桃とかなへび

いらっしゃいませ。

拠所

2024年02月20日 | お茶
実家に1週間もいると、少し息抜きしたくなる。
そんな時行くのは結局茶室で、市の施設にふらりと出かける。そこは300円でお茶をいただくことができるのだ。
15時くらいだったか、ちょうどお茶のお稽古が終わったところで掃除機をかけていた。
「F先生いらっしゃいますか?」
うわ〜、福丸ちゃん! と小走りのF先生。もう一人、同門のお姉さんがいた。
きっと誰かに会える気がして鎌倉の干菓子を買っていたので、はい、と渡して、まずお茶をいただいた。
お二人とも、私が小中学生の頃からのお姉さん。しかし今となっては、一回りと6つ違い、年はそんなに変わらないわねと笑った。
みなさんの近況を伺い、私も話す。
実家の米屋があるから連絡はいつでもできると思っていたが、もうそうはいかないので、携帯番号を交換した。
私がお茶をはじめたのは50年近く前で、F先生はその前からずーっと続けている。私はここ16〜7年お稽古してない。サボりっぱなしだ。それでもかけた時間が他とは違うというか、若い頃習得したからか、茶室に来れば落ち着ける。下手の横好きで終わるしかないギターとは雲泥の差。
楽しくお話しして、また帰ったら連絡しますとニコニコお別れした。

実家にいつまでも置いていられないと、茶道の許状など自分の家に送ることにした。


引出しの筒を開けたら、茶カブキの記が出てきた。利き茶ゲームみたいはものだ。高校生の頃はエスプレッソみたいな濃茶を沢山飲ませられないと、八百長して筆記係だった。本当は札で担当を決める。


これは就職したばかりの頃か。やっぱり筆記係(笑)自分のではない筆は書きにくい、と言い訳しておこう。
昔の私がここにいた。

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