桃とかなへび

いらっしゃいませ。

12月のある日2

2023年12月13日 | 日常
葬儀社との打ち合わせ、お寺への連絡、いろいろやって、通夜と葬儀と火葬の日時が決まった。中国から帰る兄を待ちたくて、火葬の最終時間に合わせて組んでもらった。
通夜の日には福助と息子が到着した。
同じ日に兄は関空に着き小倉まで戻って来れた。これで葬儀に間に合う。

葬儀は10数人の家族葬、葬儀場はその日他の葬儀はなく、ゆっくりお別れの時間をとってくれた。
お棺に入れてあげたい物を持ってきてくださいと言われたのに、母は何も持ってこなかった。お花を沢山入れても出棺まで30分あったので、私は母を連れて家に戻った。車で3分。
倉庫に行くと釣竿はもう一本もなかった。あんなに好きだったのに、80を過ぎてからは危ないからと、本当にやめてしまったんだな。ウキがあったから長いのと15センチくらいのと2つ。お店からは机上にあった短い方の算盤と老眼鏡、米に関するものを探したら、新米のシールがあったので2枚持った。
母に確認して、葬儀に戻った。それらを入れると、みんな喜んでくれた。

火葬は14時、これが最終。
待つ間にみんなでお弁当を食べた。
疲れてウトウトした。

父の年下の友人Kさんは、何かと親身に世話してくださった。きっと父に呼ばれたのだろうと話していた。

お骨は白かった。青や緑の部分がまるでない。本当に元気だったんだ。順番に拾って骨壷に納めた。
お骨を持ってお寺へ行き、お経をあげてもらう。もう暗くなってひたひたと寒い。少ないあかりが灯る本堂、お経が終わり鉢のようなおりんの長い余韻だけを感じる静謐。


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 押尾コータロークリスマスス... | トップ | 12月のある日3 »

日常」カテゴリの最新記事