覆面評論家 改

サッカー、格闘技などスポーツ全般を綴ります。
日本の弥栄を祈念

中村俊輔が困った!ストラカン監督とニール・レノンはどこへ?

2007-04-28 07:40:45 | 中村俊輔
中村俊輔の所属するセルティックの元北アイルランド代表MFニール・レノンが、今季終了後に同クラブを対談することを明らかにした。

ニール・レノンがいなくなると、中村俊輔にとって痛手が大きい。ジムワークなどの練習仲間であり、頼りにしてきた存在であるからだ。そして年齢的にも実力的にも、チームの支柱としてふさわしい存在である。チームがまとまっていたからこそ、中村俊輔も力を発揮することができた。

チームのまとまりがいかに大切であるかは、ドイツW杯の日本代表の惨敗をみれば明らかだ。最後までチームのまとまりがなく、戦術もバラバラでは負けて当然である。W杯の敗退の根本原因は、ジーコ監督の采配ミスと指導力不足及び宮本恒靖主将のリーダーシップの不足である。これを克服できていれば、予選敗退でも少しは見所のある面白い戦いができただろう。

セルティックにニール・レノンほどの主将が後を継げば問題はない。しかし直ぐには無理かもしれない。その状況では中村俊輔も苦しい。チームがバラバラで、選手が勝手なことを主張し始めると試合には勝てない。ストラカン監督が来期も継続ならば問題も少ない。そのストラカン監督にもプレミアリーグ数チームからオファーがあると言う。

2人がいなくなったら、中村俊輔も環境が変わってしまうだろう。そうなれば移籍も視野にいれたほうがいい。どうせ孤軍奮闘の状況になるのなら、より激しい戦場を選ぶべきだ。スペインでもプレミアリーグでもいい。日本代表のことは考えずに、とにかくトップになることだけを考えて戦うべきだ。



K-1" HIROYA"タイ修行で魔裟斗に勝つ!

2007-04-21 08:41:16 | K-1
15歳のK-1ファイターHIROYAが、K-1を主催するFEGと10年間の長期契約を結んだ。K-1では史上最長となる10年契約は驚きである。しかし営利上の打算があるとはいえ、トップファイターに育て上げたいとの、K-1の暖かい心遣いも感じられる。

この契約に金銭面は含まれないとの事で安心した。金銭を得るのに安易な環境を与えると、格闘技に限らず若者の成長にはよろしくない。程度にもよるが、飢えた狼のようにガツガツとしていたほうが闘争心も湧いてくる。

3年間のムエタイ修行のため本場タイで自活するようだ。学業と両立させながら、厳しい環境に身をおくことはためになる。そして環境に恵まれないが、強いタイ人ファイターの秘密を見つけたい。技術や素質ではない、格闘家が本当に強くなるための条件が得られれば修行の意味もより大きい。

K-1のフォローがあるとはいえ、15歳でタイで自活を決意するだけの気力はある。「ポスト魔裟斗」の期待に応えられるだけの玉であることは間違いない。誘惑に負けない意思があれば順調に育つだろう。

抜群の才能に恵まれながら、周りにチヤホヤされて自分を見失ったり、女性にもてすぎて遊びに走ったりして格闘家としての将来を失くしてしまう者が大勢いる。K-1王者のブアカーオブラムックが「タイでも女性にもてる顔だ。」と太鼓判を押した。調子に乗って羽目をはずしすぎないことだ。その意味からもタイでの修行は重要である。




鹿島復帰で小笠原満男は助かり、中田浩二は複雑!?

2007-04-14 11:49:13 | サッカー
今季リーグ戦で下位に低迷する鹿島が、バーゼルMF中田浩二メッシーナMF小笠原満男を今夏の復帰を画策している。鈴木満取締役を今月中に渡欧させる計画だ。開幕5戦未勝利で策なしの状態だ。

ボランチの補強のために中田浩二が必要なようだ。鹿島がボランチの補強を考えていること自体、チームとして態をなしてないことの表れだ。チームのバランサーとして、現在ボランチが機能してないと言うことだ。

その意味から中田浩二の復帰は鹿島には急務の問題だ。古巣ということで若手をまとめあげることもできる。バーゼルで活躍しオシム監督にも注目されており、実績にも問題ない。

復帰の障壁は移籍金と巷では言われているが、一番の問題は中田浩二の心である。中田浩二がフランスのマルセイユを追い出された時、鹿島は「移籍金0円なら引き取る。」と居丈高に言い放った。最終的にバーゼルに移籍し落ち着いた。しかし移籍には満足できたとはいえ、鹿島の対応を軽く流すことが中田浩二にできたかが疑問である。

中田浩二は鹿島復帰に戸惑いはあるようだ。来季のチャンピオンズリーグの出場権(予備予選)のチャンスも出てきたからだ。中田浩二は「必要としてくれるのはうれしいし、鹿島の状況が良くないことも知っている。しかし今の時点では何とも言えない状況です」と複雑な胸中をもらしている。

バーゼルとの話し合いも重要だが、鹿島がするべきことは中田浩二との和解だ。W杯後鹿島と中田浩二は復帰について会談している。単なる話し合いではなく、中田浩二に謝罪もするべきだ。中田浩二が移籍金0円でマルセイユに移籍したことは、飲み込む度量が必要である。