座間洋らんセンター専務の小部屋

座間洋らんセンターの専務が洋らんやお花たちに囲まれて巻き起こる出来事を徒然なるままに書き綴ります。

世界らん展ウラ話

2022-04-05 02:03:00 | 日記
『3000輪』

東京ドーム・プリズムホールで行われた世界らん展2022の裏話。

今回、主催展示が行われて、4社が施工を行いました。 表には出ていませんが、座間洋らんセンターの花達もその内の2社さんに使っていただき、世界らん展を彩りました。

その花数、約3000輪。

年度末で全国的な品薄感のあった胡蝶蘭を、これでもか!というくらい東京ドームへお送りしました。

結果、蘭の谷「オーキッドバレー」のテーマ通り、蘭展ならではのダイナミックなディスプレイ展示に飾りつけしていただきました。

出来る事なら、もうやりたくない、、、と思うくらい大変でしたが、縁の下の力持ちとして、世界らん展開催に大きく貢献できたかな?と思います。













NHKさんに取り上げていただきました!

2022-04-03 02:26:00 | 日記
NHKBSプレミアムの世界らん展特番に取材、紹介いただきました!

元々は昨年の日本大賞受賞者として、秘密に迫るだったようなのですが、気がつくと今年の出品挑戦への密着になりました。

無事に世界らん展も終わったのですが、搬出日の会場で多くの方に声をかけていただき、恥ずかしいやら嬉しいんやら。

多くの方に洋蘭の花に興味を持ってもらえる機会となったのであれば嬉しい限りです。










優良賞

2022-03-27 00:41:00 | 日記
花市場では洋蘭の年度末戦線 真っ只中!!

そんな最中に出荷作業の手を止めて、今年もこっそりと夢とロマンを追いかけて、、、

東京ドームプリズムホールで開催中の世界らん展2022で、座間洋らんセンター出品の

Pectabenaria  Wow's White Fairies
‘The Premium White'

が、優良賞(全体第三位)をいただきました。

歴代の座間洋らんセンターの作品からすると小ぶりに見えますが、約10年間栽培をした超大作です。

審査の講評で、初めて見た との高い評価をもらい、人々を驚かすような蘭を咲かせたい!という私の人生目標を一歩叶える事が出来たかな?

世界らん展に挑戦できるのは、沢山の方に支えていただいての事で、本当に感謝でいっぱいです。

本来この花は大型蘭展が開催されない夏〜秋に咲く花で、開花調整技術を応用して、真逆の3月に咲きました。

東京農台車の恩師 樋口先生・雨木先生の研究チームが名古屋蘭展の学術コンペで優勝した事から東京農大花き研、そして今の花き懇話会のシンボルマークとなったサギソウ。

それ同じ属の交配種である事から、先人達が解明したサギソウの開花調整技術のノウハウを応用して世界らん展への開花に挑戦!

結果、たまたま?なのか 上手くいった?のか、後半は追っかけましたが、無事タイミングを合わせられられました。

今までの地生蘭のボロボロの失敗経験が、ちょっと報われました。

洋蘭への挑戦には終わりがありませんが、これからもより一層努力しないと思う世界らん展でした。

追伸・いつも大変お世話になってる千葉県柏市の花武・荒木さんの作品が最優秀賞を獲得され、読売新聞の全国面にツーショットで飾れた事は、一生の記念になりました。

荒木さん!おめでとうございます!












「ユキ」ちゃん

2022-03-24 01:23:00 | 日記



デンドロビウムの原種なのですが、、、

今年もまた開花調整に失敗しました、、、

何にって?もちろん東京ドーム・プリズムホールで開催される世界らん展です。

昨年の日本大賞受賞者として、NHKさんから取材をお受けしていたのですが、、、

この花が凄い!とか言って取材いただいていたのですが、、、

失敗しました。

関係者の皆様、ごめんなさい。

何より精一杯咲こうとした、このデンドロビウム「ユキ」ちゃん、本当にごめんなさい。

君の美しさや気品の高さ、何より人を惹きつける魅力的なフォルムと雰囲気。

君の魅力を引き出しきれず、何より発表出来ず多くの人に見てもらう事ができないで。

いつかきっと、私の想いが「ユキ」ちゃんに届くように。

「ユキ」ちゃんの素晴らしさが世界中の人々に感じてもらえるように、明日からまた頑張ります。

専務の失敗ストーリーは、今週末の3/27(日)NHK・BSプレミアムで11時から放送予定の「世界らん展特番」で紹介いただく予定です。

専務の蘭にかける情熱と、大失敗ぶりを是非ご覧ください!


ヒヤシンスオーキッド

2022-03-22 06:34:00 | 日記




『ヒヤシンス・オーキッド』=紫蘭

英名・Hyacinth orchid
学名・Bletilla striata
和名・紫蘭(シラン)

とある企画で、

「加藤さん、ヒヤシンスの蘭ありますか?」

との質問に、

内心「マジか」と思いつつ、調べてみると、、、

ありました。

シランの事でした。

シランの英名がヒヤシンスオーキッド。

業界の先輩達や、JOGAの方々に聞いても知らなかった事実でした。

日本・台湾・中国に自生する日当りと排水の良い所を好む地生蘭で、栽培は土を使用し、5〜6月頃に咲くのが一般的です。

そんな5〜6月に咲く蘭を

「3月21日までに咲かせられないか??」

しかも1ヶ月前の依頼。

イヤイヤ絶対無理でしょ、と思いつつも全力投球で、開花はしませんでしたが格好はつきました。

偽球茎(球根のようなモノ)は漢方薬として使われる事もありますが、準絶滅危惧種(NT)に指定されています。

栽培は簡単で、土の表面が乾いたら水をたっぷりあげてください。

当たり前と思っていたシランについて沢山勉強した専務でした。