ずーみんのはがき絵七十二候

楽六題(その1)

 「風」や「月」といった文字をいろいろにデザインして書いたものを集めて並べてみると新たな発見があって面白く感じたので、今度は「楽」という字を並べてみます。「楽六題」です。

 「楽」を何と読みましょうか。「らく」と読めば「苦労しない」というような意味になりますし、「がく」と読めば音楽の調べなどを表します。「たの(しい)」と音読みすればそのような心情をあらわしますね。読み方によっても微妙にニュアンスが変わる文字です。

 デザインした文字ははがきに書いて、ある方に宛てて送ります。するとその方がご自分のブログにアップしてくださるという仕組みになっています。ずいぶん回りくどいようですが、書いた文字を一度投函して「旅をさせる」ことが面白く感じますのと、各地の郵便局に依頼して風景印を押印してもらうという楽しみもありまして、このようなことになっています。

 作品についている番号は文字を書いた順番です。投函して発表した順番と違っています。日付順に並んでいないところがあれば、そういう理由です。

 

 

 

 

 『楽1』 2019年3月

 「君がいて楽しい」

 

 

 

 

 

 『楽2』 2019年4月

 「君と一緒にゆっくり まったりした時間を過ごそう」

 

 

 

 

 

 『楽3』 2019年5月

 「楽しい話だけしたいのです」

 

 

 

 

 

 『楽4』 2019年5月

 「楽しむことは楽をすること」

 

 

 

 

 

 『楽5』 2019年5月

 「人生を楽しむことは達人の技です」

 

 

 

 

 

 『楽6』 2021年12月

 「私が学んだのは目的地ではなく 道を楽しむことです」

 

 

 

 同じような文字にならないように気を付けて書いたことを思い出します。筆や用紙、技法などを変えて色々試して書いています。『楽1』は紙をはみ出して書いてみました。

 「楽」ではなく「樂」という旧字体の方が面白くデザインできると考えて、1,2,3,4は「樂」、5,6は「楽」の字体を用いてデザインしています。

 「かすれ」や「墨はね」、「にじみ」、「墨抜け」などがあった方が「景色」になっていい感じになることが多いです。運筆の速度で線に表情が出ることが楽しいです。

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