サムライ左近法務事務所の事件帳

本業の法律事件の他、考古学、歴史学、戦国山城等を、その実証から紹介します。

「行政書士法改正と業務拡大」

2008-08-01 15:46:45 | Weblog
昨日、長野県行政書士会館にて
行われた
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都立大名誉教授・法学博士である
兼子 仁先生の研修会に出席しました。

研修内容は
「行政書士法改正と業務拡大」
について。

先生には1/4ほど、信州人の血が流れて
いるとの事で、親近感も覚えました。
東大法学部卒。
弁護士資格を有しているにも係わらず
敢えて教鞭の道を進まれたようです。

研修はとても高度で難解であり、A4のプリント1枚半
に2時間に及ぶ凝縮された法文解釈と
呼べる内容でした。
主に
「聴聞」及び「代理」に関する
法文解釈、理解度、取り組み方等、
方向性としての業務拡大が期待できる
分野を予感しました。
ひとえに先輩行政書士諸兄の
積年に亘る努力の賜物と言えます。

行政書士に最も隣接する士業として
弁護士及び司法書士が挙げられます。
紛争事件に纏わる法律相談は
弁護士の領域と言われ、多くの士業は
ここで足踏み状態とされます。
行政書士業務で見る限りでは
弁護士業務と似ているのですが
「弁護士法第72条」の壁・
垣根は越えられません。

弁護士から見れば行政書士は
等閑視される存在。
これは紛れもない事実だと思います。

但し
ここ10年間における行政書士試験の
合格率は数パーセント。
運やまぐれなんかでは合格できないレベルの高い
難関資格度になっています。
私は、そうした優秀な仲間が、この難関を勝ち残り
そして開業している姿を見ています。

より”まちの法律家”行政書士として
困られているお客様の為に
精一杯のことをサポートしたい。
本心で思っている仲間も少なくありません。

兼子 仁先生は
法曹界にあって
一番「行政書士」を理解され
一番温かい目で指導にあたっている。

帰り際、私の心の中で
落ち込んでいた気持ちに
自然と勇気が湧いてくるのを
感じ取っていた。

まだまだ
修業が足りない似非「サムライ」を
自問自答しながら。


http://www.aoki-houmu.com/