両手ぶり体操とは経営コンサルタント・船井幸雄先生が「究極の健康法」として、広く紹介されている健康法です。
ここでは主として、雑誌 「安 心」・2006年11月号で特集されている記事から、両手ぶり体操の「やり方」とその「効果の要点」についてを紹介することとします。
まずは先生が勧めておられる「やり方」についてです。
やり方
1.バージョン1
・ 両足を肩幅くらいに広げて立ち、両手をだらりと
下げて力を抜く。
手のひらは、自然に内側にむける。
視線はまっすぐ前方を向く。
・ 両腕を同時にうしろにふり、その反動で前にふる
ようにする。うしろにふるときにやや力をいれる。
・ これを 200~400回(約5分~10分)程度
くり返す。
(「安心」2006年11月号p37・歯科医師、
健康科学博士・陰山泰成先生記)
2.バージョン2
・ 立った姿勢のまま、鳥の羽ばたきのように、
両手を左右にくり返し開く。
(船井幸雄先生が東洋医学健康研究所・玉木
志保美先生から教わったとのことです。
「安心」2006年11月号p34)
私は毎朝、両手ぶり体操の
バージョン1を300回、
バージョン2を100回、
その後で、腹式呼吸を10回行います。
効果の要点
その効果については、免疫学の権威者で新潟大学大学院の安保徹教授と、高輪クリニック理事長の陰山泰成健康科学博士が前記の雑誌「安心」で詳しく述べられていますが、その要点は次の通りです。
安保徹教授は、次のような効果があると述べられています。
1.背すじが伸び、体のバランスを整え、
姿勢がよくなる。
2.自律神経の働きが正常になり、
免疫力(自己治癒力)も高くなる。
3.足腰を安定させ、体の中心あたりにある丹田を
鍛える。
(両手を前に振り出すとき、体が前に出ようとする、このとき腰の裏側にあたる仙骨一帯が押されて、グッと中に入る。体がまっすぐに戻るのにあわせて、仙骨一帯も戻る。この動きの繰り返しによって、足腰を安定させ、体の中心にあたる丹田あたりが鍛えられる。)
4.疲れにくい体質になる。
(背骨が伸び、足腰が安定することによって、
自然と力みが抜ける。)
5.足腰の老化を改善する。
(背骨が伸び、足腰が安定すると背中が
丸くならない。)
6.体の敏捷性を養う。
(両手ぶり体操が、体をふったり、ゆすったりする
運動であることによる。)
7.副交感神経の働きが活発になることにより、
ガン細胞を消滅させる。
(健康な人の体内でも、毎日100万個ほどの
ガン細胞が生まれているとのこと。)
更に、陰山泰成博士は次の効果があるとあると述べておられます。
8.姿勢がよくなり、背骨の中を通っている自律神経の
働きを整える。
(自律神経は心臓や消化器、泌尿器系など、体の各器官の働きに関与しているので、この働きが良くなると、肩こり、腰痛、不整脈、胃腸の不快感など、自律神経に由来する諸症状は早期に改善されやすくなる。)
9.心が落ち着く。
(自律神経の一つである副交感神経の働きが
活発になることによる。)
更に、私にとっては次のような効果もあります。
10.日常生活の中で、背筋を伸ばし姿勢を正しなおす
機会が多くなった。
(例えば、パソコンに熱中し過ぎて姿勢が悪くなって
いることに気づいたときなどには、仙骨に意識を
注いで背すじを伸ばす。)
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