ずーみんのはがき絵七十二候

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第72侯 鶏始乳

2022-01-30 10:03:27 | デザイン書芸

 七十二侯中第七十二侯、「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」は1月30日から2月3日にあたります。

 

 

 鶏の語源はおそらく庭+鳥だと思います。庭で飼われている鶏が春の兆しを感じて交尾し、鳥小屋に入って卵を産む、そんな時候の言葉です。

 二十四節季でいう立春がそこまで近づいています。寒さは厳しいですが、日が長くなってきたのを感じます。職場から帰路につくとき、なかなか定時退勤とはいきませんが、外がまだ明るいうちに退勤できる日が増えてきています。これはちょっとうれしいです。

 動植物は、人間が感じ取ることのできないような季節の移ろいを感じ取っているのでしょう。夜明けを告げることで古来より神聖視されてきた鶏は、来るべき春の訪れを告げるのにもふさわしいと言えるかもしれません。

 

 「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」は七十二侯の最後にあたり、次は第一侯の「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」に戻るのですが、このブログは第四十三侯「草露白(くさのつゆしろし)」から始まっていますので、一周するのはまだまだ先です。


椿

2022-01-27 23:28:56 | 日記

 木へんに春と書いて椿です。俳句でも春の季語となっています。冬のうちから咲く椿を詠むときは、冬椿(ふゆつばき)、寒椿(かんつばき)と言う必要があります。

 私は椿と言えば冬の花というイメージです。

 

 

 雪に閉ざされて冬を過ごす地域と違って、雪が少ない大阪では、冬場でも家の周りを歩けば、花が咲いているのに出会うことができます。

 

 

 「冬でも歩けば花と会うことができます」とハングルで書きました。


第71侯 水沢腹堅

2022-01-25 01:54:15 | デザイン書芸

 七十二侯中第七十一侯「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」は1月25日から1月29日にあたります。

 

 

 「水沢腹堅」という漢字をデザインして書いてみました。川を流れる水が凍るほど冷たいという意味を持つ時候です。朝の歯磨きをするときの水でさえも、すごく冷たいと感じるのに、沢の水はいかばかりかと思われます。

 一年のうちでも最も冷えを感じる厳しい時期でありますが、日が暮れるのが少しずつ遅くなっているのも感じるこの頃です。早春の訪れをわずかずつでも感じながら、できれば冬を楽しみながら過ごしたいものですね。


鍋の中身は・・・

2022-01-22 23:50:58 | 日記

 我が家の土鍋を描きました。

 

 

 ハングルで「鍋の中身は何だろう?」と書き添えました。今宵の我が家はキムチ鍋だったのですが、果たしてこの鍋には何が煮えているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 ふたを取ってみました。キノコ類とサケの切り身が目を引きますね。どうやら石狩鍋のようです。ハングルで「春を待ちつつも冬を楽しむ」と書き添えてあります。


第70侯 款冬華

2022-01-19 19:12:09 | デザイン書芸

 厳しい寒さの中、フキノトウが芽を出すという時候です。雪解けの初めごろに芽を出すフキノトウは春を象徴する山菜といえるかもしれません。田の畔などに見つけると、春の訪れが感じられてうれしいものですね。

 七十二侯中第七十侯「款冬華(ふきのとうはなさく)」は1月20日から1月24日にあたります。

 

 

 「款冬華」という字をデザインして書いてみました。

 フキノトウは山菜ですから食べるのも大きな楽しみです。天ぷらが最も一般的でしょうか。あくや苦みが強いので、低めの温度で天ぷらに揚げると苦みが少なくおいしく食べられます。ほろ苦さを生かした「ふきのとう味噌」もおいしいものです。ものすごく濃い味噌汁を作って、水分を飛ばす感じにすると上手に作れます。