旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

東廻海運と利根川東遷、そして船

2019-02-05 10:58:26 | 水の道逍遥
何気なく全国の運河情報をインターネットで見ていたら、『千葉が誇る日本一』というものに『日本初の西洋式運河 利根運河』(所在:千葉県流山市)があった。
これは、京葉銀行が紹介している。

この運河については、「利根川と江戸川を8.5kmで結んだ川の道。利根運河は日本初の西洋式運河!」とあった。オランダ人技師ムルデルが設計・現場監督を行い、明治23年(1890年)に完成している。





宮城県の北上運河(北上川~鳴瀬川を連結 13.85km)は、オランダ人技師ファン・ドールン設計による国際貿易港『野蒜』築港に併せて明治11~14年(1878~1881)に開削されている。

 ※詳細はこちらをご覧ください ⇒ 北上・東名運河 と 野蒜築港跡 石井閘門


どちらの運河が日本最初の西洋式運河かは別の事として、これをきっかけに利根運河に興味を持ち、昨年末から仙台藩等の江戸廻米ルート、利根川舟運などの資料を読みあさってきた。

これら資料のほとんどが、我が家から徒歩5分の所にある世田谷区鎌田図書館を通じて借り受けできた。
すぐ近所に図書館等があり、利用者登録を済ませると他の図書館のものを含め、かなりの資料を目にすることができる。
図書館情報ネットワークのありがたさをまさに実感している。

自分なりに満足できる“まとめ”まで行けるかどうか自信はないが、焦らずコツコツ努力していこうと思っている。

<整理したいと考えているテーマ>
1.仙台藩を含めた東北諸藩の江戸廻米ルートの変遷:①那珂湊、②銚子、③江戸直送といった三段階発展説の妥当性の有無
2.北上川~太平洋~利根川などの舟運に利用された船
3.仙台藩の御蔵屋敷と仙台堀





(国交通省関東地方整備局利根川上流河川事務所作成のパンフを合成)




(船の科学館発行の『船鑑』表紙)

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