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健康寿命があと4年

健康は既にほぼ消滅したし、あちこちで不具合があります。

高次元的な暮らし

2025-07-11 05:55:57 | エッセイ
暮らしの中の時間が非常に早くなっている。
老人になってよくわかる。

若い頃は複雑で難しい事を好んでやっていた。
まるで高次元のゲーム機を扱うようにである。
今やゲームの世界大会のように目にも止まらない速さで物事を操作するのが現代社会の普通になってきつつあると感じる。

暮らしの中でも同様だ。
車の運転でも割り込みもとても早い動きをする。
ウインカーを付けたが、その瞬間に割り込んでる。
割り込み自体がどうこうよりもそのスピードが早すぎる。
一体何が起こったか、と思うくらいだ。
クロマの制限速度は従来のままだし、右折左折のウインカーは3秒前に出さないといけない。
しかし、問題を増やすきっかけは車の量だ。
非常に増えすぎた車の数が渋滞を巻き起こす。
日常に戻すと、それは日常の情報量に置き換わる。
あまりに増えすぎた情報量を扱うには素早い操作機器が必要だ。
従ってコンピューターの能力は格段に伸びた。
革命的に高度になった。
そこで追随する問題が、それを扱う人間のスピードだ。

人がコンピューターの進化と共にそのスピードを上げなければならない。
それが今の時代の暮らしだ。

その一方で老人は増える。
老人は身体の能力が落ちる。
つまりスピードが遅くなる。
遅くなったスピードの一部分を機械が補ってくれる。
しかし一部分は一部分でしかない。
全体的なスピードは猛烈に早くなっている。

車で言えば、ウインカーは3秒前に出して、右折左折は一瞬で行う。
そんなズレが次々に繰り返される。
一瞬早く、一瞬遅く。
そういう行為も合わせて一瞬で過ぎる。
結果は
「いったい何が起こった?」
というような時間を過ごす。

コンピューターのスピードがデフォルトだから、それに合わせられないと世間の時間についていけない。
ついていけないけれど、その暮らしに老人が大量に紛れ込む。
お互いに衝突が起きる。

つまり事故だ。

昨今の老人の事故の、そもそもの発生要因はそこら辺から考え直さないと解決策は見出せない気がする。
サーキットの車に100歳オーバーの爺さんが乗って300キロでサーキットのコーナーを攻めながら走るようなもの。
扱えない高度な機器を扱えない老人が扱う。
それには無理がある。
無理は無理。

現代社会の異変はそういうあたりにある。
結果、気狂いのような人がアメリカ大統領にもなる。
猛獣のような生き物がロシアのトップになる。
そういう時代になっている。

一般庶民にはどうしようもない事だ。
そしてそれは過去から続く歴史を紐解くと同様の事が繰り返されてきている。
ただし、今までは扱う機会、武器がまだ幼かった。
というか狂気の度合いが低かった。
しかしここまで高度になれば、多くの人の声にあるように地球全部を一瞬で崩壊させられるレベルのものになった。

まさにサーキットでヨボヨボの老人が300キロオーバーでデッドヒートしてる。
今、実際にそうなっている。
いずれ事故ることは誰の目にも明らかに映るだろう。
操作ミスは必ず起きるから。
それが人の歴史に記載され続けてる。

ホモサピエンス全集は読んでない。
しかし、おそらく最後に記載されるか、あるいは記載されてるか?
その言葉は「最終的な終焉の瞬間」なのだろう。
そこにある時計は大晦日の23時59分59秒を既に通過してるらしい。
限りなく00時に近い、その瞬間。
星が消えねば何かしらの螺旋構造が続くのか。
おそらく人類は知ることはないと感じる。

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