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自信は思い込みでいい

2020-06-12 | 仕事

自信は思い込みでいい。

アイフィールプリティー

2018年12月公開「アイ・フィール・プリティー!人生最高のハプニング」という映画をご覧になりましたか?

エイミー・シューマー演じる主人公のレネーは、ぽっちゃり系で自分に自信が持てない女性です。大手の高級コスメ会社の社員ではあるものの、彼女のいるオンライン部門は、華やかな美女たちがいる本社ではなく、チャイナタウンの地下の小部屋。そこで彼女は妄想と自堕落な毎日を送っていました。
ある日、一大決心をしてダイエットのためジムに通い始めましたが、トレーニング中にバイクから転落した時に頭を強打して失神。目が覚めると、なんとレネーは絶世の美女に変貌していのです。
しかし、それはレネーの幻想に過ぎず、実際は何も変わっていなかったのです。
しかし、その後レネーの幻想は確固たる思い込みとなり、自分は容姿端麗でイケてる女性だと信じ切るのです。
揺るぎない自信を持ったレネーは、本来彼女が持っていた才能を開花させ、瞬く間に周囲を巻き込みながら恋も仕事も成功するというストーリーです。

レネーはなぜ変われたのか

映画の中のレネーが「自分はイケてる!」と確信したのは、失神後に鏡に映った自分の容姿が、まさに理想そのものだったからです。
たとえそれが幻想でも、彼女にとっては真実となり自信とったのです。
「自分は美しい女性に生まれ変わった!」と確信したことで、レネーはその理想的な容姿にふさわしい、凛として自信あふれる言動をとるようになるのです。

つまり、「自信」がレネーの言動を変えたのです。
きっかけは確かに幻想です。しかし彼女は自信を持つことで、今まで内包していた欲求やアイデアを存分に発信して行動に変えてゆきます。
そして、最初は冷ややかな目を向けていた上司や同僚たちも、レネーの真っすぐで揺るぎない自信に、次第に魅了されるのです。

自信は思い込みでいい

確かにレネーは映画の中の登場人物の一人であり、実在しません。
しかし、この映画は、私たちに「自信は思い込みでいい」というメッセージを発してくれます。

よく考えてみれば、「自信」というものは、資格の様に試験に合格してもらうものでもなければ、運転免許の様に許可を得るものでもありません。文字通り「自分を信じる」ことです。
従って、自分勝手にただ思い込めばいいのです。
自分が好きだと思える自分を探して素直に認めることです。そして、周囲の人の声をよく聴いて、自分を誉めてくれたり、自分に感謝をしてくれたことを思い出してみれば良いのです。

自信を持てない人へ

ここまで読んでいただいた人の中には、「そうは言っても、現実に”思い込み”だけではね…」と思う人が多いと思います。
それに、「そう簡単に自信なんか持てない」と決めつけている人も多いと思います。

そんな方は、自分のことは後回しにして、周囲の人に自信を持ってもらう言動をお勧めします。
それは「人の良いところを誉めてあげること」と「親切にしてくれた人に感謝の言葉を伝える」ことです。
実際に言葉にするのは勇気が要るかもしれませんが、そんな時はせめて笑顔で応えてみましょう。
人の自信を引き出すお手伝いをすることで、あなたも自然に楽しくなると思います。
レネーの周りにも、そんな人がいたからこそ、現実に気づいた後も彼女の魅力は変わらず素敵な女性のままでいられたのです。

私は、皆がレネーの様に自信を持つべきだとまでは思っていませんが、せっかくなら自信を持つことに越したことはないと思っています。
ぜひ一度、この映画を観てほしいと思います。