Youth worker Support【未来を創る若者たちへ】

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シリーズ「知って得する就活法」その4:その時の出会い

2017-03-13 | 仕事

今回は、2回目の就活メモの中で触れた、人物の記録の意味と、出会いの大切さについて書きます。

就活が始まると、もの凄いスピードで多くの人に出会います。
合同説明会などその典型ですが、回った会社は覚えていても、いったい何人の人に挨拶したのか、どんな感じの人だったかなど覚えていられないのが当たり前です。

しかし、企業側の人間は違います。
説明会に参加する企業のほとんどは、出来るだけ多くの参加者に自社を印象付けたい、覚えて欲しいと思っています。
なので、ある人事歴の長い人などは、「毎年参加してくれた学生の顔を覚えるのも、私たちの仕事です。」
と言います。
もちろん、一人ひとりの名前、学校、顔の全てを記憶してる訳ではありません。
それだけ人を観ているという意味です。
人に関心を持ち「一緒に働きたい!」「この人に任せたい!」と思える人との出会いを求めているからこそ、覚えるほど真剣に人を観ているのです。

景気も回復基調がみられ人手不足が進んでいる中、学生にとっては追い風になるかもしれませんが、どんなに大きくて立派な会社でも、少人数で運営している会社でも、仕事をする人間次第で世間から必要とされなくなる厳しい時代には変わりありません。

しかも、人手が足りないほと忙しい現場に求められる人材ですから、実は要求度は高くなります。

そこで今後ますます重要度を増すのが、人に関心を持ち、人との関係性を築くことができる能力です。
その第一歩が、人物の記録と記憶です。

出会いは一期一会です。
その時の出会いが一生の宝になるかもしれません。
大切に記録し、覚えておきましょう。 

 


シリーズ「知って得する就活法」その3:スケジューリング

2017-03-05 | 仕事

就活がスタートし、既に大規模な合同企業説明会に参加した方も多いと思います。

実際に企業の方に接触すると、就活もリアルに感じられ、テンションも上がるものですが、スタートダッシュには”3月病”という大きな落とし穴もあるので、その辺りは約1年前に書いた「就活生の皆さん、3月病に要注意。」をお読みください。

さて、今回のテーマはスケジューリングですが、特に未だ応募先を明確に絞れていない人に向けた内容です。

一般論として、多くの学生は興味のある業界や企業の選考日程を軸に予定を組みます。

例えば金融業界に興味がある人なら、とりあえず大手である○○銀行と△△証券の選考日を優先して、空いていたら・・銀行を入れようという感じになりますが、多くの人は予定表にどんどん企業名が入って行き、おまけに面接練習などの時間も必要なので、気が付けば予定でびっしりとなります。

それは同じ業界内で地域によっては選考日が被らないようにしているケースがあるからです。

就活はもともと詰まりやすくなるように日程が組まれていると思った方が良いでしょう。

自分がどういう方向に進むべきかを悩んでいる学生ほど、多くの業界、職種、企業に応募する傾向が強いと言えます。

勿論、それ自体を非難するつもりはありませんが、多くの学生は予定の入れ過ぎによる「脳内フリーズ状態」に陥りるのも事実で、予定を沢山入れる事が就活の”やった感”を高めて行き、空白の日を埋めようとする傾向になり、淡々と過ぎる選考に準備不足のまま臨み、結果的には全て不調で終わるという事さえあります。

つまり、目的と手段がすり替わるのです。

そこで重要なのがスケジューリングです。

結論から言うと、自分を取り戻すためのリセット日(期間)を設けて欲しいということです。

実は、この行為には勇気が要りますが、忙しい中あえて空白の時間を作るのは身体を休めるという意味の他に「我に返る」あるいは「自分に向き合う」ことで、内在化している志望動機や自己PRを顕在化するという意味があるからです。

あえて何もしない方が、かえって頭がすっきりして考えがまとまりやすくなるということもあるので、空白時間を有効に使って就活の荒波に打ち勝って欲しいものです。

ただし、どうしても不安だという方は、よき相談者を得ることをお勧めします。