ずーみんのはがき絵七十二候

雨六題(その1)

 

「風」や「月」といった文字をいろいろにデザインして書いたものを集めて並べてみると新たな発見があって面白く感じたので、今度は「雨」という字を並べてみます。

 デザインした文字ははがきに書いて、ある方に宛てて送ります。するとその方がご自分のブログにアップしてくださるという仕組みになっています。ずいぶん回りくどいようですが、書いた文字を一度投函して「旅をさせる」ことが面白く感じますのと、各地の郵便局に依頼して風景印を押印してもらうという楽しみもありまして、このようなことになっています。

 作品についている番号は文字を書いた順番です。投函して発表した順番と違っています。日付順に並んでいないのはそういうわけです。

 

 

 

 

 『雨1』 2021年11月

 「비에 젖어 슬픔에 젖어 눈물에 젖어・・・(雨に濡れ 悲しみに濡れ 涙に濡れ・・・)」

 (韓国歌謡「雨降る永東橋(ヨンドンギョ)」の歌詞の一部)

 

 

 

 

 

 『雨2』 2022年6月

 「비오는 날은 비를 듣는다.(雨の日は雨を聞く)」

 

 

 

 

 『雨3』 2022年7月

 「7월의 비가 내리는 날에・・・(7月の雨が降る日に・・・)」

 

 

 

 

 『雨4』 2022年8月

 「황순원의 소설 소나기는 산골 소년의 슬픈 사랑이야기입니다. (ファンスンウォンの小説「ソナギ」は、山あいのの少年の悲しい愛の物語です。)」

 

 

 

 

 

 『雨5』 2022年9月

 「좀더 있으라고 이슬비가 내리고,이젠 가라고 가랑비가 내린다.(もっといてねとイスルビが降り、もう行ってねとカランビが降る。)」

 

 

 

 

 

 『雨6』 2022年11月

 「11월의 비는 눈으로 바뀌고・・・(11月の雨は雪に変わり・・・)」

 

 

 

 同じような文字にならないように気を付けて書いたことを思い出します。筆や用紙、技法などを変えて色々試して書いています。そでれも『雨1』と『雨5』がちょっと似た感じになってしまいました。

 「かすれ」や「墨はね」、「にじみ」、「墨抜け」などがあった方が「景色」になっていい感じになることが多いです。運筆の速度で線に表情が出ることが楽しいです。

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