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自己PRのPとRって何?

2016-01-25 | 仕事

自己PRが上手く書けません(言えません)どうすればいいのか・・・

こんな悩み、誰でも一度は味わったことはありませんか?

私の仕事の半分は、この悩みの解消だと言ってもいい位です。

「そもそも、自己PRの「PとR」とは、何の頭文字でしょうか?」

この質問に答えた人は、この6年間未だにただの一人もいません。本当の話しです。

皆さんはどうですか?(どうでしたか?)

多くの学生は、「えっつ、宣伝とか広報じゃないんですか?」と言います。(確かにそれは辞書に出ています)

中には「パーフェクト・リバティー」です!と自信満々に答えた人もいます。(勿論、そりゃPLやろ!!と言いましたが)

ではPRの「P」は?

しばらく沈黙ののち、プロフィール?プロデュース?プラン?・・・などと言います。

「ほ~っ。じゃあ、「R」は?」と聞くと・・・

う~ん・・・沈黙・・・沈黙・・・リーダー?レコード?!!

「はい、終了。」

今まで考えたこともなければ、聞かれたこともないという学生が多い事に未だにビックリできる、ありがたい職場です。

時間が十分にある学生には、次回までの宿題にすることもありますが、さすがに今どきの若者らしく、すぐに目の前でグーグル先生をお呼びになるので、たまりかねて「Public・Relation」のPとRですよ。と私が言うと・・・

はあっ????? あぁ~っという反応です。

Public(パブリック)は公の公的な・・・Relation(リレーション)は関係。つまり直訳すると「公的な関係」となります。

それが日本語の意味として宣伝や広報となる訳ですが、実は「公的な関係」という意味なので「皆の中の私」あるいは「世間にさらしてもいいと思う部分」「みんなも私も知っている側面」「普段見せている私の振舞い」「自分らしさ」・・・

こんな風に考えることもできるよ~と説明すると、大きくイメージが変わってくる学生が多いのも事実です。

実は、私がこの様なやりとりをするのは、大きく二つの意味があります。

一つは、質問の意味を理解(把握)するという意味です。

おそらく、ほぼ全ての就活生は、最初の段階では質問をちゃんと読んでいないし、聞いていないと、私は断言できます。

自分なりの解釈で、或いはイメージで質問を捉えています。

だから、的外れの答えを言ったり、答えが導けないのです。

小学生の頃から「質問をよく読んで答えなさい。」と言われたように、質問の意味を理解することは、基本中の基本のはずなのに・・・

(私もそうでしたが・・・)

自己PRとう質問を、「自分の良い所をアピールすることだ」と解釈したり、「自分の長所や短所のことかな?」とイメージしたり、様々です。

だから、あえて「自己PRのPとRの意味は?」などと聞きます。

そして、もう一つは「自分で考える」という癖を付けるという意味です。

これまた、ほぼ全ての就活生が、考えることと、探すことがごちゃ混ぜになっていると、私は観ています。

つまり、「考える⇒答えが見つかる⇒それだけが正しい」という方程式のようなタイプが増えてきているように感じます。

このパターンが決して悪いとは思いませんが、これは、宝のありかを探す事と同じです。だから常に「本物なのか?」「正しいのか?」という疑惑とお付き合いすることになり、落着かないのです。

考えても考えても、答えが出ない方が多い世の中で、就活に出て来る質問には必ず宝のような答えがあると、素直に思っている若者を愛して止まない私ですが、ここはひとつ親心で接し、あえて質問責めにしたりするのです。

日本の将来はどうなると思う?世界平和はやってくるのかな?あなたの未来はどんな世界にしたい?など、決して一つの正しい答えなどない質問を、何十も浴びせることもあります。(あくまでも親心です)

「考えても答えがでないなら、考えるのを止めよう。」というのも考えなければ導けないし、「考えずにいよう」と考えていなければならないのが人間(脳)の機能でもあるように、考えるという事は、決して答えを導くためだけにある機能ではないことに気付いて欲しいと、私は思っています。

では、最後にもう一つ質問です。

「自己PRは、就活では避けて通れません。」この言葉は正しいですか?

 

 

 

 

 

 

 


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