L-20lonesomelife

単身赴任生活が終わり、定年。でも生活できないから、、どうしよう。。

死の意味

2022-09-17 17:23:50 | メンタル

思い出したくない記憶が甦り、突然に大きな声で遮る行為をしてしまうことがあります。
トラウマかもしれません。
蘇った記憶、心を奥深いどん底に急降下させてしまう記憶があります。
年齢とともに随分多く、年々増加しています。
もう嫌だ、と強く感じます。
それと同時に身体的な不具合も増加して、自らが望まない行動、動作をしていることが増えてきました。
ボケとか痴呆症とか、色々な言い方をしていますが、もっと日常的な行為から増加しています。
気がつけば「何故こんな事をしているのか?」と思える行為をしています。
気がついた段階では不可思議な行為なのですが、その行為をしてる間は自分の脳の中では正しい論理に沿って行動をしていたという漠然とした記憶だけがあります。
でも、後で意識すると「それは違うよな」と考えられるのです。
暫くするとまた違う意識になります。
印象論で言うと、人の意識は随時変化していますから、ある程度は誰でもある事なのでしょう。
それが歳と共に経験知が増えて、記憶と共に混乱し始めます。
同時に良い記憶が増加すれば良いのでしょうけれど、悪い記憶が増えるのです。
危機管理能力の高い証拠だよ、とも言えるかもしれません。
しかし、それだけでは生き苦しい。
もうこれ以上増え欲しくない。
だから世間を避けるようになります。
世間を避けて森の中に引きこもれれば良いのですが、現代社会は都市化とともに鶏小屋のような住処だけを増やして国中、いや世界中に埋め尽くしていきました。

私は機械の身体になりたいとも考えていました。
でも、意識や記憶が私である以上は、今の苦しい記憶が残ります。
苦しい世界。いや、苦しいだけの世界。それをもって「地獄」と呼ぶのかもしれません。
生まれた頃、若い頃はこの世は天国。
そして段々と成長するに従ってそれが地獄に移り変わっていくような気がします。

命の全うとは天国と地獄の制覇。
そういうふうに考えたら、そうかもなとも思います。
お坊さんがいくら拝んでも、天国だけでは成り立たないのがこの世。
みんな「では、どうしたら良いんだ!」と問い、答えは「だから死というものがある」
上があれば下がある。
始まりがあれば終わりがある。

摂理という。
死なない生命は無い。
ただ、動物の持つ命の多くはアポトーシス(自然死)を持ちます。
それは時間と共に自ら死を選ぶ行為。
大腸菌などは自らの死を持たないそうです。
言うなれば、殺されない限りは増加のみを生態系とする命だそうです。
もし、人がそうだったら、苦しみながら永遠に生き続けることになる。
結論、「この世は地獄」だけで終わるのでしょう。

それは嫌です。
歳をとって、だんだんと生きるだけで苦しくなる。
だから「老衰」でイイ、と、そうなるのでしょうね。
「大往生」っていう言葉はまさに名言だと感じます。

エリザベス女王は96歳で逝きました。
私の母親は今94歳です。
まだまだだとは思いますが、生きてて苦しい、とは言いません。
それは子や孫などとの交流があるから考える事が他にあるから、生きてる理由を持てるからでしょうね。

私には生きてる理由がありません。
ていうか、う~ん、理由を思い浮かびません。
今まで、生まれてから冒険や挑戦をある程度はしました。
ああ、面白かった、という場面もありました。
今、今後はそういう場面を想像できそうにないです。
仮に、強いていえば、もう少し健康でいたい。
でも、健康は年齢とともに消えていきます。
仮に200歳まで生きたとして、その時、健康と言えるのか。
おそらく無理やりに心臓を動かしてるだけでしょうし、苦しさは半端なく苦しい、そんな気がします。

人の身体の活動期は約50歳くらいでは無いのでしょうか。
女性は種の保存の役目があるからそれ以降も生きてる理由がありそうです。
男性はほぼ言い切る理由を使い切っていると思います。
私の年齢ならば、言い切るなら、生きる目的を使い切った、という事になりそうです。

まぁ、それ以降も、したい事があるからまだまだ楽しく生きるんだ、という人の意見を読んだり聞いたりします。
でも、それもなんだか無理に探してきて、そう言ってる気もします。

とりあえず、生きたら死ぬ。
ただそれだけ。
それ以上を考えて苦しむのはやめよう。
そう考えたら、考えなくていい方法を探したくなる。
そこで行き着くのが無心でお経をあげる、ということになったのが仏教の到達点なのでしょうね。

ヨガや瞑想なども似た意味を感じますが。
それでも、やはり煩悩というのか、意識の中で蠢く苦しみ。
そろそろそれも要らない気持ちが強くなってます。
身体の不自由が増える毎に思います。

死の意味を思うたびに強く感じてるのは、やはり健康。
特に身体的な健康が重要ですなぁ。
不健康な身体は精神的にも疲弊させる。
それは生命の終わりを想像し感じるほど強まります。

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