大仁田議員、来年2月知事選出馬へ 地元・長崎でファイヤー スポーツ報知(2005年12月22日08時15分)
自民党の大仁田厚参院議員(48)が、生まれ故郷の長崎県知事選(来年2月5日投開票)への出馬を検討していることが21日、わかった。大仁田氏は22日に行われる立候補予定者の説明会に秘書を派遣する。同知事選では、すでに現職ら3人が出馬を表明しているが、大仁田氏の“参戦”で大混乱は必至だ。先の郵政法案の採決では「反対票を投じる」やら「解散なら離党」などとブチあげながらすべて回避。今回の出馬が不発に終われば、涙のカリスマの信用も地に落ちることになる。
立候補予定者説明会に秘書を派遣
数々の言行不一致で周囲を混乱させてきた大仁田氏が、今度こそ本気になった。22日に行われる長崎県知事選立候補予定者の説明会に秘書を派遣、一気に参戦モードに突入する。事務所関係者によると、大仁田氏は出馬に前向きな姿勢を示しており、それなりの勝算もあるという。
大仁田氏は中学卒業まで長崎市で過ごしてきた。議員になってからも定期的に地元に戻り活動している。先月5日には佐世保市で青少年を対象とした「夢・応援プロジェクト」で講演、同月18日には長崎市内で「燃え尽きるまで生きてみろ!」とのお題で講演を行うなど、故郷への思い入れは強い。
「『長崎市民から県知事を出したい』という声があります。1か月に1回のペースで地元の若手と会合を開いてきました。そうした人たちの中からも出馬依頼がありました」と大仁田氏の事務所は地元からのラブコールを強調した。
しかし唐突な知事選出馬の背景には、もう一つの理由が見え隠れする。自民党に対する揺さぶりだ。大仁田氏を取り巻く党内環境は非常に厳しい。杉村太蔵議員の教育係に名乗りをあげたときも、党の協力や同僚議員からの共感をまったく得られず孤立。07年に行われる参院選で再び公認を得られるのかどうかも微妙な状況だ。武部勤幹事長への八つ当たり気味の罵倒(ばとう)がどんな結果を招くのか。いくら先行きを読まない大仁田氏でも、十分に理解出来ているはずだ。
知事選について、大仁田氏は「ノーコメント」と不敵に笑った。事務所によると「タイゾーに応援にきてもらいたいな」と、ありえない願望をつぶやくなど、やる気満々な様子だという。もちろん太蔵氏は、自民推薦の候補のもとに応援にかけつける可能性が高く、場合によっては街頭で大仁田氏と直接対決することもありそうだ。
大仁田厚参議院議員に教育係をつけなかったのは、自民党の責任になるのではないでしょうか。
地元長崎県知事選挙への出馬により、比例区選出の大仁田厚議員の議席は次の候補者となりますので、国会にとってはその出馬を止める理由は何もありません。
長崎県民の良識ある判断に期待をするだけです。
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