一年で最も寒いとされるこの時期ですが、寒さが極まるということは、これから暖かさに向かうのだという予兆というか、期待感のようなものが込められた言葉であると言えます。地中で凍っていた泉が動き始めるという時候です。
七十二侯中第六十八侯「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」は1月10日から1月14日までに当たります。
「水泉動」という文字をデザインしてかいてみました。春の予兆をどういったところに感じるか、というのは時により、人により変わるものでしょうが、何かしら春の訪れを予見されるような出来事があり、かすかなぬくもりを感じたりもするものです。これ以上寒くなることはないだろうという期待感も表している言葉のようです。