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アナログ

2017-09-27 21:21:55 | 日記
 取材から帰ると写真の整理に追われる。たしかにカメラを変えたので動きのある写真はよく撮れるようになった。まだ、望遠や広角レンズは使いこなせない。行きの新幹線から「されど、われらが日々」を再読し始めた。寝ぼけた頭ではこなしきれないが、なんとも四角い小説だ。何ページも読まないうちにギブアップした。少し時代はずれるがこんな価値観の中で生きていたのか と思うとそれだけで肩が凝る。しかし、私自身もくそまじめに考え、論じ合って生きてきたことも事実だ。150円?のコーヒーで何時間も語り合った。長い手紙もたくさん書いた。情報はアナログだから自分で探さないとなかなか手に入らなかった。本もよく読んだ。生きることに妥協が少なかった時代ではないだろうか。今とはちがう理由での自死もあった。あんな四角い世界で生きるのはつらかったよね、と自らを慰めた。落ちこぼれになるわけだと納得する。

 たけしが「アナログ」という小説を書いた。まだ読んでいないが、内容をTVの番組でたけしが話していた。そういうアナログな時代をすごしたものでないとわからない「マインド」と「ハート」がある気がする。「ハート」だけで生きれば、たちまち「ハート」は壊れる現代。「マインド」が優勢の時代なのかもしれない。昔より若者はより賢く生きている気がする。それはある意味でうらやましい。あんな四角い時代だから「ハート」で生きようとしたのだろうか。

 帰りの新幹線で「されど、われらが日々」を読み終えた。今、再読してよかったのかもしれない。いまある知恵があれば、もう少し生きやすかっただろう。時代は変わった。 今、「いとしき」もののために生きるには、純愛だけでは生きられないかもしれない。表面は「マインド」で深層は「ソウル」で生きているような気がする。

 
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