奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

同居を考える前に整理整頓、見直すべき生活の習慣と関係性、2世帯住宅で暮らすことをどのようにイメージしているのか?子育てと同時に暮らしの本質を大切に。

2023年09月28日 | 2世帯住宅

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※二世帯住宅同居成功のヒントリーフレット

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

ここ最近、WEBを通じて

二世帯住宅に関しての

お問い合わせやご相談を

頂く機会が増えましたので

少しblogでも

また触れておこうかと思います。

 

お互いに助け合えるための拠点

二世帯住宅を建てる方も

当然ライフスタイルはそれぞれで、

やっぱり一番大切なのは

住まい手さんの

暮らしやすさだと考えています。

 

僕自身も実は

二世帯住宅で住んでいますから。

 

ただ、僕がいままで

2世帯住宅での

暮らしをお手伝いしてきた中で

感じたことは、

やっぱりどこかに

世帯間同士の接点を

持たせたておくべきだということです。

 

できることなら

完全に分離にしてしまうのは

避けたいなと思っています。

 

だけど、「そこ」は

住まい手さんの価値観ですから

調整が出来るように

間取りも構造もそして

将来的な事も加味して

設計には配慮しています。

 

2世帯住宅だけに

限った事ではありませんが

本当にベタな言い方になりますけど、

仲良く暮らせればいいなと思っています。

 

仲良くというのは、

お互いに必要なときは助けあったり、

おじいちゃんおばあちゃんが

孫と一緒に遊んだり

家族の時間がそれぞれに

充実するってことです。

 

食事にはこだわり

時間帯などは譲り合い・・・・・。

 

ただ、食事の時間は

その都度考えることが

出来るように

別々のほうが良いと思っています。

 

食事というのは

育ってきた環境それぞれで

家庭の色が濃くでる部分。

 

味やメニューや作り方なんかも、

家庭ごとに随分違うと思うんです。

 

食事の出し方なども

大皿で取り分けをするのか

小皿でそれぞれに出すのか・・・etc

 

子世帯と親世帯では

好む味もまるっきり

違う事もありますし、

それを一緒にしようっていうのは

家族としても大変だと思います。

 

仲が良いのでキッチンは一つで、

という住まい手さんもいらっしゃいますが、

今までそれぞれでやってきたのに、

同居してから一緒にやって

必ずうまくいくとも限らないので、

簡単なものでも良いので

キッチンは2か所つくることを

お勧めしています。

 

逆に浴室はタイミングをみながら

別々に入れ替わりで使えれば

共有でも良いかと思います。

 

勿論「別々」で

例えば浴室とシャワールーム

という考え方もあります。

 

浴室は2か所に設けると

少なくとも建築費だけで

100万円以上コストアップしますし、

エネルギーの点でも

1つのほうが効率が良いと言えます。

 

給湯のエネルギーは

光熱費の1/3ぐらいを占めてしまうんですが、

給湯の割合が特に高くなりますから。

 

それで浴室が2箇所あると、

さらに割合が高くなります。

 

浴室は使用する時間帯の事も

差が生まれやすいので、

維持管理・掃除の事などを考えれば

お互いに譲り合ったりしながら

一緒に使う事が出来れば

ベストかなという風に思います。

 

つかず離れずの距離感あとは、

お互いにくつろげる

居場所=リビングも

それぞれにあるほうが良いと思います。

 

共働き家庭にも

親との同居はメリットが

高いケースが多いと言えます。

 

上手にお互いに住み分けて

協力し合えれば、

二世帯住宅は

得なことが多いんじゃないかと思います。

 

冒頭にも書いたように

ライフスタイルは家庭それぞれなので、

普段を暮らしを

見つめ直しつつ

同居について考えてはどうかなと思います。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは

暮らしが楽しくなりますから。

 

大阪・奈良・和歌山を中心に

住まいと暮らしの設計を

手掛けるする建築設計事務所です。

新築一戸建て・古民家再生リノベーションなど

間取りと暮らしを大切に、

丁寧な提案と設計を心懸けています。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問合わせフォームから専用メールにて

気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

玄関収納を計画する際に考えておくべき利用形態と収納容量、そしてライフスタイルとの調整、間取り計画時に自分たちの憧れと現実をイメージする事は大切、新築計画でもリフォームでも全体像を考える事。

2023年09月27日 | 設計の事デザインの事

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※玄関+玄関ホール全景(一部家族玄関)

 

※家族玄関側収納スペース(玄関収納+クローゼット+シューズクローゼット)

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※家族玄関側収納スペース(玄関収納+クローゼット+シューズクローゼット)

 

収納を考える際に

個室やLDK、

勿論水回り周辺での事も重要なのですが

玄関周辺での収納スペース。

※家族玄関側収納スペース(玄関収納+クローゼット+シューズクローゼット)

※家族玄関側に計画した玄関クローゼット(玄関クローク)

 

計画する事の多い玄関収納で

特に多いのはシューズクローゼットなのですが

シューズクローゼットも、

向いている人、

向いていない人がいます。

※玄関ホール側から家族玄関収納スペースを視界に

 

※玄関ホール側から家族玄関収納スペースを視界に

 

人気だから、

便利そうだから、

勧められたから、

という理由で計画するのではなく、

自分達にそれが必要なのかどうか

使い方もそうですが

メリットだけではなくデメリットも含めて、

しっかりと自分たちの

ライフスタイルに合うのか合わないのか?

そういった点を考えることをおすすめします。

 

シューズクローゼットを

採用する際に、

気をつけたい点としては

物置になってしまう可能性もあるという事。

 

棚の配置や大きさを考えずに

悪い意味で適当に

シューズクローゼットをつくってしまうと、

収納量がそもそも足りなかったり、

出入りが億劫になってしまい、

いつのまにかただの物置になってしまう

という事もあります。

 

ある程度収納するものを

想定しておくことが大切。

 

玄関の床面積が狭くなるという事。

シューズクローゼットを設けると

必然的に玄関の面積が狭くなります。

 

玄関が狭くなり過ぎないように、

住まい全体の広さやバランスを

よく考慮して必要性を考える事が重要。

 

湿気やニオイがこもるという事。

 

特に扉がある場合は、

湿気やニオイがこもりやすくなります。

 

ある程度広さがある空間なので、

市販の湿気取りでまかなうのは

難しいです。

 

開閉できる窓や換気口を設置し、

こまめに換気を行う計画性が重要。

 

勿論・・・窓の開閉だけではなくて

24時間換気システムも有効です。

 

手入れが大変だという事。

 

玄関の周辺に

設置されることが多い

シューズクローゼットは、

ホコリが溜まりやすいです。

 

アウトドア用品などを収納すると

土や泥なども付きやすくなります。

 

メンテナンスのしやすさも

視野にいれて計画する事が大切。

 

こういった注意点もあることを踏まえて、

安易にあこがれるのではなく、

本当に自分達に必要なのかどうかを

しっかりと「間取りの計画」打ち合わせの際に

イメージを共有しておく事。

 

メリット・デメリットだけではなくて

最終的には、生活の動線や

収納物の大きさ、容量、

出入りの頻度、

棚のレイアウトなど、

しっかりと間取りと融合する要素を整理整頓して

暮らしをイメージする事が大切。

 

勿論、住まいのプランを行う際には

僕もキチンと全体を説明させていただきますよ。

 

憧れも大切なのですが

そういった日常にある「使い方」を

家造りの際には見直しながら

打ち合わせをするように。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは

暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問合わせフォームから専用メールにて

気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バックヤードとなりがちな洗面や脱衣のスペースをより充実化する事で暮らしの日常的な過ごし方がより便利で快適に変化します、間取り計画と同時に日常の過ごし方のイメージを大切に。

2023年09月26日 | 住まいの水まわり住宅機器

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※浴室と繋がる2.5坪(畳5枚分)の洗面脱衣室(ウォークインクローゼット付き)

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

暮らしの空間として大切な場所。

 

バックヤード的な場所が

心地よくなると

暮らしの質も日常的な過ごし方も

実は随分向上します。

※浴室と繋がる1.5坪(畳3枚分)の洗面脱衣室(可動式収納棚付き)

※浴室と繋がる1.5坪(畳3枚分)の洗面脱衣室(可動式収納棚付き)

 

そういった意味で洗面脱衣室を

快適空間にするためのポイントを少し。

※浴室+LDKに繋がる1.5坪(畳3枚分)の洗面脱衣室(収納スペース付き)

※浴室+LDKに繋がる1.5坪(畳3枚分)の洗面脱衣室(収納スペース付き)

多くの場合、

洗面室は浴室の横に配置され、

脱衣室として

ランドリースペースとしても利用されます。

 

畳二枚分、約1坪と呼ばれる空間には

洗面、脱衣、洗濯、収納スペースが詰め込まれ、

顔を洗う、化粧をする、服を脱ぐ、

洗濯をする、収納するといった

暮らしに直結した場所なのに、

実際はプランづくりの際に

意外と後まわしにされがちです。

 

家族構成によっては

使用頻度や使うタイミングが異なり、

求める機能も人それぞれなので、

十分に検討しておかないと

ドライヤーの置き場所がない

コンセントの数が足りない

洗濯洗剤などをストックする場所が足りない

といった不自由を感じることにもなりかねません。

 

そんな洗面脱衣室で

ポイントとなるのが洗面化粧台の存在。

 

洗面化粧台には

カウンタータイプや

洗面器一体タイプといったものがあります。

 

カウンタータイプは空間に合わせて

自由に選び、

組み合わせることが得意なタイプ。

 

一方の洗面器一体タイプは

比較的コンパクトで、

価格が手ごろなものが多いことが魅力です。

 

化粧やヘアドライヤー、

ひげそりはどこでするのか、

家族が多い場合には

朝の洗面ラッシュに対応できるのかなど、

家族の行動を客観的に振り返って

プランを考えたいものです。

 

また脱衣室を兼ねる場合には、

バスタオルや下着の置き場所が

必要になるかもしれません。

 

さらに見落としがちなのは換気です。

 

浴室(バスルーム)から人が出た瞬間、

お風呂の湿気は

一気に洗面脱衣室に流れ込みます。

 

ですから浴室だけでなく

洗面脱衣室も、

窓や換気設備で

湿気対策をしておくことが大切。

 

具体的な生活シーンを想像しながら

部屋の構成に意識を向ける事で、

暮らし始めてからの使い勝手が

良い意味で変化します。

 

憧れも大切なのですが

そういった日常にある「使い方」を

家造りの際には見直しながら

打ち合わせをするように。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは

暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問合わせフォームから専用メールにて

気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暮らしを豊かに環境を上質に変化させるリノベーション・リフォームに大切な性能の向上とデザインの向上という両輪の考え方、どちらも大切な意味を持っています。

2023年09月24日 | リフォーム・リノベーション

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※住まわれていた家屋をリノベーション・既存建物一部解体リノベーション

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※和室2間+縁側(広縁)を取り込みLDKとして庭も改修工事を施したリノベーション事例(性能向上も含むリノベ)

 

家造りの選択肢に新築や建て替えは勿論ですが

実家リフォームや中古住宅リフォーム

また・・・現在、

住んでいらっしゃる住まいの

リフォームやリノベーション等の選択肢があります。

※中古住宅購入時のDK+廊下・水回り周辺

 

※リノベーション解体中

 

※リノベーション完成後のLDK(元DK+廊下+水回り)

 

リノベーションやリフォームを行うならば

出来る限り暮らしやすい状態を

つくりたいと思いますよね。

 

しかし、デザイン性を重視しすぎると、

暮らしに対する良い環境、

快適な生活が送れなくなることもあります。

 

なので、デザイン性を重視しながら

リノベーション・リフォームを行う上で

気を付けたい点について少し。

 

まずはリノベーションや

リフォームの魅力についてご紹介します。

 

誰しもこんな家に住みたい

といった理想を

持っていることだと思います。

 

リノベーションでは、

新築のそれと同様に

空間全体のデザインはもちろん、

壁紙や水道の蛇口の形一つまで、

こだわりたいところを

全てデザインできます。

 

リノベーションでは

このような細部までこだわれるため、

理想的な家をカタチに出来ると思います。

 

コストを抑えられる

リノベーションは

中古物件を購入して、

理想の住まいを実現していくため、

新築を購入するよりも

費用を抑えられるケースも多くあります。

 

理想的の住まいを

実現しやすくなるうえに

コストを抑えられることは

大きな魅力だといえます。

 

ですが、

理想的なデザイン重視の

リノベーションで

気を付けたい点が存在します。

 

それは「機能性」を同時に考えた

デザインを施さないと

生活動線が不便になったり、

構造部分に手が回らなくなったり、

素材の特徴を

生かせなかったりしてしまいます。

 

特に、構造部分や設備の劣化や

洗濯を後回しにしてしまうと、

水漏れが生じることや

断熱性が不十分な家に

なってしまうこともあるため

注意が必要です。

 

デザイン性ももちろん重要ですが、

機能性を考慮しなければ、

どれだけデザインが良く

素敵な家であっても、

それぞれの価値観にとって

快適には暮らせませんから。

 

リノベーションする際には、

間取りの機能性や構造部分、

素材の特徴を考慮して、

機能性にも優れた家の目標を定める事が重要。

 

そして開放的な場所ばかり求めすぎると

本来必要な収納スペースが

足りないという事態にもなります。

 

空間デザインを優先する際に、

収納スペースを削ってしまうと

物があふれる家になってしまう

可能性がありますから。

 

希望の間取りや設備を取り入れるために、

収納スペースは

後回しになってしまいやすいですが、

生活の快適さや

普段いる場所に

どのような空間を広げるべきか?

家のきれいさを維持するためにも、

収納スペースは

自分たちにとっての最適解で

確保するように。

 

リノベーションを行う際は、

デザイン性も重要なのは勿論ですが、

住まい手である自分達が

快適に生活するために

価値観に応じた

機能性や収納スペースの確保が必要です。

 

憧れも大切なのですが

そういった日常にある「使い方」を

家造りの際には見直しながら

打ち合わせをするように。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問合わせフォームから専用メールにて

気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家造りとキッチンでの過ごし方のイメージ、LDKと一体化したキッチン空間にどのようなライフスタイルで家事時間やリビングとの関係性を意識するのか、間取りと融合するキッチン空間デザインを大切に。

2023年09月18日 | 家 住まい 間取り プラン

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※トーヨーキッチン大阪ショールーム・アイランド型キッチン

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※トーヨーキッチン大阪ショールーム・アイランド型キッチン

※トーヨーキッチン大阪ショールーム・アイランド型キッチン

 

長く愛せるキッチン選びのポイント。

「I型(1列型)」「II型(2列型)」「L型」「U型」に、

「ペニンシュラ型」「アイランド型」と

キッチンスタイルはさまざまです。

※Panasonic大阪ショールーム(LDK空間展示コーナー)

 

キッチン単体ではなくて

間取りと融合して

家事動線やライフスタイルとの

連動を意識する事で

キッチンは

レイアウトによって

使いやすさやデザイン性が

大きく変化します。

※Panasonic大阪ショールーム(LDK空間展示コーナー)

 

思いのほか滞在時間が長く、

使用頻度も高いキッチン周辺。

※LIXIL大阪南港ショールーム(LDK空間展示コーナー)

 

それぞれの暮らしの空間として

快適なキッチン空間にするための

ポイントはいくつかありますが、

長く愛せる

好みのキッチンをつくるためには

レイアウト選びを慎重にしたいものです。

※タカラスタンダード奈良ショールーム(空間展示コーナー)

 

レイアウトは「ワークトライアングル」とも

密接に関係しています。

※クリナップ奈良ショールーム(陳列展示)

 

ワークトライアングルとは、

「シンク」「加熱調理器(コンロ)」「冷蔵庫」の

それぞれ中心点を線でつないだ

三角形のことで、

三辺の合計が3.6~6mの範囲が

適切とされています。

※キッチンハウス大阪ショールーム

 

これより長いと

動く距離が増えて

作業効率が悪くなります。

 

また「身長÷2+5cm」という計算式。

最近はそれぞれ個人差や

キッチンを使うスタイルも

変化しているので「必ずそう」という訳ではありませんが

これはキッチンの高さの目安に

使われる計算式です。

 

実際にはスリッパをはいたり

厚底の健康サンダルを使ったり

フロアマットを敷いたりする

使い方の差もあるので

その違いも

体感として持っておきながら

身長差とリーチも含め

高すぎるキッチンは腕が疲れ、

低すぎると腰が疲れます。

 

さらにキッチン本体の背後に

配置されることが多い

キッチン収納。

 

このキッチン収納には

「引き戸」や「開き扉」のタイプがありますが、

今は「引き戸」の要望が

多くなっています。

 

引き戸は、

開き扉のように

開閉時に自分自身が動かなくて済みます。

 

また調理中に

戸を開けたままでも

邪魔にならないので、

「調理がスムーズに行える」

といった点が人気の理由だったりします。

 

いずれも「自分のスタイル」に

合っていることが一番大切。

 

憧れも大切なのですが

そういった日常にある「使い方」を

家造りの際には見直しながら

打ち合わせをするように。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問合わせフォームから専用メールにて

気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家造りの考える際に大切な暮らしの雰囲気を考える時間、間取りのデザインや計画前にまずはどのような暮らしの雰囲気を考えるべきかをイメージする時間からスタート。

2023年09月17日 | 設計の事デザインの事

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※塗装用カラーサンプル帳を見ながらの打ち合わせ・横並びの色にも雰囲気は影響を受けます

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

過ごし方や印象が変化する

カラーコーディネート。

 

何気なく選んでいる

小物や洋服の色は、

その洋服を着ている人の印象も

変化させます。

なぜなら、「色」というのは

人が感覚でキャッチする

イメージのひとつだからです。

 

家づくりでも素材同様に「色」は重要。

 

すべてを好きな色でまとめれば

気に入った家になるかと言えば、

そうではありません。

 

大事なのは色の配色という「バランス」。

 

家づくりに限りませんが、

カラーコーディネートの基本は

「ベースカラー」

「アソートカラー」

「アクセントカラー」という

3つのカラーバランスです。

 

ベースカラーは、

全体のイメージを決める基本の色。

 

アクセントカラーは、

インパクトでメリハリをつける差し色。

 

ベースカラーと

アクセントカラーをなじませて

全体に統一感を出すのが、

配合色のアソートカラーです。

 

理想的な割合は、

ベースカラー70%、

アソートカラー25%、

アクセントカラー5%とされています。

※設備建材メーカーPanasonicショールーム大阪・LDK空間展示コーナー

 

住宅の場合、

ベースカラーは床、壁、天井などの色にあたります。

アソートカラーは

家具やカーテン、

ドア・窓(建具)などの色。

※設備建材メーカーPanasonicショールーム大阪・内装扉床材(フローリング)セレクト展示コーナー

 

アクセントカラーは

インテリア小物や絵画、

クッションやラグなどで

取り入れる要素となります。

 

仕上がりのイメージに関して

大切なのは

小さな色見を室内の

特定位置で見ない事です。

 

見本(サンプル)を見るときは

採用する場所の条件に

近いところで見る事。

室内の照明での雰囲気でも随分変わります。

 

外で使う場合は外、

水平な位置なのか垂直な位置なのか

日陰の部分か日差しが当たる部分なのか。

 

明るさ暗さの印象でも随分変わりますから

そういったところも

重要な決め方となります。

 

そして・・・できるだけ

イメージに近づけるためには、

希望の色よりも

彩度(鮮やかさ)と明度(明るさ)を

ワンランク下げた色を

選ぶことがポイントです。

※設計後の現場での指定サンプル確認・設計時の候補から最終確定するのは現場で再確認を交えて調整

 

見本帳やサンプルは

実際に使う素材や

材料に比べて小さいので

広い範囲で使うと

実際に選んだ色よりも

少し薄く見えます。

 

それは面積効果と呼ばれていて

同じ色でも

面積が大きくなるにつれて

次第に彩度が上がって見え、

同時に明度も高くなって見える現象をさします。

 

色に関しても

様々な視野必要になりますが

どのような雰囲気に仕上げるべきか?。

 

色を限定せずに

心地よさの意味を

感覚的にサンプルを見ながら

知る事も重要です。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム

間取り等検討前に住まい手さんをご案内するインテリア・家具イメージの為の提案時間

 

家造りを具体的に進める前に

僕が家具店や建材設備ショールームへ

皆さんをご案内するのは

そういう雰囲気を持つ

色の意味や素材の意味、

場所による色の差を

事前に知っていただくためです。

 

そういう意味での

家造りの予習時間の体感は大切だと

考えているからです。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間取りとプランと暮らし方の提案に玄関の重要な役割と日常の利便性をイメージするように、扉の向きと広さ、そして生活に直結する設計デザインと提案の付加価値。

2023年09月12日 | 家 住まい 間取り プラン

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※玄関ホール+土間空間

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※住まい手さんにとって程よい居心地を生み出す玄関ホールと回遊の為の通り土間

 

使いやすい暮らしの空間として

玄関の間取り。

 

リビングやキッチンほど

皆さんはじっくり考えることが少ないと思います。

 

「玄関」の事。

※玄関ホールを挟んで奥に広がる通り土間

 

毎日出入りに使う部分なので、

便利だけではなくて

過ごしやすく使うためには、

知っておきたいポイントもたくさんあります。

※見通しを良くする窓と裏庭からの出入り動線・ロフトへの動線

 

暮らしやすさを生み出す

玄関にするためのポイント。

 

余裕のある広さ。

まず検討したいのが玄関の広さです。

できれば、

余裕のある広さだと使いやすくなります。

 

気をつけたいのは、

広すぎてもかえって使いにくいという事。

 

一般的な広さでは、

土間とホール部分を合わせて

3畳くらいでしょうか。

土間部分の奥行きが1.2mくらい、

靴箱を置いたとしても

ホールの横幅が1.35mくらいは取れます。

 

玄関で家族が2人並んで

靴を履いたりもできる広さです。

 

持ち物に合わせた収納スペースの確保。

収納スペースの取り方も、

悩むポイント。

 

玄関に収納したい荷物の量と相談して、

どれくらいの収納を

設けるのか考えてみるように。

 

靴や傘がメインなら、

一般的な靴箱でも十分です。

※扉を閉めた状態での家族玄関+玄関収納

 

※扉を開けた状態での家族玄関+玄関収納

 

 

アウトドア用品や子供の自転車、

雨具なども置きたい場合は、

シューズクローゼットが

あった方が便利かもしれません。

 

収納スペースが広いと便利ではありますが、

その面積分コストは上がりますので、

バランスよく取り入れるべきです。

 

そして動線をさえぎらない

玄関ドアの向き。

 

最近は、開き戸にする方が多いのですが、

扉の開く向きをよく検討するように。

 

玄関に向かって

左右どちらかに壁があれば、

壁に向かって開くように。

 

開けたときの角度を広く取るためです。

 

また、外や駐車場から

玄関に歩いて来た時、

人の動きをさえぎらない向きを

考える事が重要。

 

玄関ドアに向かって

右側に駐車場がある場合、

左から開けるドアだと、

一旦ドアを通り過ぎて開けるようになり、

動きがさえぎられてしまいます。

 

明るさの確保を

どの程度で考えるべきか?

玄関の明るさについてです。

 

明るさのチェックというのは、

意外に忘れがちなもので、

いろいろと検討したはずなのに、

気がついたら

玄関が真っ暗な

間取りになっているという事にならないように。

 

できれば、

昼間は照明をつけなくてもよい

そんな明るさを確保したいものです。

 

明るい玄関にするためには、

明かり取りの窓がついた

玄関ドアを選んだり、

玄関周辺または

離れていても適切な範囲に

窓を設けたりするように。

 

そして玄関が使いやすくなる間取り。

 

外で使うものを

玄関土間周辺で収納する。

 

雨具や傘、アウトドア用品、

子供の自転車やベビーカーなど、

玄関周りに収納しておきたいアイテムを、

スッキリと片付けることができます。

 

シューズクローゼットも兼用する事で

屋外収納も必要なく、

使いたいときに

外へ出しやすいのも検討の理由です。

 

玄関土間の広さに余裕があれば、

玄関土間を広めに確保するのも良いです。

 

趣味の自転車のメンテナンススペースに使ったり、

遊び場になったり、

ちょっとしたベンチや椅子を置いて

コミュニケーションスペースや

ゆとりの場としたり・・・・・。

 

ライフスタイルに合わせて

さまざまな使い方ができます。

 

広めの玄関ポーチ玄関を出たところに、

広めの屋根のあるポーチを設けるのも、

便利です。

 

雨の日でも濡れることなく

鍵を出したり傘を畳んだりできる他、

予備の自転車置き場に使ったり、

最近の傾向であれば

置き配スペースに活用したり

することもできます。

 

あまりじっくり

考えることも少ないかもしれませんが、

広さや収納だけでなく、

明るさ、扉の開く向きまで

キチンと意識しておくと、

毎日出入りする玄関が

とても便利になります。

 

僕は住まいの提案や間取り計画の際にも

そういう部分も含めて

打ち合わせに対して

調整を提案しています。

 

そういったポイントで、

暮らしの使い勝手が

変わってきます。

 

暮らす場所の範囲は

リビングや寝室、水回りもそうですが

外部、庭やガレージスペースも含み

全体像をプランとして検討することが大切。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間取りの工夫と暮らし方の提案・中庭のある家となる事で風景や佇まい、暮らし方の自由度やプライバシーが随分変わります、設計デザインを始める前に土地に対しての家の範囲を考えるように。

2023年09月10日 | 家 住まい 間取り プラン

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※和モダンをイメージした数寄屋の住まい・コの字型に設けた中庭の存在が特徴

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※建物の中心部・コの字型に設けた中庭が和の風情を醸し出す佇まい

 

中庭で広さのイメージと

安心感を考えてみる事も暮らしを豊かにする

一つの手段だと思います。

※内部の回廊から中庭を眺める空間(広縁・縁側)

※ライトアップした夜間の中庭・室内から眺める風景としてもデザインを提案

 

住まい方にあわせて

検討する家の機能ですが、

中庭のある家は

外から見えないプライベート空間を

確保する事が可能で

特に日光の入りづらい

北側に面した部屋があるなら、

中庭の計画性で

採光に役立つケースもあります。

※中庭にウッドデッキを設けてLDKから眺めるディスプレイ空間に・LDKの延長で遊び場にもなる空間

 

お子さんがいるご家庭なら、

中庭を遊び場にできたりするので、

道路に飛び出すといった心配も減ります。

 

外に直接洗濯物を干したくても

ご近所の目が気になる住宅地なら、

リビングからは離れた位置関係で

中庭がプライバシーの問題を

解消してくれるケースもあります。

 

狭い土地に建てる狭小住宅でも、

中庭に視界が抜ける間取り計画だったら

広さを感じられますし、

外部に見えづらい状態で

窓を開けられるので換気も安心感が生まれます。

 

既存の建物のリフォームでも

子どもが巣立って要らない部屋ができた

といったケースなら、

減築で中庭をつくってみても良いかと思います。

 

減築し、延べ床面積が減少すれば、

狭くなるというイメージもありますが

暮らしの豊かさをどこに求めるのか?

によってそれも変わります。

 

家を建てるときや

リフォームをしたいときには

内部ばかりに意識を向けるのではなくて、

外部の良さを取り入れて

過ごしやすさや開放感等の意識を整理して

中庭を検討してみるのも

価値観の洗い直しとしては

良いのでは?

と思います・・・・・。

 

庭をどのように

暮らしの空間として取り入れるのか?

 

暮らしの考え方を

柔軟に見つけてみませんか?

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
---------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
---------------------------

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

注文住宅ので設計デザインの前に暮らしの心地を変化させるインテリアの要素、間取り計画も大切なのですがその前に暮らし全般のPLANについてイメージを持つことと家具や仕上げの雰囲気を考える時間。

2023年09月08日 | 暮らしの事イロイロ

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

 

※トーヨーキッチンスタイルショールーム

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※トーヨーキッチンスタイルショールーム

 

住み心地のよい家にするために

注文住宅を建てる際、

重要な要素として

インテリアが挙げられると思います。

※トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

 

自分の理想のイメージはなんとなくあるけれど、

どうやって選んだらいいのか

分からないという方も多いかもしれません。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム

 

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム

 

インテリアを選ぶときの

ポイントについては色々ありますが

大事なのはまず暮らす意識での価値観。

 

そしてそのうえで

部屋ごとの統一感を大切にすることです。

 

部屋ごとにテイストを考えて、

それに合うような

インテリアを選ぶと自宅にいるときの気分も

随分変わります。

※Poltrona Frau Osaka (ポルトローナフラウ大阪)

 

※Poltrona Frau Osaka (ポルトローナフラウ大阪)

 

部屋のテーマを考えるのが難しい場合は、

部屋の中で目につきやすい

壁紙の色や床の色、

材質、扉の色などを見て

それに合う雰囲気にすると

部屋がまとまります。

 

注文住宅では、

扉の色や壁紙にこだわれますので

さらに選択肢が増えて

本来は選ぶ楽しさも大きくなります。

 

そしてインテリアの大きさに注意することです。

収納スペースを増やすために

大型のインテリアを置いてしまうと、

部屋が手狭になり

圧迫感を感じる空間になりかねません。

 

インテリア、

例えば家具類でもソファやテーブル

家電収納等の

奥行き、高さに気をつけて

部屋を自分達のもつ

ボリューム感(広さの認識)に合うように

セレクトするのがおすすめです。

 

余白を使って広さが感じられる部屋は、

それだけで開放的で

おしゃれな雰囲気になります。

 

ラグやカーテンも一緒に考える事もポイントです。

 

部屋に取り付けるカーテンや

床に敷くラグも

部屋の雰囲気に非常に関わるので、

合わせて考えると

さらに雰囲気よく

心地よいインテリアデザインにできます。

 

カーテンやロールスクリーン

ブラインドといった

ウインドートリートメントにこだわる事で、

カーテン類を主軸に

他のインテリアを合わせていくという

手法を取るのも良いです。

 

色や素材、部屋のサイズから窓、扉等

空間を構成する要素は数多くあり

それらの集合体として

部屋のイメージが認識されます。

 

一つ一つの素材や部材では好みであったり

雰囲気が良くても

空間に融合して仕上げが完成すると

全くイメージと異なるケースも多いと思います。

 

そうならないためにも、

空間構成について

間取りの計画前に意識する事が大切。

僕は基本的に設計のご相談や

ご依頼をいただいた時点で

間取りを考えずに

まずはインテリアや家電設備のイメージを

使い勝手や特徴を交えてお話しさせていただき

それらのショールームにご案内します。

 

その理由は8帖や10帖といった部屋の広さも

置く家具や家電の「差」で

サイズ感が全く異なるという事を

実感として学んでいただくため、

そして間取りだけで暮らしが整理出来るのではない

という事を体感していただくためです。

 

家具と暮らし、風景や家電といった

要素の整理整頓

そして住まい手さん自身の価値観と

暮らしてきた生活の文化を紐解き融合する

暮らしの要素。

まずはその部分を考える事で

たどり着く家は随分変わるという事。

 

良い意味で最適解の「暮らし」へ近づくための

フローとしてのデザイン。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中古物件を買ってリフォーム・リノベーションを施して人生設計を考える選択肢も暮らしを豊かにする人生観だと思います、建築家だから可能になる暮らしの環境設計もあります。

2023年09月07日 | リフォーム・リノベーション・アドバイス

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※リノベーション前(ビフォー)

 

暮らしを見つめ直す

リフォームやリノベーションのこと。

 

新築でもそうなのですが

リノベーションの基本的な考え方としては

家に暮らしを合わせるのではなく、

暮らしに家を合わせるという事。

※リノベーション後(アフター)

 

特に大切にしていることは、

住まい手さんの「ライフスタイル」です。

 

子供とどう関わっていくのか?

家族で大切にしている時間は何か?

5年後、10年後、

どんなライフスタイルが自分達らしいのか?

ということです。

※リノベーション前(ビフォー)

 

※リノベーション後(アフター)・吹抜けをつくり開放感をデザインしてリビングアクセス階段を設けたLDK

※リノベーション後(アフター)・吹抜けをつくり開放感をデザインしてリビングアクセス階段を設けたLDK

 

自然な歩みのように暮らす感覚。

だけど、その暮らし方は

千差万別です。

 

だからこそ、

しっかり想いを

共有することが

大切だと考えています。

 

おしゃれな雰囲気だけど、

なんか暮らしにくいよね。

となってしまっては、

元も子もありませんから。

 

間取りを考える前に

まずは話を聴くところから始まります。

 

住まい手さんの

理想の暮らしはどんなものなのか。?

 

これまでの期間はどのような暮らしをしてきたのか?

将来的にどんな風に

生活が変わっていくのか・・・・。

などを掘り下げて、

聴き込んでいきます。

 

そうして見つけた

住まい手さん家族にとっての

自然な歩みのような暮らしを

空間というカタチにしていくのが、

プラン(計画)という設計の原点です。

 

例えば、「中古+リノベーション」
という選択肢。

 

「注文住宅」の新築のように

程度の良い中古住宅を手に入れて、

しっかりリノベーションする事も

選択肢の一つです。

 

リノベーションでは、

自分たちの暮らし方に合わせて、

自分たちのセンスを加えながら、

どんどん価値を上げていくことも可能です。

 

こだわりの住まいを実現できる方法として、

「中古+リノベーション」の魅力に視野に。

 

リノベーションでかかる費用は

やはり工事面積や

仕様によって大きく変わります。

 

大切なのは全体の予算計画。

 

中古物件を扱う場合、

構造補強や断熱工事なども

しっかりすることをおススメしています。

 

リノベーションにしっかり予算をかけ、

残りの予算で物件を探す、

という計画にした方が、

結果として自分たちらしい

住まいが手に入ります。

 

物件探しのことで同行して

プロの目でチェックする事も多いです。

 

中古物件選びで

一番気になるのは「耐震性」ではないでしょうか。

 

築年数が古くなると、

それだけでNGと思われる方も

多いかもしれませんが、

実際はそうではありません。

 

耐震性に関して

大切なポイントはまず「地盤の強さ」です。

その次に基礎、

そして骨組みとなる構造体となっていきます。

 

物件選びの段階から

一緒に同行させていただき、

建築家としての視野で

いろいろな方向性を検討しています。

 

問題のある物件を購入してからでは遅いので、

購入前にご相談されることを

おススメしています。

 

「中古+リノベーション」は

選択肢が多い事もメリットです。

 

新築でマンションや戸建を検討する場合は、

なかなか希望エリアで

見つける事は難しいです。

 

駅近で広さもこだわれば、

金額も大きく変わってきます。

 

中古物件なら

新築よりも立地条件が良く、

比較的安価で購入することが可能になります。

 

更に、

しっかりリノベーションすることで、

自由度の高い注文住宅が可能になり、

自分らしい暮らしが実現します。

 

暮らしを考える際の選択肢として

中古住宅を購入して

自分たち流の暮らしをそこに描いてみる事。

 

暮らしの考え方を

少し柔軟に見つけてみませんか?

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
---------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
---------------------------

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンションで家族同然のペットと暮らすためには色々と事前に調べる事や管理規約、管理組合等、意思疎通も含めて暮らしやすさと共に考えておくべき事、勿論戸建て住宅でも。

2023年09月05日 | 設計の事デザインの事

戸建ての住宅でも

家族同然のペットと暮らす際に

気を付けるべき事柄が沢山ありますが、

マンション(共同住宅)での場合には

色々と守るべきルールが存在しています。

※中古マンションでの入居計画・住居の一部をリノベーション

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

動物を飼っている人が

マンションで暮らす場合には

ペット可の物件に住む必要があります。

※丸窓から外を眺める猫の居場所

 

しかしペット可の物件は

ペット歓迎という意味ではないので、

居住の際には

様々なポイントや基礎知識を踏まえて

物件を選ぶ必要があります。

 

ペット飼育に関する物件の種類について。

 

ペット禁止のマンションでも物件によっては、

魚や亀、昆虫や小鳥、

ハムスターなどの、

においや鳴き声が少なく

壁や床を傷つける

可能性のないペットなら

許可されている例もあります。

 

ペット可の物件であっても、

動物の種類や体長・体重、

頭数制限、

過ごしよい場所の制限、

予防接種・健康診断受診義務などの

条件を満たす必要があります。

 

そしてペット相談の物件は、

条件を満たしていれば

必ずペットとの入居許可が

出るわけではなく、

管理組合に相談して

許可が得られれば

ペットと共に入居できるという意味

であることについても

注意が必要です。

 

それに対して

そもそもの物件数が少ないものの、

住人全員が

ペットを飼育することを前提に

建てられている

ペット共生型物件というものもあります。

 

足洗い場やペットの為のスペースが

予め設置されていたり、

床や壁が傷つきにくく

汚れにくい素材で

造られていたりする物件もあるので

安心して暮らせます。

 

まだまだ地域差もあり

圧倒的に数はすくないですが・・・・・。

 

そしてマンションの管理規約について。

 

マンションの管理規約というのは

建物の区分所有等に関する法律

によって定められているものであり、

たとえ占有部内のことであっても

絶対に守らなければならず、

違反した際には

是正の勧告・指示を受けることになります。

 

管理規約はマンションによって

項目も内容も異なりますが、

そもそもペット飼育の可否があり、

可の物件であってもそこからさらに、

先にも書いたように

ペットの種類や体長・体重、

頭数制限、

過ごしてもよい場所の制限、

予防接種・健康診断受診義務、

飼育世帯への

追加管理費などがあるため、

内容をしっかりと

確認する必要があります。

 

また、新しくペットが

家族になったから

カーペットからフローリングにしたい、

足洗い場を新たに設けたい、

などの場合にも、

床材変更の禁止や、

遮音性能に関する制限、

水回り設備機器の

新設や移動に関して制限、

もしくは禁止される場合があります。

 

工事によって

水漏れの可能性が高まったり、

床材変更により

騒音トラブルが発生する場合には

マンション全体の資産価値を

下げることにもつながるため、

管理規約のリノベーション工事に関する

決まりについても注意が必要です。

 

マンションは共有住宅(共同住宅)という

意味を併せ持つため、

購入した占有部内での

飼育に関する出来事であっても

規約や条件が

細かく設定されているため、

注意が必要です。

 

この記事が、

ペットを伴う家族の

マンション居住に

少しでも役に立つと嬉しく思います。

 

中古マンションの

住戸リノベーションや

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

暮らしを愉しむ空間となるように。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家とつなぐ店舗や事務所、例えば美容室やフラワーショップ、雑貨店にショールーム、飲食店やカフェ、中古車販売など、様々な事業形態があると思いますが、店舗併用住宅を考える設計デザインとコーディネート。

2023年09月01日 | 家 住まい 間取り プラン

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※鉄骨造(S造)中古車販売事務所+ショールーム兼用住宅

 

※鉄骨造(S造)中古車販売事務所+ショールーム兼用住宅

 

例えば住宅と店舗や事務所・・・工場などを

併用した建築計画。

 

店舗付きの住宅デザインを

成功させるために必要な考え方も

沢山あります。

※フラワーショップ(花屋・雑貨店)兼用住宅

 

※フラワーショップ(花屋・雑貨店)兼用住宅

 

計画する土地の事、沿線の事

人口やどのようなコンセプト、

店構え、サービスの提供の内容等。

※ゲストハウス(B&B)兼用住宅

 

※ゲストハウス(B&B)兼用住宅

 

 

気軽に立ち寄る事の出来る

見つけやすい店にするのか

それとも郊外で特徴のあるサービスを提供して

わざわざ訪れたい店にするのか?。

 

様々な営業形態があると思いますが

先ずは店舗併用住宅の前提について。

 

美容院や飲食店、

小規模な商店など店舗と住宅を

上手に組み合わせる事。

 

勿論「法律上」の規制も多く存在します。

 

舗付き住宅にすることで、

店舗部分は自分の店舗にするだけではなく

例えば・・・賃貸するなどして

家賃収入を得る方法もあります。

 

このように、

自分の店舗にするだけに限らず、

立地条件によって

店舗付き住宅にすることで

メリットがある場合があります。

 

店舗付き住宅を考える時に

大切なことはいくつかありますが、

 

店舗と住居が一緒になっている

店舗付き住宅では、

住宅デザインを進める上で

店舗と住居は別として

意識していくことが大切。

 

店舗と住居は、

デザインや施工方法などが違ってきます。

 

店舗と住宅デザインは、

建物自体は店舗と住宅が

一体化した空間となっています。

 

しかし、店舗と住宅では使い方、

考えが大きく異なります。

 

店舗には不特定多数の人が訪れ、

利用する空間。

 

住居は家族などが使う

プライベート空間となります。

 

店舗付き住宅を建てた場合、

店舗部分を賃貸物件とすることも可能ですが、

店舗付き住宅デザインを検討する

多くの方は

家族経営に近いスタイルで

自分たちが店舗を運営するケースが多いです。

 

店舗付き住宅デザインで大切なことは、

店舗と住宅部分をしっかりと分けて

考えたデザインにすることです。

 

店舗は、商売をする空間。

そのため、住居とは違う価値観、

方向性でデザインしていくことが

大切になります。

 

店舗をデザインする際は

住宅デザインとは違い、

店舗をお客さん目線で、

お客さんのための空間にすることが

成功への近道です。

 

勿論「経営側」から見て

再現性もある状態で

使い勝手が良いことが条件になります。

 

お店のコンセプトなどに沿った

店舗デザインを考えつつ

住宅部分の空間をデザインする時は、

心と体が休まる空間になるようにすることが大切です。

 

住宅は、

自分たちが自由に寛げることのできる

空間としたデザインに。

 

しかし、店舗付き住宅デザインを考える場合、

さまざまな事情によって

十分なスペースを確保することが

難しい場合もあります。

 

このような時は、

生活のための間取りではなく、

どのような生活をしたいかという

理想の生活を

優先したデザインにすることが

大切になります。

 

店舗付き住宅の

メリットとデメリットについて・・・・・。

 

店舗付き住宅デザインでは、

店舗と住宅スペースに対する

デザインの考え方が違うことが

分かると思いますが、

店舗部分は、

店舗の業態によっても

デザインが異なってきます。

 

しかし、

外の道路から店舗内が

良く見えるようにデザインする、

店舗のコンセプトにあった

空間デザインにするなど

住宅とはデザインの異質にするべきところでもあります。

 

この店舗デザインとの違い、

住宅部分は騒音やプライバシーに

配慮することが求められます。

 

窓の大きさに配慮する事もそう、

光を取り入れ、

外からの目線を遮るなど、

さまざまな工夫が必要になります。

 

また、費用面でも

店舗付き住宅にすることで

メリットを得られる場合があります。

 

例えば、

建築費用の一部を店舗の経費とできる。

固定資産税や都市計画税など

税率軽減がある。

 

相続予定の土地に

店舗付き住宅が建っている場合には、

特例措置が適用されることによって

相続対策にも

有効などと多くのメリットがあります。

 

店舗付き住宅には

多くのメリットがありそうですが

店舗付き住宅としての

設備投資や

内装が住宅部分と比較すると

割高になります。

 

このことから、

店舗付き住宅のリスクは

考え方によっては

大きなものとなります。

 

店舗付き住宅を考えるときは、

メリットばかり考えるのではなく

それぞれの店舗経営に関しての

リスクや将来も含めて考えることが大切。

 

家族経営の店舗を運営する場合は、

店舗付き住宅は

大きなメリットがあります。

 

しかし、

初期投資などに関しては

一般の住宅と比べると費用がかかることもあるため、

それがデメリットになる場合もあります。

 

店舗付きの住宅デザインを検討する際は、

商売との関連性も

どこまで考えておくべきか

検討要素は住宅の「それら」とは異なります。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

事業としての併用部分の考え方も

マーケットを理解するところからの

コーディネートが大切。

 

そんな事業兼用の

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
----------------------------------------------
やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
----------------------------------------------

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする