浪はランニングやキャッチボール、バント練習など軽い調整。「もっとコーナーをついて勝負できるようにしたい。プロの打者の打ち取り方を勉強していきたい」と今後の課題を挙げたゴールデンルーキーにとって“打者デビュー”は貴重な機会になりそうだ。
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大谷翔平に続き、藤浪晋太郎も負けじと二刀流に挑戦のようだが、騒がしさに元祖宮本武蔵もビックリしているだろう。

大谷の育成はかなりの無理があるようだが、藤浪は代打からとのことで、負担は少ないように感じる。

打撃で活躍してもらうことよりも、打者心理を学ぶためであり、プレッシャーのないよう工夫している。

育成では阪神の勝ちである。過保護は禁物であるが、大谷を潰さないようにしてもらいたい。





阪神の藤浪晋太郎 バットと江夏豊粉砕するが広岡達朗は渋い!

2013-02-20 15:39:51 | 藤浪晋太郎
*****阪神・藤浪、バットも評価も真っ二つ!

サンケイスポーツ 2月20日(水)7時51分配信
阪神・藤浪、バットも評価も真っ二つ!

 阪神春季キャンプ(19日、宜野座)バットも評価も真っ二つ! 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭高=が19日、フリー打撃で初めてプロの打者相手に投げ、バットをへし折った。江夏豊氏(64)=評論家=が「新人王の候補」と断言すれば、見守った広岡達朗氏(81)は「あのままだったら故障するね」とバッサリ。球界の重鎮の評価が分かれた。

 白木のバットがグシャッと吹っ飛ぶ、衝撃デビューだ。藤浪がプロ入り後初めて打者と向かい合い、いきなりバットをへし折った。圧巻の打撃投手を終えた18歳は、まだまだ余力を残していた。

 「10割で投げようとすると、どうしても力んでしまうので、7、8割ぐらいでしっかり腕を振ることを意識しました」

 不慣れな目の前の防球ネットに序盤は制球を乱した。左打者の森田には球がシュート回転して初球から3連続ボール。一発も浴びた。右打者のD4位・小豆畑真也捕手(西濃運輸)に代わると一変した。初球の18球目。右腕から放たれた直球がギュンっと内角を突き、バットを粉砕したのだ。同期の女房役は「一歩半、いつもより下がって立っていたのに、それでもまだ食い込んできた」としびれが残る手を見つめた。

 バットが真っ二つになった瞬間、1200人が詰めかけたスタンドは拍手喝采。ネット裏で目を凝らしていた江夏豊氏は大絶賛した。

 江夏氏 「正直思っていた以上にすごい。あれなら使った方がいい。僕自身はオールスターあたりからで十分だと思っていたんだけれど、あのボールを見たらなぁ(笑)。故障さえなければ、開幕から投げればいいと思う。十分、新人王の候補だろうな」

 206勝193Sをあげた虎の伝説左腕ら、称賛の声の数々。これに待ったの声がかかった。監督としてヤクルト、西武で日本一3度の広岡達朗氏だ。球団から指導を託されているからこそ、黙ってはいられなかった。

 広岡氏 「1球1球、球筋が違う。あのままだったら故障するね。あれだけ帽子が落ちて首が曲がるんだもん。軸がふにゃふにゃでぶれている。正直言ってひどい投げ方だった。体を揺すりまくって、あれだけ頭を振ったら、目標も見えないだろう。コーチも分かっているのに手をつけない。このまま放っておくのは、ファンに対して失礼な話。球団にとって損しかない」

 まさに、バットも評価も真っ二つ-。MAX153キロ右腕は左打者には荒れ球連発も右打者の内角にはズバリ。得意のカットボール3球を含む32球を投げ、安打性は2本。ボール球が12球。球界のご意見番の評価も両極端だった。

 ネット裏の喧噪を知らない藤浪はバット折りについて「高校時代は金属だったので、初めてです」と初々しい表情で明かした。投球については「久しぶりだったので良くなかったですけど、課題は見つかりましたし、投げられて良かった」と手応えをつかんだ。

 フリー打撃に初登板しただけで大御所同士の論争を巻き起こす剛腕。やはり規格外の大物だ。*****


江夏豊氏、広岡達朗氏の意見が分かれるのは、江夏氏が球筋で判断し、広岡氏はフォームを見てのこと。

藤浪晋太郎は体の使い方が雑で、MAX153キロということは、若さに任せて体に無理をさせており、極めて故障の危険が高いことになる。

球威だけをみれば江夏氏の新人王候補の見たても正しいが、フォームに無理があるので、広岡氏の見解も重要である。

一度故障すると、故障癖がつき、何度も同じ箇所を傷める。その行き着くところは選手寿命の短命である。抜群の才能がありながら、故障で早期に消えてしまう選手も少なくない。

投手のフォームをいじくることは、難しいことであるが、将来ある若者を育てるには、避けて通れないことである。