桃とかなへび

いらっしゃいませ。

蒼色の大地

2023年03月30日 | ブックエンドとスクリーン
螺旋プロジェクト4冊目、薬丸岳「蒼色の大地」明治時代瀬戸内海、海賊と海軍の争い。冒険小説のようで、どうなるんだとハラハラ読んだ。カタツムリは出てこなくてもよかった。いろいろ盛り込むのは大変。ボリュームも良くて、小説を読んだ満足感があった。どうしてあの人が死んでしまうんだ、とか書きたいけどダメだよねえ。何作か読んだけど、瀬戸内海の海賊ものはたいてい面白いです。そそられる題材なのね。それと、やはり恋は . . . 本文を読む

シーソーモンスター

2023年03月27日 | ブックエンドとスクリーン
「シーソーモンスター」「スピンモンスター」 伊坂幸太郎螺旋プロジェクト3冊目。先日書いた感想が以下今は伊坂幸太郎を読み始めたところ。ふと思うのは、理解できないものに対する考え方。海族と山族、A型とB型、自国民と外国人、男と女。あちら側とこちら側になんらかの線引きをして、判らない理由にするのは、悩むより楽だ。知恵かもしれないし、もしかしたら科学だったりして。悩むより楽、はさすがになかったけど結局争い . . . 本文を読む

文楽鑑賞

2023年03月24日 | ライブ・いろいろ
先週の水曜日、朝病院に行った後、スーパーで少し食料品を買ってすぐに帰るつもりだった。しかしスーパーを出た正面の掲示板のポスターに、ん? 近づいて見ると、石田泰尚様が茅ヶ崎でリサイタル、オールピアソラプログラム、本日文化会館でチケット発売。しょうがないなあ。そのまま文化会館まで歩いて、福助に相談もせずにチケットを2枚購入。館内のインフォで藤沢で文楽の公演があると知り、チラシを持って帰った。祝日昼夜の . . . 本文を読む

死にがいを求めて生きているの

2023年03月15日 | ブックエンドとスクリーン
螺旋プロジェクト2冊目は、「死にがいを求めて生きているの」朝井リョウ時代は平成。いきなり言うのもなんだが、海族と山族がことさらに争っているわけではない。しかし共生する両者の違いは明らか。たしかに平成は、競ったり争ったりしない時代だった。螺旋プロジェクトの中の作品ではあるけれど共通ルールとか関係なく、面白い読書だった。電車から降りる時に本を閉じるが、歩きながらあれこれ考えてしまう。感動したとかではな . . . 本文を読む

日曜日

2023年03月13日 | ライブ・いろいろ
京都から届いた斉藤和義Blu-ray、日曜の午後は鑑賞タイム。まずは、半分だけで終わった2022年の「十二月」弾き語りツアーの武道館公演。やっぱりライブはいいなあ。中盤までは追体験。キーボードでの弾き語りのゲストは、スカパラの沖さん。素敵な人だなあ。私が聞いていないこの先は、お馴染みのギタリスト真壁洋平さんと一緒に。ギター2本、めっっさよかった。真壁さんアルチザンだなあ、なんて思う。I LOVE . . . 本文を読む

ウナノハテノガタ

2023年03月11日 | ブックエンドとスクリーン
螺旋プロジェクトは共通ルールのもと、原始から未来までの歴史物語を作家8人で描いている。ルールは、海族と山族の対立を描く、共通のキャラクターを登場させる、共通シーンや象徴モチーフを出す、の三つ。とりあえず歴史の古い順に読めばいいかなと、原始時代が舞台の「ウナノハテノガタ」大森兄弟読み始めて、本に挟まれていた折込広告に気付いて広げてみると、8作品の発売順が書かれていた。あれ、これは発売順に読んだ方がい . . . 本文を読む

三月上旬

2023年03月10日 | 日常
二月は疲れていた。定演が終わってもすぐ次の曲に取り掛からなければならないし、緊張感をうまく抜くことができなかった。仕事もそれなりに忙しく、それなのに眠くてたまらない日があったり。週末練習が3週続いた4日の合奏は最初から疲れていて、新しいことが身体に入る気がしなかった。マウスピースを使わずに眠れるようになったのは今週に入ってから。ふと目が覚めるのが4時頃だと、いいぞと思ってまた眠る。ようやく季節の移 . . . 本文を読む