暇つぶしひつまぶし

四方八方に興味が伸びる一貫性の無いだらだら日記。
ブームは日々移り変わります。

真実を求めて(ビデオのタイトル)

2005年07月19日 | 日常のこと。
先日記事にもした検察審査会説明会に参加してきました。
私なんかは候補者でもないのに興味津々で参加したのですが、
現段階で候補に選ばれている人が400人程度だそうで、
しかし実際に説明会に参加していたのは50人程度。
そのうち、私のように付き添いで来ている人もいたので実質その内3分の2程度の人が候補者で参加していた人ってことでしょうか。

う~む。まあ平日だしね。

母なんかは「みんな不安じゃないのかな?」なんて不安そうな顔で言ってましたけど。そもそも殆どの人が「自分はどうせ選ばれないから」とか思ってるからこんなに参加者が少ないんじゃないの?
所詮候補者ではないので気楽なものです。

あわよくば裁判員制度の情報も・・・
と思っていたら、頂いた書類の中に裁判院制度の書類も入ってました。
「検察審査会と裁判員制度は別物ですので説明はしません」
とはっきり言われちゃいましたけどね。
判決後(検察審査会)判決前(裁判員制度)
という大きな違いがあるんですね。


それより注目すべきはビデオ上映ですよ。

80年代の香り漂うファッションと髪型のOLのおねいさん(同い年)が主人公。
前髪なんてばっちりセットして、仕事に燃えてるおねいさん。
「突然検察審査会なんて言われたって何ナノそれ!私は仕事が忙しいのよ!」
と、まあプリプリ怒ってるわけです。
で、他のメンバーも同じような感じでだらける人もあれば真面目な人もあり。
最初は全員一致で不起訴妥当になりそうだったところへ
一人疑問を投げかける人が!
「おいおいこっちは忙しいんだよ!」と怒り出すサラリーマン。
とんでもなくでかい携帯電話に電話が来たりするわけです。
(しかしその電話は奥さんからでメンバー軽く失笑。ついでに説明会会場も失笑)
最初は乗り気でなかった人たちも、隠されていた事実が露見してくるにつれて事件に没頭していくわけです。
(驚きは、証人、被害者家族、被疑者まで呼んでるところ。普通は呼ぶことはあまりないそうで)

なんだか検察審査会の説明というより刑事ドラマのおもむきだわ・・・

とか思っていたら、なんと主人公のおねいさん
友人との会話から事件の糸口を見つけ出し、
ついに証人の口を割らせることに成功!!

おまえはコナンか!?

最後はさわやかな感じでみんなで仲良く談笑しながら終わり。
「素敵な経験だったわ」とおねいさん。

しかしこのドラマ、一度不起訴になっているものを検察審査会で不起訴不当に持っていく話なのですが、観終わった後母と二人で
「ねえ、日本の警察ってそんなことも見逃したりするの?・・・不安だよね」
と、警察への不信感につながっていたのでちょっとどうかと思う。
実際に検察審査会で判決が覆ったケースも多いようでますますどうなんだろう。

でもよくできたドラマでした。
検察審査会に言えば貸してくれると思います。


まあ殆ど「12人の優しい日本人」と同じだし、こっちのほうが展開が二転三転して面白いのでこっちを観たほうが楽しめます。でも映画は「もし陪審員制度があったら」の仮定の話なのであしからず。
そもそも広報ビデオと比べるなって話ですね。


今後一生選ばれないという保障はないわけですからね。
勉強になりました。

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