ずーみんのはがき絵七十二候

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れんこん

2021-09-30 19:26:23 | 日記

 レンコンは一年中手に入りますが、旬は秋から冬で、俳句でも秋の季語に分類されています。

 

 

 

 輪切りにしたレンコンを描きました。中心の穴の周囲に9個の穴があるのだと教えてもらったのですが、そうではないものもあるように思います。

 ハングルで「レンコンの穴から未来が見えます」と書き添えました。

 

 

 こちらは切る前のレンコンです。私の住む大阪府も、レンコンが採れるところではあるのですが、スーパーで買ってきたレンコンは茨城県産と書いてありました。全体にずいぶん丸い形のレンコンでした。いつも食べてるのはもっと細長いように思います。品種が違うのでしょうね。

 ハングルで「レンコンの穴から見える未来あり」と書き添えました。明るい未来が見えるといいのですが。


蕎麦の花咲くころ

2021-09-29 21:38:29 | 日記

 我が家のプランターでソバの花が満開です。

 

 

 小さい花ですが拡大して描きました。

 ハングルで「蕎麦の花咲くころ」と書き添えました。韓国の有名な小説のタイトルです。李孝石(イ・ヒョソク)が描く短編小説である「蕎麦の花咲くころ」は、アニメーションにもなっていて、私はそれでこの作品を知りました。

 各地を行商して歩く男たち、年齢のせいもあり、新しい商売をする商人にも押されて暮らし向きは芳しくありません。月夜の晩、男たちがした昔語りがきっかけとなり、彼らの運命の糸が思わぬ方向でつながり始める・・・

 ここではネタバレにならぬ程度に紹介しておきます。機会があればアニメでも小説でもご覧になっていただきたいと思います。


第47侯 蟄虫培戸

2021-09-28 02:03:53 | デザイン書芸

 七十二侯中第四十七侯「蟄虫培戸(すごもりむしとをとざす)」という字をデザインして書きました。

 「蟄虫培戸」は9月28日から10月2日までをさします。

 人間にとって、ようやく秋らしくなってきたかな、という気候で、冬の訪れなどはまだまだ遠いものですが、虫たちにとっては冬ごもりの支度を、と感じるようです。

 

 

 虫たちにとって最大の危機である冬をどのように越すかということは大問題です。昆虫はたまご→幼虫→さなぎ→成虫という変態をしますが、種によって冬越しの仕方が違っています。

 カマキリやバッタは卵を産んで成虫は死んでしまいます。卵で冬越しをする昆虫です。

 カブトムシやセミは幼虫で冬越しをします。どちらも土の中で寒さをしのぎます。セミは冬だけでなく何年も土の中で幼虫時代を過ごすことが知られています。

 モンシロチョウやアゲハはさなぎで冬を越します。エネルギー消費の少ない形で冬越しをするのは、食物を摂取できない冬を乗り切るのに合理的であると言えます。

 成虫の姿で冬越しをする昆虫もいます。ミツバチやテントウムシがそうです。巣の中で、あるいは木のうろで、石の裏などで身を寄せ合って過ごしています。テントウムシやカメムシなどがびっしりと集まっているのを見たことがありますが、もっと暖かいところがあるだろうに、と思いました。暖かすぎると体が活動を始めてしまい、エネルギーを消費してしまうのだそうです。わざとやや寒いところで過ごしているのも戦略なのですね。

 どこで、どういう形で冬を越すかを調べてみると、それぞれの昆虫の知恵が見えてくるような気がします。

 


ぶどう

2021-09-27 19:51:49 | 日記

 ブドウを描いたはがき絵を3点ご覧ください。

 

 

 いいのかな?と思ってしまいます。何がって、ブドウの品種改良です。どんどん便利(?)になってきますね。種なしブドウを初めて食べた時にはずいぶん驚いたものですが・・・

 ところで、同じ品種で「種あり」と「種無し」を食べ比べたわけではないので、はっきりとはわかりませんが、どうも種ありの方が甘いような気がします。

 

 

 ハングルで「玉のようにコロコロしていて、味は甘酸っぱい」と書いたつもりです。

 

 

 デラウェアという品種のブドウを食べつくした後の食べかす(?)を描きました。おそらく誰も描かないだろうと思われる、このようなモチーフを見つけるとうれしくなってしまいます。

 ハングルで「食べる前に描け!」と書き添えました。


落葉(らくよう)きのこ(ハナイグチ)

2021-09-26 01:07:54 | 日記

 はがき絵に描いたのは「落葉(らくよう)きのこ」と呼ばれるキノコです。標準和名は「ハナイグチ」というそうですが、私はどちらも聞いたことがありませんでした。単に「ラクヨウ」とも呼ばれるぐらいにポピュラーなキノコだそうです。

 

 

 ただしそれは落葉キノコが生えるカラマツ林がたくさんある土地の人にとってです。関西人である私にとって、カラマツ林は決して身近なものではなく、したがって落葉キノコも北海道在住の知人から聞くまで知りませんでした。

 

 

 非常においしいキノコだそうで、「マツタケをしのぐ」と書いてあるサイトも見つけました。写真で見る限り、ナメコのようなぬめりがあるようです。食感も楽しめそうなキノコですね。

 

 

 出始めの幼菌も、この絵のような成菌も、大変おいしくいただけるそうです。傘の裏の黄色が鮮やかな内がおいしいらしいです。傘が反り返ってしまうとダメだと聞きました。
 キノコを採取するときに、例えばスーパーのレジ袋なんかに入れて持つのはご法度で、収穫してからも胞子が飛び散って地面に落ちるように、ざるやかごなどで持ち運ぶのがよいそうです。その際に、キノコとキノコの間に、落ち葉などを挟んで、キノコ同士がくっつかないようにすると、傘の裏の黄色が黒ずんだりするのを防げるそうです。

 

 

 ことに寒冷な気候である北海道ではたくさん採れるようで、たくさん採れる時期にはスーパーに出回って売られることもあるそうです。栽培できるキノコではないようですが、けっこう採れるみたいですね。
 食べてみたいですねえ・・・

 

(※北海道在住の知人によると最近は北海道でも取れなくなっているそうです。希少なキノコになってしまって、長らく口にしていないと聞きました。)